まぐろのはらみってどこの部位?トロのこと?味は絶品!?

まぐろのはらみってどこの部位?トロのこと?味は絶品!?

まぐろのはらみってどこの部位?トロのこと?味は絶品!?

まぐろのはらみ

 

お寿司屋さんや魚を買うときに、まぐろのはらみという文字を見たことありませんか?

 

聞くだけで美味しそうですし、脂ものっていそうな印象ですよね。

 

 

このまぐろのはらみですが、実際どこの部位を指すか知っていますか?

 

 

実際にどの部位といわれると、詳しく説明できないですし、脂ものっているならトロに近い箇所なのでしょうか。

 

まぐろのはらみはどこの部位にあたるのか、それはトロのことを指すのか、味に関してはどうなのか紹介します。


まぐろのはらみはどこの部位?

 

まず、まぐろのはらみとはどこの部位を指すのでしょうか?

 

 

それは、まぐろのお腹部分のことです。

 

 

実は、はらみは漢字で腹身と書き、文字通りお腹全体の身のことを指しています。

 

はらみですが、頭に近い方から腹上・腹中・腹下(はらかみ・はらなか・はらしも)の3種類に分かれており、脂が一番のっている順番で、上・中・下とつけられています。

 

 

この腹上・腹中・腹下ですが、大トロ・中トロとも呼ばれているんです。

 

 

一番脂がのっている腹上は大トロ、腹中は大トロと中トロ、腹下は中トロになります。

 

つまり、腹身はお腹部分のトロのことで、その中で一番脂がのっている順番で、大トロ・中トロとされているのですね。

 

 

図解で見たい方はこちらのサイトを参考にしてください。

 

→部位の紹介(本まぐろの場合)| まぐろ一筋 大阪黒門市場 魚丸

 

お肉のはらみとは箇所が違う?

ここで気になったのですが、焼肉にいくとはらみというお肉がありますよね?

 

あれもまぐろ同様、お腹部分ということなのでしょうか?

 

 

実は、お肉と魚では、はらみの箇所が違うんです。

 

 

牛肉と豚肉のはらみですが、横隔膜の筋肉のことを指し、内臓(ホルモン)に分類されます。

 

横隔膜を動かす筋肉のため、食感は赤身に近く、ホルモンのような食感ではないのが特徴です。

 

 

また鶏肉の場合は、横隔膜が存在しないため、腹筋にあたる部位をはらみと呼びます。

 

 

希少部位のため、1羽あたり10gしかとれないとか・・・。

 

鶏肉同様、まぐろなどの魚にも横隔膜はなく、エラの後ろがはらみということになります。

 

どちらにしてもお腹部分であるとわかりましたが、横隔膜のない鶏肉や魚のはらみは、横隔膜より下の腹部であると覚えておくとよいかもしれませんね。

まぐろのはらみの味や特徴とは?

 

まぐろのはらみはお腹部分にあるトロだとわかりましたが、その味や特徴はどういったものなのでしょうか?

 

 

まず大トロ部分についてですが、腹身の中で最も脂ののっている部位といえます。

 

 

柔らかい食感と、口に入れた瞬間にとろけるような脂の旨味と甘みを持っているのが特徴です。

 

ご存じの通り、大トロはマグロの中で最も値段が高く、高級な寿司ネタとして扱われています。

 

 

大トロのイメージ
大トロ

 

 

次に中トロ部分についてですが、こちらは適度に脂がのっているのが特徴です。

 

 

程よくとける脂と赤身部分とのバランスがうまく調和され、炙りでも美味しくいただけます。

 

我が家では回転すしなどで中トロを食べるときがあるのですが、脂ものり過ぎず、程よい感じなので美味しいですよね。

 

まぐろの中でも人気があるとされており、その理由はわかる気がします。

 

 

中トロのイメージ
中トロ

 

 

まぐろの赤身は腹身に入らない?

まぐろの赤身

 

 

ところで、まぐろといえば赤身をイメージする方もいると思いますが、赤身は腹身には入らないのでしょうか?

 

 

実は、赤身はまぐろの背側にあるんです。

 

 

まぐろですが、中心部に向かうにしたがって脂身が少なく、外側に向かうにしたがって、脂身が増すといった特徴があります。

 

背中よりもお腹の方に脂を蓄えているため、大トロや中トロが存在しているわけです。

 

お腹の方に脂肪がたまることに関しては人間と同じですね(笑)。

 

 

赤身の大きな特徴は、脂が少なく、身はかためで、高たんぱく・低カロリーなことです。

 

 

脂は少ないものの、ヘルシーで、少々かためな食感であり、価格としてはそこまで高級ではないので、手が出しやすいですよね。

 

イメージとしては、まぐろの一番筋肉の引き締まった箇所といえるでしょう。

 

 

ちなみに中トロは背側にも存在しています。

 

 

まぐろの背側で、頭側から背上・背中・背下(せかみ・せなか・せしも)と呼ばれているのですが、そのすべての外側部分は中トロになります。

 

赤身とのバランスもとれている部分といえますが、腹身部分の中トロの方がより脂ものっているので、そちらの方が美味しいかもしれないですね。

まぐろのはらみを使った美味しい焼きレシピ!

ここで、まぐろのはらみを使った美味しい焼きレシピについてどんなものがあるのでしょうか?

 

おススメレシピを2つ紹介します。

 

 

1. まぐろのバターガーリックステーキ

 

 

1つ目は、まぐろのバターガーリックステーキです。

 

 

材料(2人分)

  • まぐろの腹身・・・2尾
  • バター・・・1cm
  • ニンニク・・・1かけ
  • しょうゆ・・・小さじ2
  • 塩・・・少々
  • こしょう・・・少々

 

作り方

  1. まぐろは塩こしょうをして、下味をつけておきます。
  2. フライパンを熱し、バターを入れ、スライスしたニンニクを入れて炒めます。
  3. 風味が出てきたら、まぐろを入れて中火で焼き目をつけたら裏返し、両面に焼き色をつけます。
  4. 最後にしょうゆを回し入れたら完成です。

 

調理時間は約10分で、簡単にできます。

 

 

バターを切らしてしまった場合は、サラダ油でも代用できます。

 

 

レシピを見ただけでも美味しそうですし、夕食にはぴったりな1品ですね。

 

 

2. まぐろの甘しょっぱいネギソース添え

 

 

2つ目は、まぐろの甘しょっぱいネギソース添えです。

 

 

材料(2人分)

  • まぐろの腹身・・・190g
  • 油(焼き用)・・・大さじ1
  • 砂糖(三温糖):A・・・小さじ2
  • しょうゆ:A・・・大さじ1
  • 酒:A・・・大さじ1〜2
  • 生姜すりおろし:B・・・20g
  • 長ネギ(斜め切り):B・・・25g
  • 小ネギ:B・・・5g

 

作り方

  1. フライパンに油をひいて、まぐろを両面焼きます。
  2. 火が通ったら、Aを加えて味付けします。
  3. まぐろのみを取り出し、皿に盛り付け、Bをフライパンに加えて熱します。
  4. ふつふつと煮詰まったら、まぐろの上からかけて完成です。

 

調理時間は約15〜20分で、こちらも簡単に作ることができます。

 

 

まぐろは冷凍まぐろでも調理は可能ですが、早めに解凍しておくと時短になりますよ。

 

 

生姜が効いている照り焼きといったイメージで、ご飯にも合うのでおススメです。

まとめ

ここまでまぐろのはらみはどこの部位で、それはトロのことを指すのか、その味と特徴、おおススメレシピをまとめました。

 

  • まぐろのはらみとはお腹全体の身のことを指し、一番脂ののっている箇所から腹上、腹中、腹下と呼ばれ、大トロ、大トロと中トロ、中トロのことを指す
  • お肉のはらみは横隔膜のことで、横隔膜のない鶏肉や魚は腹部をはらみと呼ぶ
  • まぐろの脂身が少ない背側に赤身と中トロがあり、腹身は背側より脂が多いため、大トロと中トロがある
  • まぐろのはらみでおススメのレシピは、まぐろのバターガーリックステーキとまぐろの甘しょっぱいネギソース添えである

 

ということでした。

 

はらみは牛肉や豚肉と同じ部位だろうと思っていましたが、実は違う箇所であることに驚きでした。

 

 

まぐろのはらみのことを全くわかっていなかったのですが、トロのことだったんですね。

 

 

回転すしなどではらみと見てもわからない方は多いかと思いますので、はらみはお腹部分のトロのことだと説明書きがあってほしいなと思います(笑)。

 

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