カレーの具材を炒める順番は?美味しいカレーを作るには?
カレーを作る時って、どの具材から炒めなければならないとか順番ってあるのだろうか?
そう思ったことありませんか?
- 火が通りにくいものから炒めるべきだとは思うけど、まあいいやと適当に入れて炒めてしまった。
- 全部一緒に入れてしまい火が通ってるものと通ってないものができてしまった。
- 炒めすぎてしまって最終的に煮崩れしてしまった・・・。
私にはこんな苦い経験があります。
美味しいカレーを作るための順番があるなら是非とも知りたいですよね!
今日はそんなカレーの具材を炒める順番やカレー好きにはたまらない美味しいカレーの作り方をご紹介していきます!
カレーの具材を炒める順番に決まりはある?
どんなカレーを作るかによって多少の違いはあるものの、基本的な炒める順番には決まりがあります。
そしてそれにはきちんと理由があります。
ご紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね!
1. 油とにんにく
先ずは油を熱して、にんにくを入れ香りを十分に引き出しましょう!
にんにくは焦げやすいので、火加減には注意してくださいね!
2. 肉類
にんにくの香りが立ってきたら、肉を入れます。
にんにくは肉の風味をさらに引き立てます!
表面の色が変わり、ある程度火が通るまで炒めます。
肉と野菜は一緒に炒めると、鍋の温度が下がり、しっかりと火が通らないことがあります。
また炒めすぎると固くなってしまうのである程度火が通ったら、一旦肉を鍋から取り出しましょう。
3. 玉ねぎ
肉を取り出した鍋に玉ねぎを入れて炒めます。
色が透明からうっすらときつね色になるまで炒めましょう!
玉ねぎは炒めた分だけ甘くなりますよ!
4. 人参など硬い野菜
次に、火が通るのに時間がかかる人参などの野菜を入れましょう。
5. じゃがいもなど煮崩れしやすい野菜
最後に煮崩れしやすいじゃがいもなどを入れます。
ここでお皿に取り出していた肉も鍋に戻します。
全部の具材にしっかり油が回るように炒めましょう。
カレーの具材はどのくらいの時間炒める?
炒める時間は、表面にうっすらと焦げ目がつき、油が回れば十分です。
最後の具材を入れてから強火で数分炒めましょう!
そもそも、なぜカレーを作る時に具材を炒める必要があるのか知っていますか?
それは、香ばしさと旨味を引き出し、煮崩れを防止しながら、野菜に含まれるビタミンに吸収力をあげるためなのです!
野菜に火を通すためではないのです。
そのため、必要な炒め時間は数分で十分なのです。
強火でさっと表面に焦げ目がつく程度まで炒めてくださいね。
具材によっては煮崩れしやすいものや火が通り過ぎてしまうものがあります。
だからこそ入れる順番を守って炒めることが重要なのです!
カレーを美味しく作る方法!
ではここで美味しいカレーの作り方をいくつかご紹介します!
一般的なカレールーを使ったカレー
まずは一番シンプルな簡単カレーです!
どの順番で野菜を入れるのか注意しながら作ってみてくださいね!
材料(3〜4人分)
- 肉・・・200g
- 玉ねぎ・・・大1個
- 人参・・・1本
- じゃがいも・・・中1個
- にんにく・・・1片
- サラダ油・・・大さじ1
- カレールー・・・半箱分
- 水・・・700ml
作り方
- 厚手の鍋に油を熱し、にんにくを炒めて香りを出します。
- そこで肉を炒め、肉に火が通ったらお皿に取り出します。
- 鍋に玉ねぎを入れて透き通るまで炒めます。
- 人参も入れて炒め、最後にじゃがいもを入れて肉も戻し、強火で全体に油が絡むようにさっと数分炒めます。
- 水を入れてジャガイモに火が通るまで煮込みます。
- 一旦火を止めてルーを入れ、よく溶かします。
- 火に戻して、弱火でとろみが出るまで煮込んでいきます。
- 味を見て、整って入れば完成です!
カレールーとスパイスを使った簡単カレー
カレールーを使うのでベースの味は保ったまま、スパイスを加えることで一味も違うオリジナルカレーに仕上がりますよ!
材料(3〜4人分)
- 豚肉・・・200g
- にんにく・・・1片
- 玉ねぎ・・・1個
- トマト・・・1個
- ナス・・・2本
- ズッキーニ・・・1本
- カレールー・・・半箱
- サラダ油・・・大さじ1
- ホールクミン・・・小さじ2
- コリアンダーパウダー・・・小さじ1
- ガラムマサラ・・・小さじ1
作り方
- 油をひいた鍋でさっと肉を炒め、火を通します。
- 火が通ったら鍋からだし、鍋に再び少しの油とにんにく、ホールクミンを入れて香りを出します。
- そこへ玉ねぎを入れて透き通るまで炒めます。
- ナスと、ズッキーニも入れて炒め、最後にトマトを加え、煮炒めします。
- 水を入れて沸騰させます。沸騰したら中火〜弱火で煮込みます。
- 一旦火を止めてルーを入れ、よく溶かします。
- 火に戻して、弱火でとろみが出るまで煮込みます。
- 最後にコリアンダーパウダーとガラムマサラを入れて味を整えたら完成です!
スパイスを使った本格カレー
ルーを使わずにスパイスを配合して作るオリジナルカレーのレシピです。
ルーを使ったカレーとは少し異なりますが、本格的なカレーの味が楽しめますよ!
ぜひ挑戦してみてくださいね!
材料(3〜4人分)
- 鶏肉・・・300g
- 玉ねぎ・・・1個
- トマト・・・1缶
- にんにく・・・2片
- 生姜・・・にんにくと同量
- プレーン無糖ヨーグルト・・・1/2カップ
- サラダ油・・・大さじ2
- ホールクミン・・・小さじ1/2
- ホールカルダモン・・・5個
- シナモンスティック・・・半分
- カレーリーフ・・・軽く一握り分
- クミンパウダー・・・小さじ1/4
- コリアンダーパウダー・・・小さじ1/2
- ターメリックパウダー・・・小さじ1/2
- レッドペッパー・・・小さじ1/4
- ガラムマサラ・・・小さじ1/2
- ブラックペッパー・・・小さじ1/4
- 塩・・・適量
作り方
- 鍋に油を熱し、鶏肉を炒め、軽く火を通して取り出します。
- 鶏肉を取り出した鍋に、油を入れ、ホールスパイスを熱します。
- 香りが出てきたら玉ねぎを入れて、薄いきつね色になるまで炒めます。
- そこへにんにく、生姜、パウダースパイスを入れて少し炒めます。
- スパイスが玉ねぎに馴染んだら、そこへトマトとヨーグルト、塩を入れさらに炒めます。
- 鶏肉を鍋にもどして、弱火で30分くらい煮込んだら完成です!
(スパイスは焦げやすいので火加減に注意してくださいね!)
まとめ
いかがでしたか?
ルーと野菜があれば簡単に作れてしまうカレーですが、その炒める順番や材料を変えるだけで、さらに美味しいカレーが作れることがおわかりいただけたと思います。
また今回は三種類の違った美味しいカレーの作り方もご紹介してきました。
カレーに必要なスパイスはクミン、コリアンダー、ターメリック、レッドペッパー(チリ)の4種です。
私はいつもその時の気分や、どんなカレーが作りたいかによって様々なスパイスを加え、その違いを楽しんでいます。
そのスパイスにココナッツミルクやナッツを入れたカレーもおすすめです。
辛さの中にマイルドなココナッツの甘みやナッツのコクが加わることで、より一層味の深みとオリジナリティが楽しめますよ!
今回ご紹介した作り方やレシピを参考にしていただきながら、いつもと一味違ったカレーを楽しんでいただければ幸いです!
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