ぶどうにカビ!食べても大丈夫?見分け方は?白い粉はカビじゃない?
ぶどうがお店に並ぶ季節になると心がワクワクします。
今では、とにかくいろいろな種類のぶどうが開発されてきていますので、私達消費者にとっても選ぶ楽しみが広がってうれしいですね。
でも、このぶどうを購入するときに気になることがあります。
それは、カビです。
時々、ぶどうの粒や茎などについているのを見かけます。
私は、少しだったら気にせず買って食べますが、カビって一緒に食べても大丈夫なのかな・・・と不安になることもあるんですね。
そこで、今回は、ぶどうにカビがあったら食べても大丈夫か、カビの見分け方についてもまとめました。
ぶどうにカビ!食べられるかの見分け方!
ぶどうにつくカビには、大きく分けて3種類あります。
それは、
- 白いカビ
- 灰色のカビ
- 黒いカビ
の3種類です。
ここでは、これらのカビの見分け方についてご紹介いたします。
ぶどうのカビ1:白いカビ
もし、白い色をしたほこりや綿のようなふわふわするものがついていましたら、これは白いカビです。
このカビは、実の部分に生えることが多いです。
また、茎に生えることもあるので、食べる前にチェックしてみましょう。
ちなみに、このカビは誤って食べてしまうと、嘔吐や下痢の症状が出てくる場合がありますので注意が必要です。
ぶどうのカビ2:灰色のカビ
灰色のカビは、ぶどうの葉や実に付着しやすいカビです。
この灰色のカビは、栽培している時によく目にするカビで、出荷前によく見られます。
そのため、スーパーなどで購入したぶどうには、ほとんど見られることはないと言われています。
ところで、灰色のカビは、ワイン作りの過程で、湿度の高い環境でぶどうを育てると発生しやすく、これをワイン作りに利用すると言われています。
ですから、あながち悪者カビではないようですね。
ぶどうのカビ3:黒いカビ
もし、購入したぶどうの茎や実の部分が黒く変色していたり、黒い点がある場合、ぶどうが病気になっている可能性が考えられます。
この病気は、「黒カビ病」や「黒とう病」と呼ばれ、カビが原因でなる病気です。
ぶどうを育てる過程の段階でなってしまう病気で、感染期は萌芽期から梅雨明けまでの期間です。
つまり、ぶどうの成長課程で、雨がたくさん降ってしまうと湿気のためカビが繁殖してこれらの病気になりやすいのです。
一部にカビのついたぶどうは洗い流せば食べれる?
私は、購入後にカビがついているのに気づいたときは、よほどのことがない限りには洗って食べています。
でも、それは、カビの生えている場所によって判断してからのこと。
例えば、茎だけに生えている場合は、身の部分まではカビてはいないと考えて、そのまま洗って食べますし、ぶどうの皮の表面にカビがある場合などもしっかりと洗って食べます。
しかし、実の中にまでカビが生えている場合はさすがに食べません。
これは、皆さんにもおススメできませんね。
大切なことは、ぶどうのカビで食べるか食べないかを決める時には、上記に上げたカビの種類と特徴をしっかり知って判断をすることです。
でも、もし、購入したぶどうに、カビが生えて皮が破れていたり、実がつぶれて汁が出ている状態が見られたらこれは論外です。
食べないほうが無難です。
また、カビ臭い場合は、まず洗ってチェックしてください。
もし、洗った後、カビがなく、身がしっかりしていて異臭もなければ食べても大丈夫でしょう。
買ったばかりでカビが生えてた場合は返品できる?
私は、以前に一度だけ買ったばかりのカビのはえたぶどうを返品したことがあります。
近くのスーパーで購入したのですが、家に帰ってパックを開けたら、ぶどうの裏側(パックで見えませんでした)に、カビが広範囲にはえているのに気づいたのです。
あまりのカビのすごさに圧倒され?さすがにこの時は食べる気にならず、パックを開けた後でしたが、本品とレシートをもってスーパーに行きましたら快く交換してくれました。
でも、お店によっては返品不可になるところもあるかもしれませんね。
念のため、お店の方に確認してみるとよいでしょう。
カビのようではない?白い粉の正体は?
ところで、どうみてもカビではない粉のようなものがぶどうの表面についているのをよく見かけることがあります。
実は、これは「ブルーム」といってぶどうの実の中に含まれる脂質からできている蝋なんです。
ぶどうには、100gあたり0.1gほどの脂質があります。
この脂質は、ぶどうが水分の蒸発を防ぐ働きをした時に出るものなので、気にしないで食べてください。
ブルームは、雨や病気からぶどうを守り、ぶどうの水分を内側にため込む働きがありまして、これが新鮮さを物語っています。
もちろん、おいしさにも関係するようですので、おいしいぶどうを選ぶ時は、ブルームの状態をみるのも一つのポイントと言えるでしょう。
まとめ
私の好きなワインの一つに「貴腐ワイン」があります。
これは、カビによって水分が少なくなったブドウから作られるワインで、別名「デザートワイン」と言われるほどとても甘いワインで、これが本当においしい。
このように、ぶどうとカビは昔から密接な関係にあり、カビがぶどうを通して私達の生活を潤してくれる面もあるんですね。
ですから、私は、カビの色をよくチェックして、食べられそうなものはしっかり洗っていただきます。
なぜなら、カビのおかげで、ぶどうのおいしさがアップしているかもしれませんから。
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