きのこアレルギーは存在する?原因や症状とは?対処法も紹介!

きのこアレルギーは存在する?原因や症状とは?対処法も紹介!

きのこアレルギーは存在する?原因や症状とは?対処法も紹介!

きのこ

 

食物アレルギーにはいろいろな種類がありますが、きのこを食べてアレルギー症状になるかたもいるようです。

 

私はあまり聞いたことがないのですが、私の知人でシイタケを食べて湿疹がでた人がいました。

 

 

その話を聞いて、きのこ好きの私は心配になりました。

 

なぜなら、健康を意識して、きのこを積極的に食べるようにしているからです。

 

 

そこで、今回はきのこアレルギーの原因や症状と対処法についてまとめてみました。


きのこアレルギーは存在するの?

 

食品衛生法では、アレルギーの原因となる「特定原材料」が決められていまして、それは、主に卵、小麦、 えび、かに、そば、落花生、乳となっています。

 

 

きのこはこの中には入っていませんが、実は、医療関係者の間では、きのこの胞子によるアレルギー症状が起こされることが古くから知られていたようです。

 

特に、シイタケ胞子によるアレルギー症状は、1960年頃から知られていたということですから驚きです。

 

 

しかし、食物アレルギーが大きな問題となっている今日では、マツタケやシメジ、マイタケなどのアレルギーの発症が報告されていますので、決して他人事ではなく見逃せないアレルギーのひとつと言えるでしょう。

きのこアレルギーの原因はなに?

 

それでは、きのこアレルギーの原因にはどのようなものがあるのでしょうか。

 

それは、大きく分けて2つあります。

 

ここでは、それらを簡単にご紹介いたします。

 

 

きのこアレルギーの原因1:ヒスタミン

 

きのこのアレルギーの原因のひとつに、「ヒスタミン」が考えられます。

 

ヒスタミン(histamine)は、生体に広く分布するアミンの一種で、ヒスチジンという物質から合成されて、普通は、肥満細胞や好塩基球などにあります。

 

 

これは、けがや毒素などで活性化されて、発赤やかゆみ、むくみや痛み、気管支収縮などのアレルギー症状を起こす原因物質で有名です。

 

ヒスタミンは、チーズ、肉類、魚類、エビやカニ、ピーナッツ、きのこ、果物など、微量ではありますが多くの食物に存在しています。

 

 

そして、人によっては、こうした微量のヒスタミンによってアレルギーの症状を引き起こします。

 

 

きのこアレルギーの原因2:カビ

 

きのこは、分類上はカビなどの仲間となっています。

 

カビは、アレルギーの原因の代表的なアレルゲン(アレルギーの原因)の一つです。

 

 

例えば、ハウスダストやアトピー性皮膚炎、気管支ぜんそくを持っている方の中には、「カンジダ」というカビの一種がアレルゲンである人がたくさんいます。

 

 

ですから、このカビのアレルギーを持っている方は、特にきのこにも注意が必要となるでしょう。

きのこアレルギーの症状とは?

では、きのこアレルギーの症状にはどのようなものがあるのでしょうか。

 

ここでは、参考として「きのこ栽培従事者がなったアレルギー症状」や食物アレルギーの一般的な症状の中からまとめてみました。

 

それは、次のようなものがあります。

 

  • 咳がでる
  • 喉や気管支の痛み
  • 喉がゼイゼイいうぜんそく様症状がでる
  • 目がかゆい
  • 鼻がむずかゆい
  • なみだが出る
  • まぶたに発疹がでる
  • 目が充血する
  • 鼻水が止まらない
  • 鼻の粘膜が腫れる
  • 鼻が詰まって呼吸が苦しい
  • 肌荒れやかゆみ、湿疹
  • 片頭痛
  • 腸の不調
  • 疲労感
  • 貧血
  • むくみ

 

などなど。

 

実にたくさんありますね。

 

 

しかし、これらの症状が重くなると注意しなければならないのが「アナフィラキシーショック」です。

 

特に、下痢や呼吸困難、意識障害や血圧低下などの症状がでた場合は、命の危険にさらされることもあるため注意が必要です。

きのこアレルギーの症状が出た時の対処法は?

医者

 

もし、きのこを食べて上記のような症状がでた場合は「きのこアレルギー」を疑いましょう。

 

そして、症状がひどい場合は、すぐに医療機関に相談してください。

 

 

その時に、次のことを記録しておくことをおススメします。

 

それは、

 

  1. 食べたきのこの種類
  2. 食べた時間
  3. 出た症状の様子(症状の種類と部位など)
  4. 症状が出た時間

 

などです。

 

 

この記録を医療機関に持っていくことで、医師も診断の助けになると思います。

 

また、なんらかのアレルギーをお持ちの方は、きのこを食べてアレルギー症状がでた場合、症状がひどくなる場合も考えられますので、ご自身のアレルギーの有無についてもしっかり伝えることが重要です。


まとめ

 

食物アレルギーの怖いところは、「ある日突然に出る」ということです。

 

きのこはとても体によいことは誰もがご承知の通りです。

 

 

ですが、だからと言っていつもいつも食べていると、アレルギーになる確率を高めかねません。

 

 

私が思うに、食物アレルギーを回避するためには、「同じものを食べ続けない」ことが大切と考えます。

 

なんでも、ほどほどの量をバランスよく食べるのが一番?の予防のような気がします。

 

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