人参の先が黒いのは食べれる? 原因は? 人参を長持ちさせる保存方法も紹介!

人参の先が黒いのは食べれる? 原因は? 人参を長持ちさせる保存方法も紹介!

人参の先が黒いのは食べれる? 原因は? 人参を長持ちさせる保存方法も紹介!

 

おいしくて年中手に入りやすい野菜である人参は、冷蔵庫に常備している方も多いかと思います。

 

 

しかし、冷蔵庫の中に入れっぱなしにしているうちに、先が黒ずんできているのをみかけたことはありませんか?

 

 

もともとがオレンジ色でキレイな人参だけに、黒ずんでいるのはギョっとしてしまいますし、まだ食べられるものなのか、もったいないけど捨てるべきなのか迷いますよね。

 

そんな、人参の先が黒くなってしまっているのを発見した時の対処法と、なるべく人参を黒くさせずに、状態よくなるべく長く保存するための方法を、ご紹介いたします。

先が黒くなった人参、まだ食べられる?

先が黒い人参

出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14135801844

 

人参の先が黒くなったり、皮の一部が黒ずんできているのを発見した時、捨てるべきなのか迷いますよね。

 

その人参、まだ問題なく食べられます!

 

 

腐っているの?と思ってしまいますが、人参が腐った場合、黒くなるというよりかは、カビが生えたり全体的に柔らかくブヨブヨになってきたり、異臭を放つようになってきます。

 

表面や先が黒くなっている分には、黒くなった部分が劣化しているだけで、その下の本体は腐ってはいないことがほとんどなので、黒い部分を取り除いて調理すれば、問題なく食べることができます。

 

 

まれにですが、軟腐病という病気にかかっている人参の場合、細菌のせいで黒くなりカビが生えてくることがあります。

 

土の中で細菌に感染した状態で、それを知らずに販売されているのを購入してしまう、という状態で、軟腐病の人参を家に迎えてしまうことがあるかもしれません。

 

 

乾燥による変色の場合、購入してから何日かたってから黒くなってきますが、軟腐病の場合は、購入直後から黒くなりはじめ、カビっぽいものが発生します。

 

この場合は、もったいないですが運が悪かったと思い、思い切って捨ててしまった方が良いでしょう。


人参の先が黒くなってしまうのは、なぜ?

先が黒い人参

人参の先や皮が黒くなってしまうのは、乾燥や激しい温度変化にさらされたことが原因です。

 

根菜類で日持ちがするとされる人参ですが、実際にはけっこうデリケートな野菜。

 

保存中の乾燥や蒸れによって、表面に変化が表れやすいのです。

 

 

空気に触れた状態で長い間保存すると、先や表面が黒くなってきてしまいます。

 

逆に、多湿で蒸れた状態で長い間保存すると、表面が溶けたようなドロっとした状態になってきてしまうのです。

 

 

まれにですが、前項でご紹介したような細菌感染によって黒くなってくる場合もあります。

 

買った人参が日を置かずすぐに黒くなってきた、黒いだけではなくカビっぽいものが生えて異臭がしてきた、というような時が、その場合に当てはまります。

 

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人参を日持ちさせる保存方法

新聞紙

では、そんなデリケートな人参を長持ちさせるためには、どのように保存するのが望ましいのでしょうか?

 

人参は、スーパーでは3本1パックというように、何本かがポリ袋に入って封をされた状態で売っていることが多いですよね。

 

それを買ってきたまま冷蔵時に放り込んでおくと、これは袋内で湿気が多い状態になり、芽やヒゲ根が出てきたり、表面が蒸れて溶けてくる原因となります。

 

 

逆に、袋から出して人参だけを冷蔵庫にそのまま入れておくと、冷蔵庫の中は乾燥しているので、先や表面が黒ずんでくる原因となります。

 

 

この両方を防ぐために、人参を買ってきたらまずポリ袋から出し、1本1本を新聞紙でくるみましょう。

 

人参の表面が湿っぽくなっている場合は、しっかりと水分を拭き取ってからくるみます。

 

 

新聞紙がない場合は、キッチンペーパーでも代用できます。

 

そして、生えていた方向の状態で、立てて野菜室で保管しましょう。

 

 

冬場や比較的気温が低い季節は、冷蔵庫に入れなくても、日光が当たらない比較的暗い場所でも同じように保存することができます。

 

人参に葉がついている場合は、その葉を保つために人参本体の栄養分がどんどん吸い取られてしまいますので、買ったらまず葉の部分は切り落とし、保存する場合は別々に保存するのが良いでしょう。

 

 

人参はかなり日持ちがする野菜というイメージがあるかもしれませんが、冬場は3週間程度、夏場は2週間程度を保存の目安にしましょう。

 

使いかけのものはより一層乾燥しやすいので、ラップなどに包んで黒ずみをふせぎ、早めに使い切りましょう。

 

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まとめ

日持ちがするというイメージから、買ってきたらそのまま冷蔵庫に入れて、放置しがちな人参。

 

ですが、買ってきた直後にちょっとひと手間かけて保存状態をよくしてやることで、キレイなオレンジ色を保ったまま保存期間を延ばすことができます。

 

 

根菜類は冷凍できないというイメージがありますが、にんじんは、カットして茹でてから水気を切り、フリーザーパックに入れて冷凍保存することもできます。

 

使う時は、炒め物や汁物、カレーなどに利用し、解凍せず冷凍のまま加えて煮ればOKです。

 

 

栄養価も高く、少し入っているだけで料理の彩も良くしてくれる人参ですから、上手な保存方法で、おいしく最後まで使い切ってくださいね。

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