さつまいもの収穫後の食べ頃はいつ?保存方法や、おすすめのレシピも紹介!

さつまいもの収穫後の食べ頃はいつ?保存方法や、おすすめのレシピも紹介!

さつまいもの収穫後の食べ頃はいつ?保存方法や、おすすめのレシピも紹介!

収穫後のさつまいも

 

秋になると、学校や、幼稚園等のお芋掘りで、さつまいもを持ち帰って来たり、家庭菜園のさつまいもが収穫の時期になったりと、さつまいもが手に入る機会が増えますよね。

 

 

市販のさつまいもとは違って、採れたての土の付いたままのさつまいもを目の前に、いつ食べるべきか、どう処理をするべきか困った経験がある方も、いらっしゃるのではないでしょうか?

 

 

今回は、さつまいもの収穫後の食べ頃や、保存方法、そしておすすめのレシピも紹介します。


さつまいもの収穫後の食べ頃は?

お芋掘りや、家庭菜園で収穫してきた、採れたてのさつまいもを食べたら、甘くなかったという経験はありませんか?

 

野菜は、採れたて、新鮮なものが一番美味しい!というイメージがありますよね。

 

 

でも、さつまいもは、収穫した直後よりも、少し時間を置いた方が、甘みが増して、美味しくなります。

 

 

さつまいものように、でんぷん質の多い農作物は、収穫から時間を置くと、「追熟」といって、でんぷんが糖分に変わり、甘みが強くなります。

 

 

一般的には、収穫してから、この追熟が程良く進んだ、2週間後頃からが、甘みが出てきて食べごろと言われています。

 

2週間ほど置いて、まだ甘みが足りないようでしたら、もう少し保存期間を長くしてみると、追熟がさらに進み、甘みが増していきます。

さつまいもの保存方法は?

新聞紙

お芋掘りや、家庭菜園で収穫したさつまいもを保存する際に気をつけるポイントは、よく乾燥させ、さつまいもに適した温度で保存することです。

 

こちらでは、収穫後のさつまいもの、下処理から保存の仕方をご紹介します。

 

 

収穫後のさつまいもには、たくさんの土がついています。

 

せっかく採ってきたさつまいもなので、水洗いして、きれいな状態にしたくなりますが、さつまいもは、水分に弱いため、水洗いすると腐りやすくなり保存に適しません。

 

 

保存する際には、さつまいもについた土を、手でよく落とし、残りの土は、そのままつけておきます。

 

その後、さつまいもを、軒下などに新聞を敷いて、その上に並べて3〜4日乾燥させます。

 

 

乾燥させる前に、ある程度土を落とさないと、軒下に並べた際に、十分に乾燥をさせることが難しくなります。

 

残った水分で、さつまいもが傷みやすくなるので、必ず手で落とせる分の土は、取り除いてから乾燥させます。

 

 

軒下等で3〜4日乾燥させたさつまいもは、残っていた土が、手で払うと落とせるようになるので、きれいに落とします。

 

 

その後、一本ずつ新聞に包んで、タンボール等に入れて保存します。

 

 

さつまいもの保存に適した温度は13〜15度なので、ダンボールごと風通しのいいところに室温で保存します。

 

保存したさつまいもは、2週間ほどで甘みが出てきて食べごろになり、その後も2週間〜1ヶ月ほど持ちます。

 

また、適度な水分量を保ち、うまく保存が出来ると、2〜3ヶ月持つこともあるようです。

 

 

さつまいもは、低温に弱いので、冷蔵庫に入れての保存には適していないので、注意が必要です。

 

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さつまいものおすすめレシピ

さつまいもには、βアミラーゼという消化酵素が含まれており、加熱することで糊化したでんぷん質に作用して麦芽糖という甘味成分を生成します。

 

この酵素は、70℃前後で働く性質を持っており、この温度をなるべく長く保つことで、甘みが増えていきます。

 

 

そのため、調理の際にこの温度を長くキープすることが、さつまいもを美味しく食べるポイントになります。

 

そのポイントを押さえた、さつまいものレシピをご紹介します。

 

食べ方の定番!焼き芋

新聞紙

 

定番の焼き芋も、低温でじっくり火を通すことが、甘い焼き芋をつくるポイントです。

 

  1. さつまいもをよく水洗いし、濡らした新聞紙で包みます。
  2.  

  3. その上から、アルミホイルをぴったりと隙間なく包みます。
  4.  

  5. オーブンに入れ、160℃余熱無しで90分焼きます。
  6.  

  7. 焼き終わっても、そのまま15分ほど置いて、完成です。

 

とろ甘さつまいも

  1. さつまいもを1cm〜1.5cmの輪切りにします。
  2.  

  3. 鍋にさつまいもを入れ、サラダ油をさつまいもが、ひたひたになる位入れます。
  4.  

  5. 鍋に火をつけ、油が冷たい状態から加熱し、さつまいもにこんがりと色が付き、串が通ったら完成です。
  6.  

  7. 冷たい油と一緒に熱するので、さつまいもに徐々に火が通り、甘い仕上がりになります。

 

 

とはいっても、どうしても甘くないさつまいもってありますよね?

 

そんな時は、さつまいもの甘露煮や、大学芋、スイートポテトのように、砂糖を使用して調理するメニューに使用するのがおすすめです。

 

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まとめ

収穫後のさつまいもについて、まとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?

 

さつまいもの収穫後の食べ頃は、2週間程した頃からで、保存の仕方は、乾燥させてから、新聞に包み、13〜15℃の室温で保存が可能とのことでした。

 

保存してからは、一般的には1ヶ月、保存状態が良ければ3ヶ月も日持ちするとのことなので、一度にたくさん手に入っても、嬉しい食材ですね。

 

 

さつまいもは長く保存すればするほど、甘みが増してくるので、長期保存しても、腐敗の心配よりも、食べることの方が楽しみになりそうです。

 

採れたてのさつまいもが手に入った際には、保存期間によって甘みが異なるのか、ぜひ比べてみたいものですね。

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