ラム肉の臭みを取っておいしく食べる方法を紹介!
ラム肉を食べたことありますか?
私は北海道へ旅行にいったときや結婚式で食べたことあるくらいなのですが、独特のにおいがありますよね。
このラム肉ですが、臭みを取る方法があることを知っていますか?
臭みが取れるならにおいを気にせずにラム肉を食べることができますし、ぜひ知りたいですよね。
ラム肉の臭みを取る方法はあるのか、臭みの原因や美味しい食べ方を紹介します。
ラム肉の臭みを取る方法とは?
まず、ラム肉の臭みを取る方法ですが、どんな方法があるのでしょうか?
その効果的な方法は2つあるんです。
1. 脂身を取り除いてから焼く
1つ目の方法は、脂身を取り除いてから焼くことです。
実は、ラム肉の独特な臭みの原因は脂身にあります。
この脂身を取り除くことによって、臭みを取ることができるんです。
とはいえ、ラム肉はそもそも生後12ヶ月以下の仔羊からとれる肉で、脂身は少なく、お肉全体のいたるところに脂身があります。
そう聞くと、すべての脂身を取り除くのはできないですよね。
そこで最も効果的な方法として、外側にある大きな脂身を取るようにしましょう。
全てを取り除くことはできなくても、外側の大きな脂身を取り除くことによってかなりの臭みは抑えられるといえます。
臭みの原因が脂身だったなんて想像つきませんでした。
脂身が好きな方には残念な話かもしれませんが、臭みが取れるなら必要な作業ですよね。
2. ローズマリーなどの香草を使う
2つ目は、ローズマリーなどの香草を使って臭みを取ることです。
確かにローズマリーなどの香草であれば臭みを取ることができそうですよね。
やり方としては、下味を漬けるときに一緒に漬け込むこと、もう1つは、焼くときに香草を油で熱してから、肉を焼くことです。
香草の中ではタイムやセージなどが臭い消しとして使われますが、ローズマリーはラム肉とよく合いますし、そもそもの臭いも強いのでおススメです。
何だか焼いたところを想像すると、とてもおしゃれですよね。
ちなみにラム肉を冷蔵庫で保管するときは、すりおろしたりんごや焼肉のタレ、オリーブオイルなどで漬け込んでおくと臭みが気にならなくなりますよ。
ラム肉が臭い理由
ラム肉の臭みは脂身が原因であるとわかりましたが、そもそもなぜあの独特の臭みがあるのでしょうか?
実は、エサとなる草にその原因があります。
ご存じの通り、ラム肉は羊のことであり、羊は草食動物で独特の臭みを出すイメージはないですよね。
ただ実際にエサとして与える草には、クロロフィルという葉緑素が含まれています。
この葉緑素が羊の体内でフィトールという物質と合わさることで、臭いの元が生まれます。
つまり、葉緑素とフィトールが化学反応を起こすわけですね。
ちなみにこのフィトールとはビタミンEやKの前段階の物質であり、葉緑素と合わさることで、胃の中で発酵し、脂肪の中に蓄えられます。
これは羊だけではなく、すべての草食動物にいえることなんです。
なぜ他の動物は臭いがないのか?
ここで疑問なのですが、牛や豚などなぜ他の肉の臭みをあまり感じないのでしょうか?
その理由は、私達が食べ慣れているからです。
本来、お肉は臭みを発しているものなのですが、幼少期の頃から食べ慣れていることで臭みを感じにくくなっているのです。
確かに羊よりも牛肉や豚肉、鶏肉の方がスーパーで手に入りやすいですし、食べ慣れていますよね。
また牛に関しては草食動物でもあるのですが、臭みを感じにくくするためにエサに配合飼料を混ぜて食べさせています。
羊よりも多く食べる牛の方に配慮がされているわけですね。
ちなみに羊の方を食べ慣れている方は牛肉の方が臭いを感じるのだとか・・・。
なかなか不思議な話ですが、慣れると何も感じなくなるのは臭いも同じなんですね(笑)。
ラム肉のおいしい食べ方
ラム肉の臭みの消し方もわかったところで、美味しい食べ方がわかるとうれしいですよね。
おススメの食べ方を2つほど紹介します。
1. 焼いて食べる
1つ目は、焼いて食べることです。
焼いて食べるのは予想通りですよね(笑)。
ラム肉を美味しく焼くにはポイントが4つあります。
- 肉は常温で30分ほど放置しておくこと
- フライパンは熱々に煙が出るくらい熱すること
- 塩は焼く直前に振ること
- 焼いた後はアルミホイルで包んでおくこと
なかなかいつものお肉の焼き方より面倒な感じですね。
ただこれには理由があります。
お肉を常温にするのは、冷たいままだと中までしっかり火が通らないですし、先に塩を振ってしまうと肉の水分が流れ出てしまいます。
そしてフライパンを熱することは風味や味わいを深め、アルミホイルで包むのは肉汁が全体に馴染みやすくなります。
この理由を聞くと、より美味しく焼ける気がしてきますよね。
ラム肉を購入したときには、一度このポイントを抑えて焼いてみてもよいのではないでしょうか?
2. 煮込んで食べる
2つ目は、煮込んで食べることです。
確かにカレーやシチューなどに入れて煮込むと美味しく食べることができそうですよね。
煮込むときのポイントは、ラム肉を炒める前にローズマリーなどの香草を炒めておくか、事前に馴染ませておくことです。
この理由ですが、ラム肉の臭みを取ることにあります。
焼いて食べるときもそうですが、臭いのあるままだと美味しいものも美味しくならないですよね。
香草を焼く前に入れることは大きなポイントといえるでしょう。
ちなみに煮込みの場合は、焼いた後にゆっくり煮込むと柔らかくなって美味しいですよ。
まとめ
ここまでラム肉の臭みを取る方法と臭みの原因、美味しい食べ方についてまとめました。
- ラム肉の臭みを取る方法は、外側の脂身を取り除くこと、ローズマリーなどの香草を使って臭みを取ることである
- ラム肉の臭みの原因は、羊に与えるエサが胃の中で発酵し、脂肪に蓄えられることである
- 他の動物の臭みを感じない理由は、幼少期から食べ慣れていることと、牛肉に関してはエサに配合飼料が混ぜられているからである
- ラム肉の美味しい食べ方は、焼いて食べることと煮込んで食べることである
ということでした。
ラム肉はスーパーで普段目にすることが少ないのですし、あの臭みから敬遠していました。
ただ事前に香草を入れたり、脂肪部分を取り除くなどしておくことで臭みを消すことができるんですね。
あまり食べる機会はありませんが、もし家で調理する機会があればポイントを抑えつつ焼いて食べてみようと思います。
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