つくしってどんな味?美味しく食べられるおすすめのレシピは?
つくしってどんな味がするのだろう?
そう思ったことありませんか?
私は毎年、春になりつくしを土手で見かけるたびにそう思います。
でも実は私もまだ食べたことが一度もありません!
野草だからちょっと苦い味かな、なんて予想してますが、どんな味なのか想像もつきません!
ですので今回は、つくしはどんな味がするのか、どうしたら美味しく食べられるのかについて調べてみましたので、ご紹介していきます!
つくしはどんな味がするの?
果たしてつくしはどんな味がするのか、調べてみるとさまざまな回答が得られました!
調べてみて一番多かったのが、「もやしのような味と食感」というものです。
他にも「菜の花のようなほろにがさ」があるや「サザエから生臭さを取り除いた味」などがありました。
そして「つくし自体にはそんなに味はない」という感想も多く、どうやらつくし自体にすごく独特な、もしくは特徴的な味があるというわけではないようです。
ちなみにこれらの感想は、頭の部分を除いて調理した場合の感想のようです。
というのも、つくしの頭はとっても苦いので、下準備のアク抜きででさっと茹でる前にもう取り除いてしまう人が多いんだとか。
もちろんこの苦みが好きで、お酒のつまみにと一緒に調理する方もいらっしゃいました。
頭が開いて緑色の粉が出ているものは、特に苦いという感想が多かったです!
つくしにはどんな栄養があるの?
つくし自体にはあまり味がなく、頭の部分が苦いということをご紹介してきましたが、そんなつくしにはどんな栄養があるのでしょうか?
アンチエイジング効果
つくしは抗酸化作用が強いビタミンEを多く含んでいます!
そのため細胞の酸化と老化を予防改善してくれます。
美肌効果
つくしはビタミンやミネラルが豊富です。
特にβカロテンを含み、体内でビタミンAに変換されるので、皮膚細胞の働きを活発化させるため、美肌効果が期待できます。
疲労回復と免疫機能の向上
つくしに含まれるビタミンCは、疲労回復に役立つだけでなく、免疫力を高め、風邪予防に効果があるといわれています。
花粉症対策にも
つくしにはフラボノイドの一種であるツクシフラボノイドが含まれており、花粉症などのアレルギーを予防することに効果があるとされています。
食べ過ぎには注意!
たくさんの体へのいい効果があるつくしですが食べ過ぎには注意が必要です。
なぜならつくしには、強い生理作用のあるアルカイドやビタミンB1欠乏症を引き起こす可能性のあるチアミナーゼが含まれているようです。
とはいえ、あく抜きした後に、料理の一品として楽しむ程度の量であれば問題はないようです。
つくしを使ったおすすめレシピを紹介!
つくしを使ったレシピをご紹介する前にまず下準備について簡単にご紹介します!
つくしの下準備
1. 「はかま取り」
まず、つくしの「はかま取り」が必要です。
つくしの葉にあたる部分で、食べても問題はありませんが、とても繊維質が多く、食感が良くないので取り除いてしまいましょう!
素手で行うと手が真っ黒になるので、気になる方は手袋をして、はかまを順番にはがしていきます。
2. 「下ゆでをしてアク抜き」
はかまが取れたら、「下ゆで」していきます。
大きな鍋にたっぷりとお湯を沸かし、塩を入れて下ゆでしながらアク抜きをしていきます。
量にもよりますが3〜5分ほど煮たら、ざるにあげて、冷水でよく洗います。
何回か冷水で洗った後、水を新しく変えて、一晩そのまま水に浸けておきます。
可能であれば一晩の間に何回か水をかえてやるとよりあく抜けができるようです!
つくしの酢の物
ではいくつかレシピをご紹介していきます。
まずはさっぱり和風の酢の物です!
材料(2人分)
- つくし・・・50g
- 酢・・・大さじ1と1/2
- 砂糖・・・大さじ1
- めんつゆ・・・小さじ2
- 鰹節・・・3g
作り方
- つくしの下準備として、はかま取りとアク抜きをします。
- ボウルに酢、砂糖、めんつゆを入れてよく混ぜ合わせます。
- そこにつくしを入れて絡ませ、鰹節をかければ完成です!
つくしと鶏肉の卵とじ
鶏肉と卵を使えば、つくしが立派なメインの料理に大変身です!
材料(4人分)
- つくし・・・30本くらい
- 鶏肉・・・1枚
- 卵・・・4個
- ネギ・・・数本
- 塩胡椒・・・適量
- 酒・・・大さじ1
- 出汁・・・大さじ1
- みりん・・・大さじ1
- 生姜・・・小さじ1
- 片栗粉・・・小さじ2
作り方
- つくしははかまを取って、一口サイズに切っておきます。
- 鶏肉を酒、出汁、みりん、生姜、片栗粉に10分間漬けこみます。
- 油を入れたフライパンでつくしをさっと炒め、取り出します。
- 次に鶏肉に火が通るまで焼き、つくしをフライパンに戻します。
- 卵に塩胡椒を入れてといておきます。
- フライパンに卵を一気に流し込み、卵が固まったらネギをかけて完成です!
つくしの天ぷら
こちらはとれたてであれば、はかまを取るだけで下処理なしでそのままつくしが使えますよ!
春の香りがたまらない一品です。
お酒のおつまみにどうぞ!
材料
- 新鮮なつくし・・・100g
- 新玉ねぎ・・・1個
- 桜エビ・・・8g
- 人参・・・少々
- 天ぷら粉・・・100g
- 水・・・150ml
作り方
- 玉ねぎと人参は細薄切りにします。
- はかまを取ったつくしをボウルに入れ、そこに桜エビと切った野菜を入れます。
- 別のボウルで天ぷら粉と水を混ぜ、2と合わせます。
- 180度くらいに熱した油に生地を落としてあげていきます。
- お好みでちょっと塩を振ってお召し上がりください!
まとめ
いかがでしたか?
春の野草の中でもひときわ栄養のあるつくしであることがお分かりいただけたと思います!
私自身、つくしの下処理も料理も勝手にめんどくさくて難しいイメージを持っていましたが、調べていくうちに思っていたよりも簡単であることがわかりました。
味も下処理をきちんとすれば、食べれないほど苦いわけではないことに安心しました。
そしてこんなにも栄養があって、さまざまないい効果が期待できるなら、ぜひとも次の春に挑戦してみたいつくし料理です。
ぜひ今回ご紹介してきたことを参考にしていただきながら、春につくしを楽しんでいただければ幸いです!
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