ゴーヤの苦味を取る方法とは?下処理のポイントも押さえよう
ゴーヤの別名は にがうり。
その名のとおり、苦い野菜の代表。
あの苦味は、どーも苦手なんだよね。
と思っている人、いると思います。
私もそんなひとりでした。
そんな苦いゴーヤでも、苦味を取るコツがあるんです。
苦みを抑えて食べているうちに、今ではゴーヤはわが家の夏の定番食材になっています。
今回、ゴーヤの苦味を取る方法や下処理のコツについて紹介します。
ゴーヤの苦味を取る方法
ゴーヤの苦みを取るには塩を使います。
ゴーヤを縦に半分に切ってワタ(種を含む白い部分)を取り、2〜3mm位の厚さで薄切りします。
薄切りしたゴーヤと塩をボールに入れて塩でよくもんだあと、5〜10分おきます。
塩はゴーヤ1本に対して小さじ1くらい。
すると、ゴーヤから水分と一緒に苦みもでてくるので、もみ込んだ塩とともに水で洗い流してくださいね。
ゴーヤは薄いほうが塩が入りやすくなって苦みが抜けやすくなりますよ。
薄い分、火が通りやすくなるので柔らかくなりすぎて食感が悪くなったり、ゴーヤの味も抜けてしまうので、調理する時間には気をつけてくださいね。
ちなみにワタは、苦いと思っていませんか?
実は、苦くないんです。
以前、沖縄料理屋でゴーヤ料理を食べたとき、ワタと種がついたままでてきました。
このとき、ワタを初めて食べたのですが、これが苦くなかったんです。
お店だからおいしく食べれたのかなと思い、家でワタを取らずに調理したら、やっぱり苦くなかった。
ワタは苦いから取ると思いこんでいたので、びっくりでした。
ワタは食べれるんだとわかってワタと種について調べてみたら、さらにびっくり。
緑色の果肉より3倍ものビタミンCを含んでいるんだとか。
しかもこのビタミンCは熱に強く、炒めたり油で揚げても壊れにくい。
種には共役リノレン酸が含まれていて、これが体に入ると共役リノール酸という脂肪酸に変化。
共役リノール酸には脂肪を燃焼しやすくする働きがあって、脂肪の吸収や蓄積を抑えてくれるというのです。
これを聞くと、ワタや種を捨ててしまうのもったいない!と思っちゃいますよね。
ワタは苦くない、栄養があるとなると、取るの取らないの?どっち?となりますが、見た目や食感が気になる人はとったほうがいいと思います。
わが家では、子どもがワタつきだと食感がよくなみたいなので、ワタと種は取っています。
取ったワタと種はもったいないので、別で炒めて私が食べています。
ゴーヤの下処理のポイント
塩揉みしても苦いという人は、さらに苦みを取る方法があります。
その方法は
- 塩もみして水洗いした後、10分ほど水にさらしておく。
- 塩もみしたあと、沸騰したお湯をかけるか、数分間さっとゆでる。
- 塩をもみこむときに砂糖(小さじ1)も一緒にもみ込む。
- ハーブやスパイスで苦みを和らげる
です。
水にさらしすぎたり、ゆですぎたりすると、苦みが取れるだけではなくゴーヤの味や食感も損なうので、気をつけましょうね。
ゴーヤチャンプルーのおすすめレシピ
材料4人分
- ゴーヤ・・・・・・・1本
- 塩(塩もみ用)・・・・小さじ1
- 木綿豆腐・・・・・・1丁
- 豚バラ肉・・・・・・300〜400g
- ごま油・・・・・・・適量
- かつおだし(顆粒)・・適量
- しょう油・・・・・・適量
- 塩コショウ・・・・・適量
- 溶き卵・・・・・・・1個
- かつお節・・・・・・適量
作り方
- ゴーヤを縦に切ってスプーンでワタを取り、薄く切る
- ボールに1と塩を入れてもみ、5〜10分おく
- 2の水分を水で洗い流して水気を切る
- 木綿豆腐はざるにあげて水切りし、手で一口大にちぎる
- 豚肉は4〜5cmに切る
- フライパンにごま油を入れて、5を火が通るまで炒めたら3と4を入れてさっと炒める
- かつおだし、しょう油、塩コショウを入れて馴染んだら、溶き卵を入れて半熟になるまで炒めたらお皿に盛る
- 7の上にかつお節をかけてできあがり
苦みをもっと取りたい場合は、塩もみしたあとでさらに10分水にさらす、沸騰したお湯をかける、沸騰したお湯で数分さっとゆでる、塩に砂糖を加えてもむといいですよ。
豆腐の水切りは、豆腐をペーパータオルで包んで電子レンジで1分チンすると早いです。
豆腐は味がよくつくように、手でちぎるといいですよ。
ゴーヤのワタや種にチャレンジしたい人は、取ったワタと種を別で炒めて食べてみてください。
まとめ
ゴーヤの苦味を取る方法や下処理のコツについて紹介させていただきました。
まとめると、
- 塩もみして苦みをとる。
- 塩もみしたあとに、水にさらす、熱湯をかける、沸騰したお湯でゆでる、塩と砂糖でもむとさらに苦みが取れる。
- 水にさらしすぎたり、茹ですぎたり、炒めすぎると、ゴーヤの食感や味がなくなるので気をつける。
- ゴーヤのワタや種は苦くなく、栄養がある。
- ワタや種は見た目や食感が気になる場合は取る
です。
わが家では、ゴーヤを食べているうちに苦みに慣れてきたので、軽く塩もみする程度。
ワタや種は取っていますが、捨てるのもったいないので、別で炒めて食べています。
この記事があなたのお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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