ピーマンが変色!赤やオレンジなら栄養たっぷり?茶色は危険?
あ!ピーマンが赤くなってしまった!!
冷蔵庫からピーマンを取り出したら変色していた!!
そんな経験ありませんか?
この色が変わってしまったピーマンって食べられるのでしょうか??
今日はピーマンが変色していくその理由と、何色なら食べてもいいのか栄養価はどうかなど、ピーマンの変色についてご紹介していきます!
赤やオレンジに変色したピーマンは栄養たっぷり?
なぜピーマンは変色するの?
そもそもなぜピーマンは変色していくのでしょうか?
それはピーマンは、収穫後にも追熟が進む野菜だからです。
というのも普段私たちが食べている緑色のピーマン、実はまだ成長過程の野菜なんです!
私たちがピーマンと呼ぶ緑の野菜は、未成熟の状態で収穫され、販売されています。
そのため、私たちの手元に届いた後も、実はより熟そうとピーマンは活動を続けます。
その過程で、緑色の色素である葉緑体が壊れ、それと同時に赤の色素カプサチンが増えていきます。
結果、ピーマンの色がオレンジ色、そして最終的には赤色へと変色していくのです!
赤色のピーマンは食べられる?
答えはもちろん、”イエス!”です。
未完熟であった緑のピーマンが、追熟して色がオレンジや赤色に変わっただけですので、当然食べることができます!
赤いピーマンは栄養がたっぷりって本当?!
そうなんです。
追熟した赤いピーマンは、緑のピーマンよりも栄養価が高いといわれています!
具体的には、ビタミンCが2倍以上になるんだとか!
カロテンやカリウムも増え、栄養価は増大しています!
さらに、緑のピーマンに比べて完熟した赤いピーマンは、苦みが少なくなり、甘みが増します!
食感も柔らかくなります!
子どもをはじめとして、時に独特な味と苦みから嫌われがちなピーマンですが、赤いピーマンなら食べられる!という人も多いようです!
茶色になったピーマンは危険なの?
では、茶色に変色したピーマンはどうなのでしょうか?
茶色のピーマンは、完熟をさらにこえ、痛んできてしまっている可能性があります。
また小さな傷や打撲から痛み始め、茶色になることもあります。
以下のような茶色いピーマンは、劣化している可能性が高いので、食べることを避けましょう。
皮のハリがなくしわしわになり始めているピーマン
ピーマンのハリをみることは、そのピーマンのよしあしを判断するのに一番簡単な方法です!
ハリがなくしわしわになり始めているピーマンは痛んできている証拠です!
ヘタから汁が出てきているピーマン
こちらもわかりやすい見分け方です。
ヘタの部分から汁が出始めているものは、中が腐り始めている証拠です。
種がかびているピーマン
また、ピーマンを切ってみて、種の状態を確認し、カビが生えているものはもちろん避けてくださいね!
ピーマンを長く保存する方法!
では、どうしたらピーマンを長く保存することができるのでしょうか?
その方法をご紹介します!
少し手間がかかりますが、するかしないかでは日持ちがまったく変わってきますので、長持ちさせたいときは、ぜひやってみてくださいね!
- 買ってきたピーマンをしっかり洗って、キッチンペーパーなどで拭きあげ、水気を取ります。
- 水気を完全に拭き取ったら、ひとつひとつ新聞に包むか、もしくはぴったりとラップに包んでジップ付きの袋に入れます。
- 袋ごと冷蔵保存します。
通常ですと、買ってきたピーマンは、冷蔵庫で1週間ほどしか日持ちしません。
しかし、この一手間をすることで、なんと約3週間は日もちするようになります!
ここで1点注意事項があります!
ここまでお伝えしてきたとおり、赤いピーマンは完熟したピーマンです。
完熟しているということは、緑の未完熟のピーマンよりも傷みやすく、日持ちがしません。
先ほどご紹介したピーマンの保存方法は、緑のピーマンのみにあてはまります!
オレンジや赤色に変色してしまったピーマンは、できるだけ早く食べ切るようにしましょう!
まとめ
日持ちはしないものの、甘味と栄養価が通常のピーマンよりも高い赤色のピーマン!
赤色になってしまった時でも、美味しく食べることができますよ!
一方で茶色のピーマンは、痛んでいたり、劣化しているピーマンですので、食べないようにしてくださいね!
私もよくピーマンを買ったことを忘れて、冷蔵庫の中で赤くなったピーマンにお目にかかります。
そんな時は、いつも生でサラダやマリネにして食べています!
柔らかくて苦みの少ない味が、サラダやマリネに良く合います!!
買ったときと違う色の野菜を冷蔵庫で見つけたとき、食べれるのかどうか、腐っているのかどうか迷ってしまいますよね。
しかし、ピーマンの場合、色が変わっていたとしてもすぐに捨ててしまわずに、今回の記事でご紹介したことを参考にしていただきながら、調理するか否かを判断していただければと思います!
ピーマンの色が変わってしまったときは、緑のピーマンとはまた違う食感と味をぜひ楽しんでみてくださいね!
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