ハンバーグは寝かせる方が美味しい?時間は?常温or冷蔵庫?
あなたはいつもハンバーグをコネて、すぐ焼いていますか?
それとも寝かせてから焼いていますか?
私は子供が小さいので、一気にハンバーグのタネを作り焼く時間がないので、タネを作ってから一度冷蔵庫に入れていました。
そして旦那の帰宅に合わせて、ハンバーグを焼いて出すスタイルを自然としていたんです。
しかし旦那の休みの時に、子供を見てもらうことができたので、タネを作ってからすぐ焼くことに。
いつもと同じ材料で、同じ焼き方なのに何かが違う??
これはきっといつも冷蔵庫で寝かせたことに何か美味しくなるコツがあるんじゃないの?と思いました。
ハンバーグにはコネて焼くだけではなく、寝かせるという工程があったんですね!
あなたにもぜひ、その方法をご紹介したいと思います。
ハンバーグは寝かせる方が美味しい?
私は時間がなく、作ったタネを冷蔵庫に入れていたこの工程。
省いてしまった時に気が付きました。
ハンバーグは寝かせる方が美味しいのでは!?
実はハンバーグを寝かせることで、こんなメリットがあったんです。
ハンバーグを寝かせるとどうなる?
ハンバーグを寝かせるだけで、意外なメリットが!!
- ふっくら仕上がり、肉汁が溢れジューシーになる。
- 水分がひき肉に行き渡り、味が全体になじみ、旨味が増す。
- 肉の脂を固めることで、形が落ち着き焼くときに崩れにくい。
作ってすぐに焼かず、少し寝かせるだけでこんなにも美味しさの秘訣がありました。
逆に、寝かせずに焼いてしまうと、こんな失敗の元に繋がります。
- 焼いていると肉汁が出てしまいパサパサに。
- 形が落ち着いていないので、ひっくり返す時に崩れてしまう。
ハンバーグは、やっぱり切った時にジュワーっと出てくる肉汁がたまらないですよね?
最初から崩れていては肉汁も出てきませんし、もったいない!
せっかくの美味しいハンバーグ寝かせる工程は忘れず行いましょう。
ハンバーグを寝かせる時間はどのくらい?
ハンバーグを寝かせる時間は
1時間〜3時間くらいが目安!!
このくらいの時間で十分、脂も固まり旨味も増します。
美味しくジューシーなハンバーグを作るには、寝かせる時間も考えて、食べる時間に応じてタネを作りましょう。
ハンバーグを寝かせるのは常温?室温?
ハンバーグを寝かせる時は、必ず冷蔵庫に入れてください。
ハンバーグのタネは火の通っていない生のお肉です!!
また、ひき肉は空気に触れる面が多く、ミンチになった瞬間から空気に触れているため、傷みやすいお肉なんです。
また、ハンバーグは手でコネて作りますよね?
いくら綺麗に洗ったとしても、手には雑菌がついているので危険です。
私は手袋をしているから大丈夫!!
なんて思っている人もいるかもしれません。
しかし、ハンバーグには玉ねぎを入れますよね?
包丁やまな板にも雑菌はついているので、やはりハンバーグは菌が繁殖しやすい環境といえるでしょう。
食中毒の問題
では、なぜ常温だと細菌が繁殖しやすいのでしょうか?
ハンバーグのタネはご存知の通り、お肉でできています。
お肉には、サルモネラ菌やカンピロバクター、腸炎ビブリオなどの食中毒の原因菌がついている可能があります。
その菌が繁殖してしまうと、食中毒を発生する危険があり菌を増やさないことが大切なんです。
細菌の多くは10℃以下では活動が鈍り、あまり増えなくなるんですよ!!
冷蔵庫内の冷蔵室の温度は、約3℃に設定されています。
室温では、冬場でも暖房をつけたりしていると22℃くらいにはなるので常温では保存できない料理といえます。
タネを作ったら、なるべく早く冷蔵庫に入れましょう。
ハンバーグを寝かせる基本的なやり方は?
それでは、安心して美味しくハンバーグを食べられるようにするにはどうすればよいのでしょうか?
ハンバーグを寝かせる基本的なやり方はこちら!
- 作ったハンバーグのタネを1つずつラップに包む。
- 重ならないようにフリーザーパックに入れる。
- しっかり空気を抜きチャックを閉める。
先ほどもご紹介した通り、お肉は空気に触れると傷みやすくなります。
いくら冷蔵庫の中でも空気に触れてしまえば傷む原因になってしまいます。
そのため、1つ1つ丁寧にラップで包み、さらにフリーザーパックに入れることで空気に触れにくい環境を作ってあげましょう。
ハンバーグをさらに痛みにくくする方法とは?
ちなみに基本的なやり方の応用で、さらに痛みにくくする方法があるんです。
お肉は常温で保存すると傷みやすいことは先ほどもご紹介いたしました。
ということは
調理中も肉の温度を上げないことも大切ということ!!
炒め玉ねぎを入れる場合は、必ずしっかり冷めてから混ぜてください。
そして、私が実践したことのある方法はこちら。
- タネの入ったボウルを一回り大きな氷水の入ったボウルにつけてコネる。
- タネをコネる時に氷水で手を濡らしながらコネる。
- 最初は木べらなどを使い、途中から手でコネる。
- 最初から最後まで、すりこ木を使う。
色々な方法を試しましたが、おすすめは1番でした。
この方法なら、お肉の温度を下げずにコネることもでき、時間もかからず、手もそこまで冷たくないので効率よく作れます。
また氷水を使うことで、手の温度で脂が溶け出さないため旨味も閉じ込めることができるんですよ。
ぜひ、試してみてくださいね!
ハンバーグを寝かせすぎたら?
先ほどご紹介した通り、ハンバーグを寝かせる時間は1時間〜3時間がベスト!
しかし、ハンバーグを寝かせすぎたらどうなるのでしょうか?
ハンバーグを寝かせる時間は、最大でも1日が限度!!
いくら冷蔵庫に入れても菌は繁殖しにくくなっただけで、消えるわけではありません。
また、半日〜1日でひき肉の質は急激に落ち傷みやすくなります。
冷蔵庫の他の食材に臭いがうつったりする原因にもなりますので注意しましょう。
ちなみに、冷凍保存の場合は生だと約2週間、焼いてからだと約1ヶ月です。
お弁当用などに大量に作って保存する場合は焼いてからが理想ですね!
まとめ
ハンバーグを寝かせるを寝かせることには、たくさんのメリットと注意点がありました。
- ハンバーグを寝かせることで、旨味が増しジューシーになる。
- 寝かせないことで、パサパサになったり型崩れの原因になる。
- 寝かせる時間は、1時間〜3時間までにする。
- 常温保存は危険!必ず冷蔵庫に入れる。
- 寝かせる時は空気に触れないように、しっかり包むこと。
- 寝かせ過ぎは傷む原因に!1日が限度。
色々な注意点はありますが、寝かせる工程がとっても大切だということがわかりました。
私も自身の失敗から学び、今では毎回寝かせる作業をしています。
あなたもぜひハンバーグを寝かせて美味しくいただいてくださいね。
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