ホットケーキといえば、厚みがあってふわふわっとしたイメージ。

でも実際に作ってみるとイメージと違い、膨らまないしふわふわにならない！ベタッとしてしまう！

こんなことありませんか？

実はちょっとしたコツで、お店で食べるような厚みがあってふんわりのホットケーキが家で作れるんです。

今回、ホットケーキが膨らまない理由と、ふわふわと厚みのあるホットケーキの作り方について紹介します。

ホットケーキ作ったら膨らまないし、ベタッとして固い、なんてテンション下がりますよね。

こうなってしまう理由は、生地の混ぜ方、焼くときの温度にあります。

生地の混ぜ方に原因がある

小麦粉と牛乳をしっかり混ぜてしまうと、生地に粘りがでてホットケーキが膨らみにくくなってしまいます。

この粘りは、小麦粉と水を混ぜるとできるグルテンという物質で、熱を加えると、もちもちっと粘りがでてきます。

コシのあるうどんは、もちもちして弾力がありますよね。

これはグルテンによるものなんです。

焼くときの温度に原因がある

膨らんだホットケーキは生地の中に空気を含んでいるので、厚みがあってふわふわになります。

その空気はどこからくるかというと、生地の中に含まれているベーキングパウダーからで、このベーキングパウダーに熱を加えることで炭酸ガスがでて、生地を持ち上げて膨らむ仕組み。

いざホットケーキを焼こうと、フライパンに生地を入れたときにフライパンの温度が低いと炭酸ガスがでにくくなります。

そして、フライパンに流し入れた生地が広がってしまって厚みがでず、さらに生地が薄くなったことで火が通りやすくなって固くなってしまいます。

ですから、生地を入れる最初のフライパンの温度が大事なんです。

私がホットケーキを作って膨らまなかった原因は、まさに粉の混ぜ方と焼くときの温度にありました。

ホットケーキミックスには、小麦粉以外にベーキングパウダーや砂糖などがバランスよく入っているので、配合する必要がないので楽です。

さらにこのホットケーキミックスにある材料を加えると、膨らみやすくなるんです。

その材料はヨーグルトです。

なぜヨーグルトを入れるかというと、ヨーグルトの酸が炭酸ガスを発生しやすくし、ホットケーキを膨らみやすくしてくれるからなんです。

ヨーグルトを入れると、ふわっと感ともちっと感がでてきます。

では、ホットケーキがふっくら膨らむ材料と混ぜ方を紹介します。

材料

• ホットケーキミックス・・・200g
• 卵・・・1個
• 牛乳・・・100〜150cc
• 無糖ヨーグルト・・・50g

メーカーによって粉：牛乳の比率が違うので、説明書きの分量を入れるのですが、ヨーグルトを入れる場合は、その分牛乳の量を減らしてください。

混ぜ方

ホットケーキミックスを混ぜすぎると、粘りと弾力がでて膨らみにくくなるので、先に牛乳と卵をよく混ぜてから、次にヨーグルトを入れてよく混ぜます。

その後で、ホットケーキミックスを入れて、さっくりと軽く混ぜます。

このとき、多少粉っぽくても大丈夫です。

ちなみにプチ情報ですが、ホットケーキミックスを振るいにかけておくと混ぜやすくなり、焼き上がりも滑らかになりますよ。

私の場合、ホットケーキミックスをしっかり混ぜていました。

そこで、ヨーグルトを加え、ホットケーキミックスの粉っぽさが残るようにさっくり混ぜるようにしたら（次でお話しする焼く温度にも気をつけたら）、ふわっと膨らむようになりましたよ。

ホットケーキの生地の状態がよくても、焼き方次第で仕上がりが変わってしまいます。

ホットケーキをふっくらと焼くコツを紹介します。

焼き方

1. フライパンをよく温める
2. フライパンの温度を少し下げてから生地を入れる
3. 生地は高い位置からフライパンに流して入れる
4. 焼くときは弱火にする（約3分）
5. 表面がぷつぷつしてきたら裏返す
6. 焼き色がついたらできあがり（約2分）

手順1のフライパンの熱し方が足りないと生地の膨らみが悪く、ホットケーキが固く焼き上がってしまうので、中火でよく温めてください。

ちなみに、ここではくっつきにくいフッ素加工のフライパンを使っています。

もし、くっつき防止でフライパンに油をひく場合は、生地を流し込む前に余分な油は拭き取りましょう。

油が多いと、焼きむらができることありますからね。

まず、フライパンを十分温めたら、一旦火から下ろして、濡れタオルの上にフライパンを置いて少し温度を下げましょう。

こうすると表面が焦げにくくなり、生地の中まで火が通りやすくなってホットケーキが膨らみやすくなります。

次に生地をフライパンに流し入れるときは20〜30cm上から落としますが、こうすることでホットケーキがきれいな形になるんです。

そして生地を入れたら、弱火でじっくり焼いていきます。

ぷつぷつしてきたら裏返すのですが、ぷつぷつがですぎてから裏返すと、膨らまなくなってしまうので、気をつけましょう。

私の場合、ホットケーキを焼いているときの温度が中火と高く、厚みもふわっと感も足りませんでした。

そこで弱火でじっくり焼くようにしたら、ホットケーキに厚みがでてふっくらと焼き上がって美味しくできるようになりました。

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