ハンバーグのつなぎに小麦粉をつける意味は?なしでも作れる?
あなたはハンバーグを作るときに、つなぎに小麦粉をつける意味をご存知ですか?
ハンバーグにつなぎの材料を使う手間がなくなれば、大分楽になりますよね。
特にハンバーグは卵だったり、塩だったりと意外とたくさん材料を使います。
そこで、ここではハンバーグのつなぎに小麦粉をつける意味について、ハンバーグはつなぎなしでも作ることができるかなどについてご説明いたします。
また、ハンバーグの小麦粉を使った場合と使わなかった場合のレシピもご紹介いたしますね。
ハンバーグのつなぎに小麦粉をつける意味は?
ハンバーグを作るとき小麦粉をつなぎに使いますよね。
しかし、いちいち小麦粉をまぶすのは面倒と思いませんか?
私の場合は小麦粉をつける作業が面倒くさく、つい多めに小麦粉をつけてしまいます。
そのため小麦粉をつなぎに使わなければならない理由を探してみました。
実はハンバーグのつなぎに小麦粉を使う理由は、材料と材料を1つにまとまりやすくするためです。
また、小麦粉をつなぎとして使う際には肉に混ぜ込むのではなく、まとめた肉ダネの周りにまぶすようにするのはご存知かと思います。
このように小麦粉をつなぎとして使うと、小麦粉の特徴として水分を含むと膨張して糊状になるためです。
糊状になることで、ハンバーグの表面に糊がくっついて肉汁を閉じ込め、さらには表面を焦げにくくします。
それだけではなく、舌触りをよくし、ソースを絡みやすくすることができるのです。
ハンバーグはつなぎなしでも作れる?
ハンバーグはつなぎなしでも作れます。
ハンバーグに混ぜ込む材料が自然とつなぎの役割をしてくれます。
ハンバーグのつなぎは一般的に小麦粉や片栗粉ですが、他にもつなぎになるものがたくさんあるのです。
まずは塩です。
塩を挽肉に混ぜて込めることで、塩が肉のタンパク質を分解してくれるため、全体に粘り気が出てきます。
さらに、肉に含まれているタンパク質は塩を加えて加熱することにより固まりやすくなります。
そのため、つなぎに塩を使ったハンバーグは焼くことにより肉同士がよりくっつきやすくなるのです。
それだけではなく、塩をつなぎに使うことで、ハンバーグに塩味をつけたり、保存性を高めることができるます。
次につなぎとなる材料は卵です。
卵をつなぎに使うことで、旨味をプラスすることができます。
そして、水分量を増やすだけでなく、卵が持っている保水性によって水分を逃がすことがありません。
そのため、食感が柔らかくなり、ふんわりとしたハンバーグになります。
ハンバーグの小麦粉あり・なしのレシピを紹介!
ハンバーグのつなぎに小麦粉を使わなくても、他の材料が代わりにつなぎの役割になることが分かりましたね。
そこでハンバーグのつなぎに小麦粉を使った場合のレシピと使わなかった場合のレシピをご紹介したいと思います。
なめこおろしの和風ハンバーグ(小麦粉あり)
材料
- 合挽き肉・・・250g
- 玉ねぎ・・・1個
- 卵・・・1個
- 牛乳・・・大さじ1
- パン粉・・・1/3カップほど
- 塩・・・2つまみ
- こしょう・・・少々
- 油、小麦粉・・・各適量
- なめこ・・・1/2袋
- 大根おろし・・・1/4本分
- しそ(千切り)・・・適量
- Aだし汁・・・350ml
- A醤油、みりん・・・各大さじ2と1/2
作り方
- まずだし汁を準備し、パン粉に牛乳を加えて湿らせます。
- 玉ねぎをみじん切りにしてから、フライパンに油をしいて、玉ねぎがしんなりとするまで炒めます。
- ボウルに合挽き肉と卵、牛乳で湿らせたパン粉、炒めた玉ねぎ、塩、こしょうを加えます。
- 粘り気が出てくるまで混ぜ、2等分にします。両手でキャッチボールをするように空気を抜きながら、形を楕円形に整えます。そして、表面に軽く小麦粉をまぶしていきます。
- フライパンにサラダ油を入れて熱したら、ハンバーグを入れて焼きます。焼き色がこんがりとついたら、なめことAの調味料を加え、8分くらい煮てから皿に盛りつけます。
- 最後に大根おろしとしそを飾ったら完成です。
ハンバーグ(小麦粉無し)
材料
- 牛豚合挽き肉・・・300g
- 市販マッシュポテト粉・・・15g
- 卵無しマヨドレ・・・大さじ?
- 玉ねぎ・・・1/2個
- 醤油・・・大さじ1/2
- みりん・・・大さじ?
- サラダ油・・・適量
- 塩胡椒・・・少々
- ナツメグ・・・少々
作り方
- 最初に玉ねぎはみじん切りにしておきます。
- 次にフライパンにサラダ油を入れ、玉ねぎのみじん切りを柔らかくなるまで炒めます。その後、醤油とみりんで味をつけたら、火を止めて冷まします。
- ボウルに合挽き肉と塩胡椒、ナツメグを入れてこねます。
- 冷ましたいため玉ねぎとマッシュポテトの粉、卵無しマヨドレを加えてさらにこね、ハンバーグを手のひらサイズにして形を整えていきます。
- 両手でキャッチボールするように空気を抜いていきましょう。
- 再びフライパンにサラダ油を入れて、ハンバーグのタネを並べて少し強火で焼いていきます。
- 焼き色がつき、しっかり固まったらひっくり返して裏面を焼きます。
- 焼き終わったら盛り付け、フライパンに入っている肉汁をハンバーグにかけたら完成です。
まとめ
ハンバーグの作り方は、人それぞれ何を材料にするかで違ってきますよね。
特につなぎを何にするかで、ハンバーグの出来具合が変わってきます。
しかし、小麦粉だけがつなぎになるのではなく、卵や塩などもつなぎになるため、何かしらの材料をつなぎに使っていると思います。
私の場合は塩をいつも使っているので、今度から小麦粉をまぶす手間を無くしたいと思います。
小麦粉無しのハンバーグも作ることができるので、皆さんも興味のある方は是非作ってみてください。
特に小麦粉をつなぎにしている方は、その手間を他のつなぎを代わりに使ってみるといいですよ。
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