ローストビーフは冷たいまま食べるのがいい?温め方と保存方法も!

ローストビーフは冷たいまま食べるのがいい?温め方と保存方法も!

ローストビーフは冷たいまま食べるのがいい?温め方と保存方法も!

ローストビーフ

ローストビーフはどう食べればいいのか迷われる方は少なくありません。

 

 

冷たいまま食べるのがいいの?

 

温めて食べても大丈夫なの?

 

 

それらの知識を事前に知っておけば、ローストビーフの美味しさを最大限味わうこともできます。

 

 

この記事ではそのようなローストビーフについて、冷たいまま食べてもいいのか、美味しくするためにはどうローストビーフを扱えばいいのかなどについてまとめましたので、ご参考にしていただけたらと思います。


ローストビーフは冷たいまま食べたほうがいいの?

わからない

ローストビーフは基本、常温に戻してから食べるようにしましょう。

 

通常、ローストビーフはスーパーなどでは冷たいまま売られていることが多いですが、冷たいまま食べると、お肉そのものの味や食感がわかりづらくなったりするため、冷たいまま食べるのはおすすめできません。

 

 

仮に、常温以上に温めて食べようとレンジでチンした場合には、加熱によるお肉の温度の上昇により、肉汁が出て、それに伴いうま味成分も一緒に抜け出てしまう可能性もあります。

 

また、レンジで加熱した場合の温度の上昇により、お肉にあるタンパク質が変性を起こし、お肉が硬くなり、食感が損なわれることも考えられます。

 

 

ローストビーフは元々低温で焼かれた肉で、中がピンクですが、お肉の柔らかさがおいしさのポイントです。

 

それを温めることで台無しにしてしまってはもったいないですからね。

 

 

また食中毒についてですが、買ってきてから放置する期間が長いと、ボツリヌス菌やサルモネラ属菌、腸管出血性大腸菌(O157)、ウェルシュ菌などの細菌が繁殖してしまう危険性もあります。

 

 

これらの細菌が繁殖したものを食べてしまうと、腹痛や発熱、嘔吐や下痢などといった症状にかかるため、買ってきて開封した後は、なるべく早い期間で食べるようにしましょう。

 

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ローストビーフを温めたい場合は?

温めたい場合は、レンジを使う場合は500Wで約30秒程温めると良いとされています。

 

アルミホイルを使う場合は、ローストビーフをアルミホイルで包んだら、トースターで約15分程温めると良いでしょう。

 

 

逆に温めすぎると、お肉がパサパサとした食感となってしまうため、温める時間には注意するようにしましょう。

 

ローストビーフを美味しく食べるには?

ローストビーフ2

 

ローストビーフを美味しく食べるにはいくつか方法があり、それぞれ切り方、温度、調理法などを工夫することで可能となります。

 

 

まずは切り方ですが、こちらは厚さを約3mm~4mmほどになるように薄く切るのがコツとなります。

 

薄く切ることによりお肉が柔らかくなり、食べやすくなります。

 

 

切る際はお肉の繊維に対して十字になるように切ると、お肉が柔らかくなります。

 

切る際に用いる包丁ですが、こちらは切れ味が悪い状態のままだと、切る際にお肉が潰れてしまうこともあるため、使う前にしっかり研いでおくようにします。

 

 

次は温度ですが、上記でも述べたように常温に戻してから食べるようにすると美味しく食べられます。

 

常温に戻す時間がない時などは、レンジを使い500Wで約10~15分程温めると良いです。

 

 

温めすぎるとお肉がパサパサとなり、食べにくくなってしまうためその点は注意するようにしましょう。

 

 

続いて調理法ですが調理法で多いのは、サラダ、丼、サンドイッチにして食べる方が多いようです。

 

ローストビーフにつけるソースには、ポン酢やワサビ醤油などを使うと、より美味しさが引き立ちます。

 

 

また、これらの調理法を用いる際には、盛り付けを工夫するとより一層美味しさを引き立てることが可能です。

 

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ローストビーフを切ると血が出る理由は?

ローストビーフを切ると血のような赤い液体が出ることがありますが、これは血ではなく、ミオグロビンという物質によるものです。

 

ミオグロビンは筋肉に多く存在しているタンパク質で、ヘモグロビンにより運ばれてきた酸素と結合し、筋肉がエネルギーとして酸素を必要とする時に備えて、酸素を蓄える働きを持ちます。

 

 

ヘモグロビンは血液中で酸素と結合し、酸素を運搬する働きを持つタンパク質で、赤血球中に多く含まれています。

 

このミオグロビンは酸素と触れると鮮やかな赤色に変わるため、ローストビーフを切る際にも、ミオグロビンが酸素と結合してしまうことにより、お肉の中に入っている水分と混じって血のような液体となって出てきてしまうのです。

 

 

また、お肉の中に含まれていた血は、販売前にきちんと取り除かれているため、その点は抑えておくようにしましょう。

ローストビーフの保存方法は?

ローストビーフを保存するには、アルミホイルやラップで包み、フリーザバッグなどに入れて冷蔵庫もしくは冷凍庫に保存するようにします。

 

 

アルミホイルやラップで包む場合は、中に空気が入らないよう、しっかりとアルミホイルなどとローストビーフを密着させるようにし、フリーザーバッグに入れる際は空気を抜いて真空状態になるようにしましょう。

 

 

冷凍庫に入れる場合は、冷凍庫の奥の方に入れるようにすると、冷蔵庫を開けたり閉めたりする時の温度変化による、お肉の劣化を防ぐことができます。

 

 

冷蔵庫に入れた場合は保存期間は約3日ほど、冷凍庫に入れた場合は約1ヶ月ほどなので、こうした保存方法を選択する場合は保存期間内に食べるように気をつけましょう。

 

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ローストビーフは本来どのように食べられていたの?

ローストビーフの発祥地はイギリスで、そこでは昔、貴族たちが日曜日に牛一頭丸ごとを使い、「サンデーロースト」としてローストビーフを作り、それを食べていました。

 

 

日曜日に食べきれなかったローストビーフの残りは、平日に回すことで、貴族たちの平日の食事としていました。

 

ローストビーフのイギリスでのオーソドックスな食べ方は、お肉を切る際は薄く切り、お肉を調理する際に出る肉汁を使ったグレービーソースをかけて食べる方法です。

 

 

付け合わせには、ヨークシャープディングというシュークリームのようなものをつけます。
このヨークシャープディングは、調理法もそこまで難しいものではないため、オーブンがあれば家庭でも比較的簡単に作れるようです。

 

 

イギリスで食べられているようなローストビーフを食してみたい方は、こうした調理法を利用すると、イギリスで料理を楽しんでいるような雰囲気を味わえるかもしれません。

まとめ

ローストビーフは買ってきたら、常温に戻してから食べるようにすると、美味しく食べることができます。

 

また、その後の調理次第でローストビーフをより美味しく食べることもできますので、余裕があれば調理を工夫してローストビーフを楽しんでみるのも良いでしょう。

 

 

ローストビーフがこのように工夫次第で美味しさを引き立たせたり、しっかりとした歴史があるのは筆者もとても驚きでした。

 

 

これからローストビーフを食してみようとお考えの方、ローストビーフをうまく調理してよりローストビーフを楽しみたいという方などはこの記事をご参考にしていただけたら幸いです。

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