ブルーベリーを食べ過ぎたら体に出る影響は?適量と期待できる効果は?
ころころとかわいくて甘酸っぱいブルーベリーは、とっても美味しいですよね。
ブルーベリーを食べると体にいいとよく聞くので、ついつい食べ過ぎてしまいますが、本当に体にいい効果があるのでしょうか?
また、食べすぎてしまっても大丈夫なのでしょうか?
どのくらいなら食べても平気なのかというのも、気になるところです。
今回は、ブルーベリーは食べすぎるとどうなるのか、一日の適量と、得られる効果などをご紹介したいと思います。
ブルーベリーを食べ過ぎたら体に出る影響!
ブルーベリーの食べ過ぎで体に出る影響といえば、便が黒くなる、吐き気、腹痛を起こす、下痢になる、などがあります。
黒い便というのは、ブルーベリー多く含まれる「アントシアニン」という成分が原因です。
これはたくさん摂りすぎるとそのまま体外に排出されるので、アントシアニンが大量に入った便が出るようになります。
その結果、便が黒くなってしまうんですね。
また、アントシアニンは消化しにくい成分でもあるので、吐き気、腹痛、下痢などの症状もあらわれます。
食物繊維が豊富なことも、腹痛や下痢につながりますね。
ブルーベリーだけでなく、果汁が多い果物は全般的にお腹を冷やしてしまい、腹痛を起こしやすくするようです。
もう一つ、これは一部の人に当てはまることですが、ブルーベリーは血液を固まりにくくするので、命に係わる問題にもなりかねません。
血液凝固抑制薬を摂取している方は、薬の効果がなくなる可能性があるので、あまりおすすめできません。
いくら美味しくて体にいいとよく聞くブルーベリーでも、やはり食べ過ぎは逆に体に良くないんですね。
どんな食べ物でも、ある程度は量の制限が必要ってことです。
ブルーベリーの一日の適量は?
ブルーベリーの食べ過ぎが身体によくないことがわかりましたが、それでは一日の適切な量とはどのくらいなのでしょう?
一般的には、アントシアニンの量から考えると、一日の適正摂取量は生で60〜300gだと言われています。
この量だけ見るとそんなに多くは感じませんが、ブルーベリーはみなさんご存知の通り小さくて、一粒はとても軽いんです。
そんなブルーベリーを60gも食べようとすると、実はかなりの量になります。
ブルーベリーは一粒2gほどしかないので、適切な量の範囲内の300gでも、なんと150粒…。
そこまで食べていないのに、お腹の具合が悪くなった、という方もいますよね?
60〜300gという摂取量は、あくまでアントシアニンの量だけで考えられたものなので、食物繊維の摂りすぎや果汁によるお腹の冷えで、調子が悪くなることもあります。
実際に体に影響の出ない量の目安としては、40gほどがいいそうです。
これくらいなら簡単に食べる量が超えてしまいそうなので、ある程度抑えなければいけませんね。
ブルーベリーでいつもお腹をこわす方は、一度いつも食べている量を見直して、減らすようにしてみましょう。
ブルーベリーを適量食べたらどんな効果がある?
ブルーベリーは食べ過ぎると体に悪い影響が出るとご紹介しましたが、食べた量が適量であれば、さまざまな効果が期待できます。
「ブルーベリーを食べると目がよくなる」という噂は聞いたことはないでしょうか?
食べ物で目がよくなるわけがないと信じていない方も多いと思いますが、実はこの噂、あながち間違いではありません。
ブルーベリーを食べ過ぎた時の不調の原因となるアントシアニンが、これがとても目にとっていい成分なんです!
視覚情報を脳に伝える役割を担う物質に、「ロドプシン」というものがあり、これが不足すると目が疲れて視力が落ちてしまうことがあります。
アントシアニンにはこのロドプシンの再合成を助ける役割があるので、眼精疲労の回復に役に立つんです。
他にもアントシアニンはビタミンCの5倍もの抗酸化力を持っていると言われていて、アンチエイジングなどの美容効果も期待できます。
食物繊維が多いことから、腸内の環境を整え便秘の改善効果もあります。
ブルーベリーの食べ過ぎはよくないですが、適切な量を食べるとこんなに健康にいい影響を与えてくれるものですよ。
まとめ
ブルーベリーは、
- 食べ過ぎは黒い便、吐き気、腹痛、下痢などの症状を起こす
- 血液凝固抑制剤の効果を妨げることもある
- 一日の適切な摂取量は、生で40gほどまで
- 適量の摂取で、眼精疲労の回復、アンチエイジング、便秘改善などの効果が得られる
ということでした。
わたしも昔からブルーベリーは目に良いとよく聞いていましたが、本当に効果があったとは知りませんでした…。
ブルーベリーが大好きで食べ過ぎてお腹をこわしてしまうことがよくあったので、これからは気をつけないといけませんね。
どんなに体にいい食べ物も、やはり適切な摂取量は守らないと逆効果になってしまいます。
ブルーベリーを食べるときは、効果を得るためにも食べ過ぎないよう注意しましょう。