カレーは冷蔵保存で何日もつ?常温はNG?日持ちする保存方法のコツ!

カレーは冷蔵保存で何日もつ?常温はNG?日持ちする保存方法のコツ!

カレーは冷蔵保存で何日もつ?常温はNG?日持ちする保存方法のコツ!

カレー

 

 

カレーが残ってしまったとき、どう保存していますか?

 

 

私の場合はカレーが少し冷めた時点で、鍋にアルミホイルで蓋をしてそのまま冷蔵庫に入れています。

 

 

ここで気になるのですが、カレーは何日間保存ができるのでしょうか?

 

 

できるだけ早めに食べてしまうようにしてはいますが、日持ちするような保存方法があれば知りたいですよね。

 

カレーは冷蔵保存で何日間もつのか、常温保存はできるのか、日持ちする保存方法のコツを紹介します。


カレーは冷蔵保存で何日もつ?

まずカレーは冷蔵保存で何日もつのか知っていますか?

 

 

それは、

 

 

2〜3日

 

 

です。

 

 

予想はしていましたが、やはり早めに食べきった方がよさそうな日数ですね。

 

この保存日数の理由ですが、菌が繁殖しやすいことにあります。

 

 

カレーに菌は繁殖しやすい?

ウエルシュ菌

 

 

なぜカレーは菌が繁殖しやすくなってしまうのでしょうか?

 

 

実は、増殖する菌は空気を嫌う性質があり、カレーやシチューなど鍋底の酸素が薄い環境で増殖していく傾向があるのです。

 

 

この繁殖する菌はウエルシュ菌と呼ばれ、特に肉や魚介類などに多く含まれており、熱に強く、数時間加熱しても死なない特徴を持っています。

 

このウエルシュ菌に感染すると、約6〜18時間後に下痢などの腹痛を引き起こしてしまうため、食中毒とされているのです。

 

 

人によりますが、1日1〜3回の下痢を引き起こす場合もあるので注意が必要です。

 

 

カレーは美味しく食べたいですし、繁殖はできるだけ防ぎたいところですね。

 

 

冷蔵保存で増殖は防げる?

カレーを冷蔵保存した場合、菌の増殖は防げるのでしょうか?

 

 

実際に増殖を防ぐことは・・・、できます。

 

 

実は、ウエルシュ菌は50℃以上の温度を保ち続けるか、10℃以下の温度で保管するかのどちらかの方法をとると、増殖を防ぐことができるんです。

 

 

ただ一般家庭でカレーを50℃以上に保ち続けるのは難しいですよね。

 

そこで、10℃以下の温度で保管することが望ましいのですが、それにはカレーの粗熱をとってから別の容器に移す必要があります。

 

 

これはカレーの鍋底に菌がたくさん増殖していることと同じ鍋より別の容器の方が増殖を防ぎやすいからです。

 

 

電子レンジで加熱できるよう、耐熱性の容器に入れておくとよいでしょう。

 

カレーは食事として出すとき本当に楽なのですが、少々保存については苦労しますね。

 

美味しく食べるためにもできるだけ別容器に移して保存するようにしましょう。

カレーの常温保存はNG?

カレーの冷蔵保存については2〜3日でしたが、常温保存はできるのでしょうか?

 

 

基本的に常温保存は・・・、NGです。

 

 

料理している方からすれば予想通りといったところでしょうか・・・。

 

この理由もウエルシュ菌の繁殖にあります。

 

実はカレーを常温で保存した場合、ウエルシュ菌は6〜8時間ほどあれば増殖してしまうのです。

 

 

そして厄介なことに一度繁殖したこの菌は温め直しても死滅しないので、1度繁殖したら食中毒は避けられないと考えた方が良いでしょう。

 

 

正直子供を持つ親としては怖いですね・・・。

 

よく1日寝かしたカレーは美味しいとテレビなどで昔宣伝していましたが、実際は菌が増殖した状態だったと考えるとぞっとします。

 

 

どうしても常温保存したい場合

もしどうしても常温保存したいときはどうしたらよいのでしょうか?

 

 

その場合は、鍋底から空気を入れるようにかき混ぜて加熱することです。

 

 

ウエルシュ菌は空気を嫌う性質から酸素の薄い鍋底で繁殖しやすいため、空気に触れるようにしておくことが対策の1つとなります。

 

また43〜47℃ほどの温度で増殖し始めるので、温め直したいときは増殖を防ぐために75℃で1分以上しっかりと加熱しておくことも大切です。

 

これをきくと、常温保存よりは粗熱をとって、別容器に移してすぐに冷蔵保存の方がよさそうな気がしますね。

 

 

ちなみに常温保存の目安ですが、冬場は1日、夏場については半日になります。

 

 

常温保存したい場合はこの目安と対策を行って保存するようにしましょう。

カレーが日持ちする保存方法

冷凍保存

 

ここでカレーが日持ちさせるためにはどんな保存方法がよいのでしょうか?

 

 

それは、冷凍保存です。

 

 

冷凍保存すると、約1か月間は保存することが可能となります。

 

おススメな保存方法は2つあります。

 

1. ジップロックに保存する方法

 

 

1つ目は、ジップロックに保存する方法です。

 

 

やり方としては、一度加熱したカレーを十分に冷ました後、ジップロックに入れて短時間で急速冷凍します。

 

このときのポイントは、できるだけ空気を抜いてカレーを平らにしておくことです。

 

そうすることで、より早く冷凍することができます。

 

 

また解凍するときはできるだけ自然解凍が望ましいです。

 

 

これは電子レンジなど一気に加熱してしまうと、加熱ムラが起きやすくなることが理由です。

 

湯せんで温める方法もありますが、料理の時にガスを使うことも考えると、前日から自然解凍しておく方がよいかもしれません。

 

ちなみにジップロックに冷凍保存する場合は、ジャガイモやニンジンを入れるのはおススメできません。

 

 

それは、ジャガイモやニンジンは水分を含んでいるため、解凍した後で食べるときに、食感が悪くなってしまうからです。

 

 

どうしても入れたい場合は潰すか細かくしてからジップロックに入れるとよいですよ。

 

2. 製氷皿で保存する方法

 

 

2つ目は、製氷皿で保存する方法です。

 

 

製氷皿といわれると、意外な感じがしますね。

 

やり方ですが、ジップロックと同様、一度加熱したカレーを十分に冷まして、スプーンで製氷皿に入れます。

 

もしジャガイモやニンジンが入っている場合は、ジップロックと同様に潰すか細かくしておきましょう。

 

 

そしてポイントは、空気が入らないようにラップをして冷凍しておくことです。

 

 

そうすることで、風味を失うことなく、再度食べることができます。

 

この製氷皿のメリットは、小分けにできることと、使う分だけ取り出せることといえるでしょう。

 

小分けであればカレーライス以外にも、違うおかずの味付けやカレーうどんにも使えますし、おススメなので試してみてはいかがでしょうか?


余ったカレーで作るおすすめレシピ

カレーうどん

 

余ったカレーをカレーとして食べても美味しいですが、アレンジして食べても美味しいですよね!

 

ここではいくつかの簡単アレンジレシピをご紹介していきます。

 

 

カレーうどん

簡単、そして美味しい、子どもにも大人気のカレーうどんのレシピです!

 

材料(2人分)

  • カレー・・・オタマ4杯分
  • だし汁・・・オタマ2杯分
  • 醤油・・・少々
  • うどん・・・2玉

 

作り方

  1. うどんは熱湯でさっと湯がいておきます。
  2. カレーとだし汁をお鍋に入れてよく混ぜ合わせます。
  3. 醤油をたらして味を整えます。
  4. 湯がいて水気をよく切ったうどんを入れてスープをからめれば完成です!

 

 

カレードリア

残り物のカレーとご飯でできちゃう簡単で美味しいドリアです。

 

卵をチーズの上に落として一緒に焼いても美味しいですよ!

 

材料(4人分)

  • カレー・・・オタマ4杯分
  • ご飯・・・茶碗4杯分
  • 牛乳・・・300ml
  • バター・・・20g
  • 小麦粉・・・20g
  • 塩胡椒・・・適量
  • チーズ・・・お好きなだけ
  • パセリ・・・お好みで飾り付けに

 

作り方

  1. 炊いたご飯とカレーをよく混ぜ合わせます。
  2. ホワイトソースを作ります。
  3. 鍋にバターを入れて溶かし、小麦粉を入れてダマにならないように茶色っぽい色になるまでしっかり炒めます。
  4. そこへ一気に冷えた牛乳を加えて、とろみがつくまで泡立て器で混ぜていきます。
  5. とろみがついたら、塩胡椒で味を整えます。
  6. カレーとご飯を混ぜたものを耐熱皿に入れて、その上にホワイトソースをかけます。
  7. お好みの量のチーズを上からかけ、180度のオーブンで15〜20分焼きます。
  8. お好みで焼きあがったドリアにパセリを散らして完成です!

 

 

 

カレーコロッケ

冷凍保存もきく、お弁当にもぴったりな一品です。

 

材料(2人分)

  • カレー・・・2/3カップ
  • じゃがいも・・・大きいもの2個
  • 強力粉・・・50g
  • 塩胡椒・・・適量
  • 小麦粉・・・大さじ2
  • 卵・・・1個
  • パン粉・・・1カップ
  • 揚げ油・・・適量

 

作り方

  1. カレーは製氷皿に入れて凍らしておきます。
  2. じゃがいもは蒸してつぶし、強力粉を混ぜて、塩コショウで味付けしておきます。
  3. つぶしたじゃがいもを冷蔵庫で少し冷やします。
  4. 冷えたじゃがいもを広げ、真ん中に凍ったカレーを入れて包んでいきます。
  5. 小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつけていきます。
  6. 油を170度に熱し、さっくりとコロッケをあげていけば完成です!

まとめ

ここまでカレーは冷蔵保存で何日もつのか、常温保存はできるのか、カレーが日持ちする保存方法をまとめました。

 

  • カレーは冷蔵保存で2〜3日までもつことができる
  • カレーは空気の薄い鍋底で菌が繁殖しやすく、この菌に感染すると下痢などの腹痛を引き起こす
  • カレーは常温保存で夏は半日、冬は1日もつが、菌が増殖しやすいため、できるだけ鍋底から空気を触れるように混ぜて加熱する
  • カレーを日持ちさせるためにはジップロックか製氷皿で冷凍保存しておくと約1ヶ月もつ

 

ということでした。

 

 

我が家でもよくカレーを作るのですが、旦那さんの帰りが遅いときは鍋のまま放置しておくこともありました。

 

また私が行っていた冷蔵庫での保存は、鍋のまま保存ではなく、別容器に移して保存した方がよかったのですね。

 

 

どちらにしてもよい保存方法ではなかったので、家族の健康のためにも放置や常温保存は避けようと思います。

 

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