ハンバーグのタネがゆるい…その原因と、おいしいハンバーグ作りのコツ!

ハンバーグのタネがゆるい…その原因と、おいしいハンバーグ作りのコツ!

ハンバーグのタネがゆるい…その原因と、おいしいハンバーグ作りのコツ!

ハンバーグ - ゆるい

 

大人から子供まで人気のハンバーグは、食卓にのぼる機会も多いメニューですよね!

 

でもハンバーグを作るとき、ひき肉のタネがゆるくてべちゃっとなってしまった経験はありませんか?

 

 

うまく成型できないほどにゆるくなってしまった時は、このまま焼いていいものか、なにか対処法があるのか、悩みますよね。

 

 

ハンバーグのタネがゆるくなってしまうのはなぜなのか?

 

また、ゆるくなってしまった時に適切な対処法はあるのか?

 

 

ちょっとの手間でおうちハンバーグを格上げするコツを、ご紹介します!


ハンバーグのタネがゆるくなってしまう原因は?

ハンバーグのタネがゆるくなってしまうのには、大きく3つの原因があります。

 

1.ひき肉のこね方が足りない。

ハンバーグのタネをつくる前に、まずはひき肉だけをしっかりこねていますか?

 

ボウルに移したひき肉にいきなりたまねぎなどの副材料を入れて混ぜ、全部が混ぜ合わさったらできあがり、というやり方だと、べちゃっとしたゆるいタネになってしまいます。

 

 

まず、ひき肉だけの状態で粘りが出るまでしっかりこね、副材料を加えてからも、全体を混ぜるというよりはこね合わせるイメージで、タネに粘りを出すのがポイントです。

 

2.玉ねぎの下準備が適切でない。

ハンバーグにはたまねぎを加えますが、その下準備によっても、生地をゆるくさせてしまうことになります。

 

たまねぎをあらかじめ炒めるかどうかは、食感の好みもあるのでどちらでもかまわないのですが、たまねぎを炒めない場合は、その水分が生地をゆるくする原因になります。

 

 

刻んだ玉ねぎは、キッチンペーパーやガーゼなどでしっかりと水分を絞ってから、ひき肉に加えましょう。

 

 

また、炒めた玉ねぎを使う場合は、しっかりと熱をとって冷めたものを加えること。

 

炒めた直後の熱を持ったものを加えると、その熱でひき肉の脂が溶け出して生地をゆるくしてしまい、タネが痛む原因にもなります。

 

3.パン粉と水分の割合のバランスがとれていない。

ハンバーグにはレシピとして、パン粉や卵を加えます。

 

パン粉はあらかじめ牛乳に浸しておくのが一般的ですが、この水分が多いと、当然生地がゆるくなって失敗しまいます。

 

 

牛乳+卵の水分で、パン粉がふやけて水っぽさがなくなるくらいの量のバランスが適当です。

 

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ハンバーグのタネがゆるくなってしまった時の対処法

パン粉

気を付けてはいても、何らかの原因で生地がゆるくなってしまった場合は、どうすればいいのでしょうか?

 

 

一番てっとり早いのは、パン粉を加えることですね。

 

パン粉に生地の水分の水分を吸わせることで、いくぶんタネのゆるさが改善されます。

 

 

ちぎった食パンを生パン粉の代わりに使うこともできますし、それらが何もない場合は、小麦粉を加えることでも水分を吸ってくれる効果を期待できます。

 

 

パン粉がない場合は同じく水分を吸う効果がある小麦粉か片栗粉を使いましょう。

 

 

また、炒めた玉ねぎの熱や、こねている時の手の温度などでひき肉の脂が溶け出してタネがゆるくなってしまっている場合は、タネを冷蔵庫で冷やすことで、ある程度の固さを取り戻せます。

 

 

タネがゆるくなってしまっても、焼けば何とかなるかも?という期待もあったりしますよね。

 

 

しかし、ゆるいタネのまま焼いてしまうと、まとまりがなくてボロボロになってしまったり、肉汁があふれ出て旨味がなくなってしまったり、ひっくり返せなくて結果的にハンバーグが崩れてしまう原因になります。

 

タネがゆるくなってしまったら、上記のようの対処をしてから焼く方が、得策と言えるでしょう。

 

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上手なタネ作りで、おいしいハンバーグをつくるコツ!

ハンバーグのタネ

おいしいハンバーグをつくるためのタネづくりで一番大事なのは、

 

ひき肉の「こね方」

 

にあります。

 

 

しっかりタネをこねることは、タネがゆるくなるのを防ぐだけでなくハンバーグをおいしくするためにとても大事な作業です。

 

 

ひき肉は冷蔵庫から出したばかりの冷たいものを使います。

 

 

こね方としては、まずはひき肉をにぎるようにして、肉をつぶしていきます。

 

ひき肉のつぶつぶ感がなくなるように、握りながらボウルにおしつけるようにしながら、固まりがなくなって全体がネバーっと一体化するようになるまでしっかりこねます。

 

 

これが「肉の粘りが出た」という状態。

 

まず肉だけをこねてこのような状態にしてから、たまねぎなどを加えていきましょう。

 

 

そしてこねる時にもう一つ重要なのは、なるべく熱を加えないこと。

 

長い間こねていると、手の熱でひき肉の脂が溶けてきて、タネをゆるくしてしまいます。

 

しっかりと、しかし短時間でひき肉をこねあげましょう。

 

 

予めひき肉は冷蔵庫で冷やしておき、夏場は、氷を入れたボウルの上に肉を入れたボウルを重ねて、冷やしながらこねるのもいいでしょう。

 

手を氷水につけて、冷やしてからこね始めるのも効果的です。

 

 

また、こねる前にひき肉に塩を一つまみかけると、ひき肉の脂身の中の脂肪分が乳化し、粘り気が出やすくなるのでおすすめです。

 

 

このひき肉をしっかりこねるひと手間で、ハンバーグの中に肉汁がしっかり閉じ込められ、ジューシーでとってもおいしいハンバーグができあがりますよ。

 

 

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まとめ

今日はタネがゆるくなってしまったけど、なんでだろう〜とついついそのままハンバーグを焼いてしまったり、まぁいいかで済ませてしまっていた方も、多いかもしれません。

 

簡単なポイントをおさえるだけで、ハンバーグのタネがゆるくなるのは防ぐことができます。

 

 

簡単人気メニューだからこそ、基本を押さえて、毎回おいしいハンバーグをつくりたいですよね。

 

適当に終わらせていた「捏ね」の作業を少し見直していくと、同じ材料でもいつもよりバージョンアップしたハンバーグが出来上がりますよ!

 

 

こちらの記事もおすすめです。

 

⇒ハンバーグが固い!柔らかくする方法は?別の料理にリメイクできる?

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