カニの身が黒い!食べても大丈夫?黒くさせないためには?

カニの身が黒い!食べても大丈夫?黒くさせないためには?

カニの身が黒い!食べても大丈夫?黒くさせないためには?

 

我が家では、お正月や家族の誕生日など特別な日に、よくカニを食べます。

 

去年、旦那の誕生日が近づいてきた頃に、美味しそうなカニがお店に並んでいたので、購入して冷凍しておいたことがあります。

 

 

いざ食べようと思うと、カニの身が黒くなっている!!

 

 

と驚き、食べても大丈夫なのかな?と心配になったことがありました。

 

今回は、カニの身が黒い!食べても大丈夫?などをご紹介したいと思います。

カニの身が黒いけど、食べても大丈夫なの?

カニの身が黒い

 

 

結論から言うと

 

 

カニの身が黒くなっていても食べられます!!

 

 

黒いカニの身を見ると、腐っているかのような印象を受けますが、腐っているわけではなく、変色しているだけなんです。

 

なので、食べても問題はなく、安心安全に食べることができますよ。

 

そう言われても、心配な方はにおいを嗅いでみて、アンモニアのような腐敗臭がしないか確認してみてください。

 

いつものカニのにおいしかしなければ、まず大丈夫だと言えますね。


カニの身を黒くさせない方法

 

変色だけで、問題はないと言われても、やはりカニの身が黒いと食べる気が少し失せたりすることもありますよね。

 

真っ白いカニの身のままで食べるには、どうすればいいのかをご紹介したいと思います。

 

カニの身が黒くなる理由

 

まず、なぜカニの身が黒くなるかというと

 

 

一度冷凍したカニを解凍し、そのまま置いておくことカニに変化が起きているから!!

 

もう少し詳しくお話すると、カニの身はたんぱく質でできているのですが、酵素によって分解されたたんぱく質は、アミノ酸へと変化します。

 

 

このアミノ酸の中に、チロシンと呼ばれるメラニンの元になるアミノ酸もあります。

 

 

メラニンと聞くと女性はドキッとすると思いますが、シミの原因になる嫌な言葉ですよね(笑)

 

カニも同じで、チロシンと呼ばれる物質が増えることで、身が黒くなっていくんですね。

 

カニの身を黒くさせないようにするには?

 

それでは、カニの身にチロシンを増やさないようにするには、どうすればいいのでしょうか?

 

 

酵素が分解され、チロシンが増えるのは生のカニを冷凍して、解凍した時だけ!!

 

 

なので、生のカニを冷凍するのではなく、一度ボイルしてから冷凍すると、カニの身は黒くなることはありません。

 

カニに熱を加えれば、酵素が機能しなくなり、たんぱく質が分解されることもなくなるので、カニの身は白く美味しそうな色のままだと言うことですね。

 

 

確かに私も、黒くなった時は生のカニを冷凍していました。

 

 

買ってきて、一度ボイルするのはめんどうですが、できれば見た目も美味しそうな色であって欲しいですよね。

 

一手間で、黒くなるのを防ぐことができるので、試してみてください。

冷凍のカニを美味しく解凍するコツ

 

カニに熱を加えれば、カニの身は黒くならないことはご紹介しました。

 

しかし、すでに生のままで冷凍してしまったカニを美味しく解凍するコツや、ボイルしたカニを美味しく解凍する方法をご紹介したいと思います。

 

生で冷凍したカニを解凍する方法

カニの解凍

 

生で冷凍したカニも、解凍方法によっては、変色を遅らせることもできます。

 

 

変色を遅らせて解凍するには、あまり時間をかけずに解凍すること!!

 

 

私も夜ごはんに食べる予定だったので、その日の朝から冷蔵庫へ入れ、解凍し始めました。

 

これが原因で、時間をかけるほど分解作用が働いてしまい、どんどん黒くなってしまうんですね。

 

 

カニを食べる1時間くらい前から流水解凍させれば、変色を遅らせることができます。

 

 

カニをビニール袋に入れてからボウルに入れ、直接カニに水が当たらないように流水で解凍しましょう。

 

こうすれば、約30分ほどで解凍され、酵素の分解を遅らせることができるので、カニの身が黒くなるのも遅らせることができます。

 

 

また、解凍したカニをそのまま置いておくと、どんどん黒くなるので解凍したら早めに食べるようにしましょう。

 

しかし、この方法だとカニの身が黒くなるのは遅らせることはできますが、流水によってカニの旨味も流れてしまい、味は落ち、身はパサパサになってしまいます。

 

見た目より、味や食感を守りたい方は、冷蔵庫で時間をかけて解凍する方法をおすすめします。

 

ボイルしたカニを美味しく解凍するコツ

 

ボイルした後に冷凍したカニを解凍する方法も同じく流水解凍ですが、少し方法が異なります。

 

手順は、こちら。

 

  1. 食べる分をザルに入れる。
  2. 流水で、表面のグレーズ(表面の氷の膜)をとる。
  3. グレーズがとれたら、皿にうつしラップをして冷蔵庫に入れる。

 

 

完全に流水で解凍してしまわずに、表面だけ洗い流すことで旨味が流れるのを防ぐことができます。

 

また、解凍されたかの確認は、カニを少し曲げてみて曲がるようであれば解凍されていますよ。

まとめ

今回はカニも身が黒くなっても食べられるのか?黒くならない方法や上手な解凍方法をご紹介してきました。

 

  • カニの身は黒くなっても品質には問題がない。
  • カニの身が黒くならないようにするには、ボイルしてから冷凍する。
  • カニの解凍方法は流水で解凍する。
  • 生で冷凍したカニは、身が黒くなるので時間をかけて解凍しない方が良い。

 

私も調べるまで、カニを生のまま冷凍し、解凍した時に、たんぱく質が分解されるなんて、全く考えていませんでした。

 

劣化してしまったのかと思い、ショックも受けましたが、そうではなかったんですね。

 

 

冷凍の前にボイルするのは手間がかかりますが、見た目も食欲に関わります!!

 

 

やっぱり、真っ白な美味しそうなカニの身を食べたいので、一手間かけてボイルしてから冷凍しましょう。

 

また、本当に美味しく食べるには、買ってきた日に新鮮な状態でいただきましょう。

 

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