エビはどうやって洗うの?正しい剥き方や臭みを消す方法って?
エビを洗うときや剥くときなどの下処理はどのようにされていますか?
私はいつも水に流しながら殻をむいて、背ワタを取ってから再度水洗いしています。
ただいつも気になっているのですが、このやり方は果たして正しいのでしょうか・・・。
このやり方だとエビの臭みが消えないことがありますし、実際正しいとはいえない気がします。
そこでエビの洗い方や正しい剥き方、臭みを消す方法について調べたので紹介します。
エビはどうやって洗う?正しい剥き方とは?
エビはどうやって洗うのか、正しい剥き方はどういったやり方なのでしょうか?
まずは洗い方について紹介します。
エビの正しい洗い方とは?
エビを正しく洗うためには、塩と片栗粉を使うんです。
片栗粉と聞くとびっくりですし、それで洗うイメージはないですよね。
実は、片栗粉は粒子が細かいため、エビの表面につく細菌や汚れを取り除くことができます。
そして塩はその細菌や汚れを浮き出たせる働きがあるのです。
やり方ですが、エビをボウルに入れ、塩と片栗粉を全体にまぶし、よく揉み込んだ後、粉の色が変わってきたら水で洗い流してキッチンペーパーで拭いて終了です。
とても簡単ですよね。
ちなみに塩で揉み込むことでエビ自体がプリっとした食感になりますし、冷凍エビを使う場合は塩と重曹を入れた水で解凍すると同様に仕上がります。
袋を使えば手も汚れないので、試してみてはいかがでしょうか?
エビの正しい剥き方とは?
次にエビの正しい剥き方ですが、回転させながら剥くことです。
回転と聞くと、何だか疑問ですよね。
やり方ですが、まず左側に尾がくるようにエビの腹を上に向け、右手でエビの足を持ち、殻を剥く方向とは逆方向にエビ本体を回してすべて剥がします。
つまり、足を持ってエビを回転させれば剥くことができるわけです。
ちなみにエビの尾には水分と気泡が含まれているので、天ぷらなどを作るときに尾を残す場合は包丁で尾を数回潰しておくと、油ハネを防げます。
殻の剥き方もそこまで難しくないですし、尾を使う場合だけ潰すように気をつけて、まずはエビの殻が剥けるか試してみようと思います。
エビの臭みを消す方法とは?必要な材料もご紹介!
エビの洗い方や剥き方はわかりましたが、臭みはどうやって消したらよいのでしょうか?
実は、おススメな方法が3つあるんです。
1. 背ワタを取って消す
1つ目は、背ワタを取ることです。
当たり前のようにしているこの作業ですが、実はエビの臭みを消す役割があることを知っていましたか?
その理由ですが、背ワタにはエビが食べたエサや砂利が入っているため、臭みの原因にもなっているんです。
基本的なやり方ですが、エビの背中を上に向けて竹串か爪楊枝で刺して、引っ張り上げます。
殻を剥かずに抜く場合は、頭から2番目の関節に爪楊枝などを刺して引っ張ると取りやすいですよ。
ポイントは、背ワタを爪楊枝と指で挟むようにして、ゆっくり引っ張ることです。
急いで引っ張ると途中で切れてしまうので、注意が必要です。
また包丁で切れ目を入れて背ワタを取る方法もあるので、見栄えをあまり気にしない方はそちらの方が手っ取り早くできますよ。
2. お酒を使って消す
2つ目は、お酒を使って臭みを消す方法です。
お酒と聞いて、やはりと感じたかもしれませんが、アルコールには魚やエビなどにおいの成分と一緒になることで、低い温度でも蒸発しやすくなる特徴があります。
このやり方ですが、エビを洗うときに塩の代わりにお酒を使い、片栗粉と一緒に揉み込み、色が変わったら水で洗い流して終了です。
もし塩を切らしてしまった場合は、お酒で代用できますし、臭みを消すにはとても効果があるので、個人的には一番おススメです。
3. 牛乳を使って消す
3つ目は、牛乳を使って臭みを消す方法です。
牛乳と聞くとびっくりしますが、実は牛乳に含まれるタンパク質や脂肪分がにおい成分に吸着して臭みを消す役割を果たしているんです。
やり方は、背ワタを取ったエビを30分〜1時間ほど牛乳に漬けておくだけです。
ただ牛乳のにおいに抵抗がある方もいるかと思いますので、主にシチューやグラタンなど洋食を作るときに漬けておく方がよいですよ。
エビのおすすめレシピ
ここで、エビを使ったおススメのレシピはどんなものがあるのでしょうか?
人気のあるレシピを2つ紹介します。
1. エビのアヒージョ
1つ目は、エビのアヒージョです。
材料(2人分)
- エビ(殻付き) 12匹
- しいたけ 3〜4個
- オリーブオイル 1/2カップ
- にんにく 1〜2かけ
- 鷹の爪 1本
- 塩 小さじ1/4強
- バジルとイタリアンパセリ 適量
作り方
- エビは殻を剥いて背ワタを取り、片栗粉をつけてよく揉み込み、水で洗い流して水気を拭きます。
- しいたけは軸を切って4つ切りにし、にんにく、バジル、イタリアンパセリはみじん切り、鷹の爪は種を取って輪切りにします。
- 深めのフライパンにオリーブオイルとにんにく、鷹の爪を入れて弱火にかけ、にんにくの香りがしたらエビを入れて少し火を強めます。
- エビの両面に火が通ったら、しいたけを入れて混ぜます。
- 塩で味を整えて、イタリアンパセリを散らして完成です。
調理時間は15分ほどで、しいたけではなくマッシュルームを使っても美味しいですよ。
アヒージョはなかなか簡単には出来ないと思っていましたが、15分でできるのはびっくりですね。
油をたくさん使うので、少し時間と気持ちに余裕があるときにやってみます(笑)。
2. 簡単にできるガーリックシュリンプ
2つ目は、簡単にできるガーリックシュリンプです。
材料(2人分)
- むきえび 150g
- にんにくチューブ:A 3p
- オリーブオイル:A 大さじ1
- 白ワイン:A 大さじ1(お酒でも可)
- 塩:A 小さじ1/2
- ブラックペッパー:A 少々
作り方
- むきエビの背ワタを取り、水分を拭きとります。
- ボウルにAとむきエビを一緒に軽く混ぜ、30分ほど冷蔵庫で寝かします。
- フライパンを温めた後、ボウルの中身を全て入れてエビの火が通るまで炒めます。
- お皿に盛り付けて完成です。
ガーリックシュリンプは難しいイメージでしたが、すごく簡単でしたね。
調理時間は寝かす時間を除けば、10分ほどなので、事前にエビを寝かせておけば楽ですよね。
お好みでバジルやパセリをかけてもよいですし、おつまみには最適な一品ですよ。
まとめ
ここまでエビの洗い方や正しい剥き方、臭みを消す方法とおススメレシピについてまとめました。
- エビを洗うときは、塩と片栗粉でよく揉み込んで洗い流す
- エビを剥くときは、エビの足を持って、エビ本体を回転させると剥ける
- エビの臭みを消す方法は、背ワタを取る、塩の代わりにお酒と片栗粉で揉み込む、牛乳に漬ける、この3つがおススメである
- エビのおススメレシピで、エビのアヒージョとガーリックシュリンプが人気である
ということでした。
今まで私がしていたエビの下処理は、背ワタ以外は合っていませんでしたね・・・(汗)。
背ワタは取るものとしか思っていませんでしたが、実は臭みを取る役割であったことは初めて知りました。
他にも牛乳で臭みが取れることも知りませんでしたので、シチューを作るときはその方法で試してみようと思います。
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