シチューを作るとき具を炒める理由とは?おすすめの炒める順番とは?

シチューを作るとき具を炒める理由とは?おすすめの炒める順番とは?

シチューを作るとき具を炒める理由とは?おすすめの炒める順番とは?

とろみのあるシチュー

 

シチューを作るとき、どのように作っていますか?

 

私の場合は、油を熱してから具を炒め、その後水を入れて加熱し、最後にシチューの素を入れます。

 

 

このシチューを作り方ですが、具を炒める理由や順番は気にしたことありますか?

 

 

順番は固い具から炒めるイメージですが、炒める理由を聞かれると、わからないのが正直なところですね。

 

シチューを作るときの具を炒める理由や炒める順番、おすすめのレシピを含めて紹介します。


シチューを作るとき具を炒めるのはなぜ?

なぜ

 

なぜシチューを作るとき、具を炒める必要があるのでしょうか?

 

 

それは、炒めた方がおいしくなるからなんです。

 

 

なんだか説明になっていないような感じですが、これには理由があります。

 

シチューに欠かせない具といえば、にんじん・じゃがいも・肉・玉ねぎですよね。

 

 

実際に玉ねぎやにんじんを炒めると、表面の糖分がカラメル化されて味に深みが出ますし、じゃがいもは炒めることで表面が固まるので煮崩れ防止につながります。

 

 

肉に関しては、炒めることで表面を固くし、旨味成分でもあるタンパク質の流出を防ぎます。

 

つまり、炒めた方がそれぞれの具の旨味を引き出すことにつながるので、おいしくなるというわけですね。

 

確かに玉ねぎは炒めると甘くなると聞きますが、これが理由なんですね。

 

電子レンジでも同じ効果はある?

電子レンジ

 

ここで気になったのですが、時短で具を電子レンジで加熱してから調理する場合もありますよね?

 

それでも炒めたときと同じ効果は得られるのでしょうか?

 

 

同じ効果は・・・・、得られます。

 

 

ただし具をきちんと炒めた場合に限ります。

 

実際に電子レンジを使うとすぐに具が柔らかくなるので、本当に便利ですよね。

 

 

ただ、いくら具を柔らかくしたとはいえ、そのまま鍋に入れてしまっても具の表面を固くしなければ炒めたときの効果は得られません。

 

 

にんじんやじゃがいもなど火の通りにくいものを事前に通りやすくしておき、炒めるのであれば同じ効果も得られますし、時短にもつながります。

 

ここで、電子レンジで事前に具を温める場合のポイントがあります。

 

 

それは、ターンテーブルの場合は具をドーナツ型に並べ、普通に置くタイプの場合は具を均一にし、レンジの中心に皿を置くことです。

 

 

ターンテーブルの場合は回転するため、中心にマイクロ波が集まりにくく、ドーナツ型で具を並べるとムラなく温まることが理由になります。

 

確かに電子レンジは種類によって、温まり方にムラができることありますね。

 

何でも中心に置けば温まるわけではないことを頭に入れておきましょう(笑)


シチューを作るとき具を炒める順番

シチューを作るときの具の順番はどのようにしていますか?

 

固いものから順番に炒めるイメージですが、果たして合っているのでしょうか?

 

 

炒める順番ですが、肉→にんじん→玉ねぎ→じゃがいもになります。

 

 

これは予想通りといった方も多いかもしれないですね。

 

ただ、肉から炒める理由は何なのでしょうか・・・。

 

 

それは、生臭さをとることなんです。

 

 

お肉は炒めることによって、タンパク質の流出を防ぐだけではなく、肉の生臭さを消し、シチューに香ばしさが加えることになります。

 

確かにお肉を後から入れても、香りが伝わりにくい気がしますし、先に炒めた方がおいしくなるイメージですね。

 

ただ、野菜と一緒に炒めてもよいのではと考えている方もいるかもしれません。

 

 

野菜は炒めると水分が出てしまいますし、肉を先に炒め、その旨味が入った油で野菜を炒めた方がよりおいしく仕上がります。

 

 

あとは火の通りにくいにんじんや玉ねぎを炒めて糖分を出し、最後に煮崩れしやすいじゃがいもを入れて炒めます。

 

こうしてみると、炒める順番はただ火が通りにくいものからというわけでもないのですね。

 

炒めるときの注意点

ここで、シチューの具を炒めるときの注意点を紹介します。

 

 

それは、シチューを煮る鍋で炒めないことです。

 

 

実はシチュー鍋は急激な熱変化に弱く、野菜などを炒めてしまうと空焚きに近い状態となり、亀裂も入りやすくなってしまうのです。

 

できるだけ具を炒めるときは、フライパンで炒めた後に鍋に入れてシチューを煮込むようにしましょう。

 

ちなみに私はがっつり鍋で炒めていたので、次回作るときはフライパンで炒めます(汗)。

シチューのおすすめレシピ

シチューについて炒める理由や順番を紹介しましたが、それを踏まえておすすめのレシピがあるとうれしいですよね。

 

人気のレシピを2つ紹介します。

 

1. シチューの素がいらないクリームシチュー

 

 

1つ目は、シチューの素がいらないクリームシチューです。

 

 

材料(4人分)

  • じゃがいも・・・2個
  • 玉ねぎ・・・1個
  • にんじん・・・1/2本
  • かぼちゃ・・・1/4個
  • 鶏肉(もも肉もしくはむね肉)・・・1枚
  • 小麦粉・・・大さじ2強
  • 牛乳・・・300t
  • 水・・・200t
  • コンソメ・・・2個
  • パセリ・・・飾り用
  • 塩こしょう・・・少々

 

作り方

  1. 鶏肉は食べやすい大きさに切り、野菜はすべて角切りにします。
  2. フライパンに鶏肉、にんじん、玉ねぎ、かぼちゃ、じゃがいもの順番で塩こしょうをして炒め、玉ねぎが透明になったら、火を止めます。
  3. 鍋にAを入れ、小麦粉を振り入れて火を止めた状態で混ぜ合わせます。
  4. 全体に小麦粉がなじんだら、牛乳と水を加え、コンソメを入れて火にかけます。
  5. とろみがつくまで混ぜ、ついたところで弱火にしてしばらく煮込めば完成です。

 

調理時間は30分前後くらいで、最初に作って煮込んでいる間に別のおかずを作ると効率よく食事が作れますね。

 

 

かぼちゃを煮込んで、色が変わったシチューが嫌な場合は、かぼちゃはCの時点で鍋に入れて煮込むようにするとよいですよ。

 

その場合は電子レンジなどを利用して事前に柔らかくしておくと時短にもつながりますね。

 

2. エビのトマトクリームシチュー

 

 

2つ目は、エビのトマトクリームシチューです。

 

 

材料(4人分)

  • 海老・・・6〜8尾
  • 玉ねぎ・・・大1個
  • マッシュルームかしめじ・・・お好みの量
  • トマト缶:A・・・200g(半分)
  • 水:A・・・200ml
  • コンソメ:A・・・2個
  • 牛乳:B・・・200ml
  • 生クリーム:B(ない場合は牛乳でもOK)・・・100ml
  • 塩こしょう・・・少々

 

作り方

  1. 玉ねぎはみじん切り、きのこ類は食べやすい大きさに切り、海老は背ワタを取っておきます。
  2. フライパンにオリーブオイル大さじ1を入れて熱し、海老、玉ねぎ、きのこ類の順番で塩こしょうをして炒めます。
  3. Aを鍋に移し、Aを入れて玉ねぎがクタッとなるまで蓋をして煮ます。
  4. Bを入れてさらに煮込み、煮立ったら塩こしょうで味を整えて完成です。

 

こちらも調理時間は約30分前後なので、先に作っておき煮込みながら別のおかずを作るとよいですね。

 

海老の代わりに鶏肉を入れてもおいしいですし、味の濃さについてはコンソメの量か牛乳で調節するようにしましょう。

まとめ

ここまでシチューの具を炒める理由と炒める順番、おすすめのシチューレシピをまとめました。

 

  • シチューを炒める理由は、にんじんや玉ねぎは糖分がカラメル化して味に深みを出し、じゃがいもは煮崩れ防止、肉は旨味を閉じ込めるためである
  • シチューの具を温めるときに電子レンジを使う場合、ターンテーブルはドーナツ型に、それ以外は中央に均一に並べるようにしておくとムラがない
  • 具を炒める順番は肉→にんじん→玉ねぎ→じゃがいもで、肉は生臭さを消し、野菜の水分で旨味が出ないように先に炒めるとよい
  • シチューのおすすめレシピは、シチューの素がいらないクリームシチューと海老のトマトクリームシチューである

 

ということでした。

 

 

炒める順番や理由もわからず作っていたシチューですが、順番や炒めることにちゃんとした意味があったんですね。

 

 

これを知っていると知っていないではシチューの味も変わってくると思うので、具はきちんと炒めなければいけませんね。

 

我が家では特に冬によく作るので、寒い季節になったら上記を踏まえて作るようにしてみます。

 

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