オクラは変色しても食べられる?変色を防ぐ保存方法は?
あ、どうしよう!オクラが変色しちゃったけど食べられるかな・・・。
冷蔵庫で変色しているオクラを見つけて、そんな風に思ったことありませんか?
冷蔵庫の中で保存していたにも関わらず、茶色や黒色に変色してしまったオクラにお目にかかることってありますよね。
私も次の日には大きく育ち過ぎてしまうだろうと一度にまとめて収穫し、オクラを冷蔵庫に入れておいたら、黒くなってしまった苦い経験があります。
その変色を防ぐ保存方法があるのなら知りたいですよね。
今回は、オクラは変色しても食べられるのかどうか、またその変色を防ぐ保存方法、新鮮なオクラの選び方についてご紹介していきます!
オクラはどの程度の変色までなら食べられる?
変色しているオクラには、食べられるものとそうではないものがあります。
全体的に滑りがなく、乾燥していて、一部変色している程度であれば、その部分だけを取り除いて召し上がっていただくことができます。
また全体的に少し黒く変色し始めていても、中に異常がなく、実に弾力があれば、しっかりと加熱して召し上がっていただくこともできます。
食べれる時のポイントは以下の通りです。
食べれるオクラ
- 変色がまだ一部であり、中身に問題がない
- 全体的に変色し始めていても、弾力があり中身に問題がない
- 滑りがなく臭いにも問題がない
上記のような食べられる場合でも、生ではなく一度加熱して召し上がられることをおすすめします。
一方で、下記のような異常が見られる場合には、色に関係なく食べるのは避けてくださいね!
食べられないオクラ
- 全体的が黒く変色している
- 内部のタネが茶色く変色している
- 水分が抜けて全体がしおれて小さくなっている
- 異臭がする
- 手触りがなんだかヌメヌメする
このようなオクラは危険ですので、直ちに処理するようにしてください。
オクラの変色を防ぐ保存方法は?
オクラは実はとても痛みやすい野菜の一つです。
しかも、比較的暖かい国が原産地であるため、保存する際の適温は10度〜15度と言われています。
つまり冷蔵庫の野菜室では少し寒すぎるということです。
この寒さが低温障害を引き起こし、オクラの色が黒ずんでしまうことがあるのです。
真夏でなければ、冷暗所で常温保存し、2日以内に食べきるのがベストです。
しかしなかなかそうは言っても、夏野菜のオクラを10度前後の冷暗所でいつも保存できるとは限らないですよね。
そんな時は以下の方法で保存してみてくださいね!
冷蔵庫で保存
先ほどからお話ししてきました通り、そのまま冷蔵庫で保存するとオクラが低温障害を引き起こし、黒ずんでしまうことがあります。
そのため、新聞紙またはキッチンペーパーに包み、さらにそれをジップロックなどの密封袋に入れてドアポケットに保存することをお勧めいたします。
また可能であればヘタの部分を上に向けて、立てて保存するようにしましょう。
こうすることで4、5日は日持ちがするでしょう。
冷凍保存
オクラを水でよく洗い、丸ごともしくは一口サイズに刻んで、ジップロックに入れ冷凍保存することも可能です。
そうすることで約1ヶ月は日持ちがするでしょう。
また使用する時は、必ず自然解凍させてから使うようにしましょう。
オクラを一度さっと湯がいてから冷凍保存することも可能ですが、そうする解凍した時に水っぽくなってしまうことがあります。
そのため、生のまま冷凍保存して、汁物や炒め物に入れてさっと火を通していただくか、使う直前に冷凍していたオクラをさっとお湯に通して解凍し、サラダや和え物に使っていただくことをおすすめします。
新鮮なオクラの見分け方!
ここでは新鮮なオクラの見分け方についてご紹介していきます。
スーパーで何げなく手に取ってしまいがちですが、しっかりと次の点を見て選んでくださいね!
濃く鮮やかな緑色のオクラ
色が鮮やかで、緑色が濃いオクラは新鮮な証拠です。
全体的に薄い緑色や黄色っぽいもの、また切り口がすでに黒くなり始めているものなどは避けましょう。
産毛が生えているオクラ
とれたて新鮮のオクラにはまだ産毛がしっかりと生えています。
オクラを選ぶ時は産毛がきちんと生えているかどうかも確認してみてくださいね!
大きすぎないオクラ
大きすぎるオクラは成長しすぎており、皮が固く筋があるものが多いです。
少し小さめのオクラが柔らかく甘みもあり美味しいオクラと言えるでしょう。
手に持ってみてずっしりしているオクラ
実際に手にとってみて、重みがずっしりしているものを選びましょう!
軽いものは水分が抜け、中がカスカス状態の可能性があります。
まとめ
いかがでしたか?
オクラは変色していても食べられる時と食べられない時があります。
ご紹介してきました注意点を確認していただき、食べることができるかどうかを判断していただければと思います。
オクラを保存する時も、オクラ本来の適正温度を理解した上で、冷蔵保存もしくは冷凍保存を選んでくださいね。
私はオクラをそのまま冷蔵庫に入れて黒くしてしまった苦い経験をした後、収穫したてのオクラはさっと湯がいて和え物などで楽しみ、残りは全て一口サイズに切り、冷凍保存しています。
緑色が足りない料理にさっと加えることができてとても重宝しています。
また新鮮なオクラの選び方もご紹介しました。
色やツヤ、産毛と大きさをしっかり確認してくださいね!
今回ご紹介したことを参考にしていただきながら、オクラをうまく活用・保存していただければ幸いです。
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