エビフライの衣がはがれるのはなぜ?防止策と上手な揚げ方は?
エビフライは子どもの大好物。
お店のメニューにエビフライがあると 「エビフライ食べる!」 と、テンションが上がります。
私も家でも子どもに喜んでもらおうと、エビフライ作ってみました。
衣がはがれたり、衣がサクサクに揚がらなかったり、はじめの頃は失敗ばかり。
エビの下処理、衣のつけ方、揚げ方に原因があり、ちょっとしたコツで衣がはがれなくなり、サクサクに揚げられるようになりました。
お店のようなエビフライを作りたい!
そう思いませんか?
今回は、エビフライの衣がはがれない、サクサクにおいしく上手に揚げるコツを紹介します。
エビフライの衣がはがれるのはなぜ?
衣がはがれる原因はエビの下処理、衣のつけ方、揚げ方にあります。
エビの下処理に原因がある
エビの下処理はちょっと面倒ですよね。
背わたをとったり、尾についた汚れや水分をとったり。
でも、下処理をていねいにやらないと衣がはがれやすくなるんです。
私も雑に下処理、汚れ、水分をとっていました。
衣のつけ方に原因がある
小麦粉をつけすぎたり、まばらについていると、衣がはがれやすくなります。
特に小麦粉がつきすぎていると、衣がはがれやすくなるんです。
私も余分な小麦粉をていねいに落とさなかったため、衣がはがれやすかったのです。
揚げ方に原因がある
揚げはじめに触りすぎると衣がはがれやすくなります。
これは揚げ物全般に共通していること。
なんとなく気になって、私も揚げはじめに触っていました。
エビフライの衣がはがれないようにする防止策は?
衣がはがれないようにするには、ていねいに下処理をすること、小麦粉をつけすぎないこと、揚げているときにエビに触りすぎないことが大事。
1. ていねいに下処理をする
ていねいに下処理をして、汚れや水分をとりましょう。
汚れや水分がついていると小麦粉がきれいにつかず、揚げたときに衣がはがれやすくなりますから。
尾の処理では、尾を斜めに切り落として尾を開き、包丁でこすりながら汚れと水分を取り除きましょう。
尾の付け根にある三角にとがった部分を切り落とすのも、忘れずに。
背わたの処理では、背わたを楊枝で引っかけて切れないように引き抜き、水洗いをしたあとにペーパータオルで拭きとってくださいね。
エビフライの場合、エビの身の水分をとりすぎてしまうと、食べたときのプリプリ感がなくるので、エビの身の表面についた水分を拭きとりましょう。
2. 小麦粉をつけすぎない
小麦粉をつけるときは全体に薄く、均等につけましょう。
余分な小麦粉がついていたり、まばらについていると衣がはがれやすくなりますよ。
一般的な衣とパン粉のつけ方は、小麦粉 → 溶き卵 → パン粉 の順。
私の場合、エビフライを失敗なく作れるようになってからはこの方法ではなく、衣にはバッター液を使っています。
一般的にバッター液は小麦粉と卵と水を混ぜて作るんですが、私の場合は水ではなくお酒を使う。
サクサクに揚げるためには水分は少ない方がいいので、お酒を使うと揚げたときに蒸発しやすく、衣がサクサクに揚がりますよ。
衣にバッター液を使うと、小麦粉と溶き卵を一緒につけられるので、手間が省けて楽チンです。
そしてバッター液にパン粉をつけるので、エビにしっかりつき、はがれにくくなるのでおすすめですよ。
ちなみに、バッター液をつけたあとにパン粉を押しつけるようつけますが、押しつけすぎると衣が形くずれしてはがれやすくなるので、気をつけましょう。
エビフライ用バッター液の作り方
- 小麦粉・・・大さじ4
- 卵・・・・・1個
- お酒・・・・大さじ2
この3つを溶いて作ります。
3. 揚げているときに触りすぎない
揚げているとき、衣が固まるまでは触らないこと。
衣が固まる前に触りすぎると衣に傷が入り、衣がはがれやすくなりますよ。
エビフライの衣をサクサクに揚げるには?
エビフライをサクサクにあげるコツは、エビの下処理をていねいにやること、衣をしっかりとつけること、揚げる温度と油からだすタイミングに気をつることです。
材料(2人分)
- エビ・・・・・4尾(小さめなら8本)
- A片栗粉・・・大さじ2
- A塩・・・・・小さじ1
- A水・・・・・大さじ2
- 塩・・・・・・適量
- ショウ・・・適量
- B小麦粉・・・大さじ4
- B卵・・・・・1個
- B お酒・・・・大さじ2
- パン粉・・・・適量
- 油・・・・・・適量
エビの下処理の手順
- エビの殻をむき、背わたをとる
- エビのお腹に2〜3本斜めに切り込みを入れてエビを引っ張りながらまっすぐに伸ばす
- 尾を斜めに切り落として尾を開き、包丁でこすりながら汚れと水分を取り除く
- 尾の付け根にある三角にとがった部分を切り落とす
- ボールにエビとAを入れてよく揉む
- よく洗ってペーパータオルで水分を拭き取って塩コショウをつける
手順5はエビの汚れや臭みを取るので、忘れずに。
私もこれをやったら、臭みが取れておいしさがUPしました。
衣とパン粉のつけ方の手順
- Bを混ぜ合わせてバッター液を作る
- エビをバッター液にくぐらせる
- 2にパン粉を全体にかけて、軽く押しつける
- 3にラップをして冷蔵庫で30分寝かせる
手順4で衣を落ち着かせることで、衣がサクサクに揚がりますよ。
揚げる温度と油からだすタイミング
- 180℃に油を熱し、静かにエビを入れる
- 衣が固まるまで触らない
- キツネ色になり、泡が小さくなって揚げている音がパチパチと小さくなったら、油からだすタイミング(揚げ時間2〜3分)
- 揚げ網をのせたバットに揚がったエビを立て掛けて置き、油を切る
- 余熱(約3分)で中まで火が通ったらできあがり
鍋にエビを入れすぎると、油の温度が下がってサクサクに揚がらないので、一度に入れるのは2本位(小さめのエビなら3〜4本)にしましょう。
私の場合、揚げるときにエビを鍋に入れすぎていました。
入れすぎて、油の温度が下がってサクサクに揚がらなかったり、揚げるのに時間がかかってエビが硬くなってました。
手順5のエビを立て掛けることで、油切れがよくなってサクサクになるので、ぜひやってみてくださいね。
まとめ
エビフライの衣がはがれない、サクサクにおいしく上手に揚げるコツについて紹介させていただきました。
まとめると、
- ていねいに下処理をする
- 小麦粉を薄く均等につける
- お酒入りバッター液を使う
- パン粉をつけたら冷蔵庫で30分寝かせる
- 揚げているときに触りすぎない
- 揚げるときにエビを入れすぎない
- 揚がったらバットにエビを立て掛けて油を切る
いかがでしたか?
私の場合、ていねいな下処理をすること、お酒入りバッター液を使うこと、揚げているときに触りすぎないこと、揚がったらエビを立て掛けて油を切ることに気をつけたら、衣がはがれず、サクサクにできました。
この記事があなたのお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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