ハンバーグににんにくは入れる?すりおろしとみじん切りどっちがいい?
突然ですが、あなたはハンバーグににんにくを入れますか?
実は私は、ハンバーグににんにくは入れたことはありませんでした。
しかし、先日旦那の実家でハンバーグをご馳走になった時、ハンバーグを切るとフワッとにんにくの風味が食欲をそそるハンバーグだったんです。
ハンバーグのソースに、にんにくを使うことはあったのですが、お肉の方には入れたことはなく意外でした!!
しかし、このにんにく風味のハンバーグが美味しく、チャレンジしようと思い色々と調べてみました。
そして自宅でもとても美味しいハンバーグができたので、ぜひあなたにもその方法をご紹介したいと思います。
ハンバーグににんにくを入れた方が美味しくなる?
結論から言いますと、にんにくを入れることで、とても美味しいハンバーグができます。
お肉とにんにくって、どんな料理にも相性バッチリですよね!
古くから料理のスパイスににんにくは使われており、とても身近な食材。
にんにくにはスパイス効果があり、食べ物にコクを出してくれたり、肉の臭みを消し、さらに肉の風味を引き出す力があるんです!
ハンバーグは臭みを消すために、ナツメグを入れることが多いですが、臭みを消すだけでなくコクも出してくれる一石二鳥のにんにく。
しかし、基本のハンバーグにはにんにくは使われていません。
ではどんな時にハンバーグに、にんにくを入れるとベストなのでしょうか?
食欲がない日や元気をつけたい日などに!
にんにくには先ほどご紹介した通り、コクを出したり臭みを消すことから食欲を増進させる食べ物として知られています。
そして、にんにくには疲労回復や冷え性の改善、寒い時期には免疫力のアップにもいいとされている食材なので風邪予防にもいい食材なんです。
美味しいハンバーグを食べながら健康にもいいとされるにんにくを取り入れるのもいいですね。
ソースには注意!
しかし、ハンバーグは色々なソースで楽しむことのできる料理なので、ソースによってにんにくを入れるかは決めた方がよいでしょう。
ガーリックソースなのに、ハンバーグにもにんにくを使うとせっかくのお肉の風味も消されてしまうことになります。
私はの場合は、今日はソースまで時間をかけられない!!という日なんかに、ハンバーグに少しにんにくを入れることで、少し手の込んだハンバーグのように見せています(笑)
その日のソースは、ケチャップとウスターソースを混ぜたようなシンプルな物なんですが、ハンバーグに味がついているので問題なし!
ソースはシンプルなのに、本格的なハンバーグになりますのでチャレンジしてみてください。
ハンバーグににんにくを入れる時はすりおろし?みじん切り?
それでは実際に、ハンバーグににんにくを入れる時はすりおろしなんでしょうか?それともみじん切りなのでしょうか?
実は色んな方法があるのでご紹介したいと思います。
すりおろし派
実はにんにくは、すりおろしが一番効果的だと言われています。
その理由は「アリシン」という元気の源のになる成分は、すりおろすことで発生するからなんです。
にんにくに含まれている「アリイン」という成分と「アリイナーゼ」という酵素が、すりおろすことで細胞が破壊され混ざり合います。
すると、にんにくの独特な香りと共にアリシンが発生し、風邪の予防や疲労回復が期待できるんです。
なので私は、今日は疲れたなー!とか、明日は忙しいぞー!なんていう日の夜に、すりおろしにんにくを入れてハンバーグを作ったりしています。
そしてすりおろしのにんにくは、とても香りが高くなりガツン!とにんにくを感じることができますので、食欲がない日にもいいですね。
火の通りも早く、ボリュームアップにもなるので初心者にはオススメ!
プロのレシピはみじん切り派が多い。
私も実際に作ろうと色々とレシピを調べていると、どうやら料理研究家やプロのレシピにはみじん切り派が多いように感じました。
みじん切りのメリットは、やはり食感です!
フワフワのハンバーグにアクセントとして、にんにくのみじん切りが入っていると、とても食べ応えのあるプロのようなハンバーグになります。
すりおろしに比べると、にんにくの風味はマイルドになります。
しかし、小さなにんにくのみじん切りって意外とめんどうだったりもします。
ハンバーグは何かと工程が多く、タネをコネたり玉ねぎをみじん切りしたり、焼いたり蒸したりと作業がありますので時間に余裕がある人は、みじん切りがオススメ!
手間暇かけると、やはりプロのような仕上がりで一味違った味になりますよ。
ハンバーグに合うガーリックソースの美味しいレシピ!
今まではハンバーグに直接にんにくを入れる方法をご紹介してきましたが、ハンバーグはソースも楽しめる料理。
そんなハンバーグのソースにも、にんにくはピッタリな食材なんです。
しっかり基本のハンバーグを作って本格的なガーリックソースをかけても良し!
今日のハンバーグは冷凍だけど、ガーリックソースに手間をかけてみよう!
色々な方法はありますが、いくつかガーリックソースの美味しいレシピをご紹介したいと思います。
和風ガーリックソース
医師で料理家の河埜 玲子先生のガーリックソースのレシピ。
小さな子供がいる河埜先生だからこそ、とってもシンプルで作りやすいレシピです。
ハンバーグを焼く手順からとてもわかりやすく説明してくれているので、ご紹介いたします。
- 玉ねぎはみじん切りにして耐熱ボウルに入れてラップをかける。
- ボウルに合いびき肉、1の玉ねぎ、卵、パン粉、牛乳、塩こしょうを入れて、ねばりが出るまでよく混ぜる。4等分して小判型に形を整え、両手のひらに交互に打ち付け、空気を抜く。
- 片栗粉(分量外)を表面にまぶし、もう一度形を整えて真ん中をへこます。
- フライパンになたね油を入れて中火にかけ、両面に焼き色をつける。(この時点では中心は生でも良い)
- ハンバーグの高さ1/3くらいまで熱湯を加え、すぐにふたをし中火で5〜6分蒸し焼きにする。
- ふたを取り、水分が残っていたら飛ばし、一旦ハンバーグを取り出してフライパンに残った油脂をふき取る。
- 6のフライパンに水 大さじ3、しょうゆ 大さじ3、みりん 大さじ3、砂糖 大さじ1、にんにく・おろし 小さじ1/4をいれ、沸騰後1分ほど煮る。
- 一旦火を止めて、水 小さじ2、水溶き片栗粉 小さじ1で作った水溶き片栗粉を加え混ぜる。混ぜながら再度火にかけ、とろみがつくまで煮る。ハンバーグを戻し入れてからめる。
レンジ600wで2分加熱し、冷ましておく。
家庭で本格的に!トマトガーリックソース
トマトとにんにくの相性はバッチリ。
パスタ、チキンソテー、ピザなどにも使われていますよね。
もちろんハンバーグのソースにもピッタリなんですよ!
その作り方をご紹介いたします。
- 玉ねぎ1/2、にんにく3〜5かけは薄くスライスし、しめじ1/2は石突を除き小房に分けておく。
- ハンバーグを焼いた後のフライパンを軽くペーパーでふき取り、オリーブオイルを適量入れ、にんにくを炒め香りを出す。
- そこへ、しめじと玉ねぎを入れ強火で炒める。
- しんなりしたら、小麦粉大さじ1/2を入れダマが消えるまで炒める。
- そこへ、カットトマト缶1缶、水200ml、酒、ケチャップ大さじ3、コンソメスープの素、砂糖小さじ1、あらびき黒コショウ、乾燥バジル少々を入れる。
- そのまま8〜10分ほど煮込む。
これで、トマトガーリックソースのできあがり!
ハンバーグに伴う直接かけても美味しいですが、焼いたハンバーグを入れて煮込んでも◎
生焼けが心配な方は、トマトガーリックソースで煮込むのもいいかもしれませんね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
やっぱり、お肉料理にはにんにくは相性抜群の食材ですよね!
ハンバーグににんにくを入れるべきポイントはこちらです。
- コクが出る。お肉の臭みを消し、風味を引き出してくれる。
- 食欲がない日や元気をつけたい日にエネルギーチャージ。
- その日のソースに注意して入れる。
- すりおろしはガツンと!みじん切りはマイルドに。
- ガーリックソースの作り方はとても簡単。
にんにくを入れるだけで色々なパワーがアップすることがわかりました。
色々なバリエーションで楽しめるハンバーグだからこそ、栄養もとれて美味しく食べられたら最高ですね。
あなたも、にんにく入りのハンバーグにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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