卵を生食できる期限って?賞味期限切れの生卵は危ない?
卵は加熱調理をして食べることも多いですが、生で食べられるというのも大きな特徴ですよね。
卵かけご飯やすき焼きなんかでも生卵は必須です。
ただ卵ってなんとなく腐りやすいイメージもあり、生で食べられる期間というのはちょっと気にするところでもあります。
賞味期限切れの生卵は食べても大丈夫なんでしょうか?
そこで今回は卵は買って何日まで生で食べても問題ないのか?
また卵の生食で気をつけるべきことについてもまとめていきます!
卵を生食できる期限とは?
卵が安い時なんかにまとめて買うこともあるかと思いますが、そんな時賞味期限をまず確認するはずですよね。
この賞味期限に関して多くの人が勘違いをされているかもしれません。
実はこれ、生で食べられる期間を表示しています!
ですから賞味期限までは生で食べても問題ないことが多いのです!
賞味期限は大体2週間くらい先に設定されていることが多いので結構長い期間大丈夫なんですね。
ですから賞味期限が切れると卵は腐る!
ということはなく、賞味期限を超えたら加熱してから食べれば良いのです。
70度以上で1分以上加熱しましょう。
ちなみに季節によっても卵の状態はずいぶん異なります。
夏場はできるだけ早めに食べることが大事ですね!
また生食でなくても例えば半熟卵の目玉焼きや温泉卵のほか、親子丼やオムレツなんかも要注意!
生食と同じ扱いになるので完全に火が通らない食べ方の場合は賞味期限内で食べてしまいましょう!
賞味期限切れの卵の危険性
卵を生で食べられるかは賞味期限を目安に考えると良いことがわかったところで、今度は賞味期限切れの卵を生で食べた場合の危険性についてです。
新鮮な卵であればあるほど美味しいのは間違いないのですが、1番はやはりサルモネラ菌でしょう!
サルモネラ菌は食肉や卵が原因で引き起こされる食中毒で、かかると吐き気や腹痛、発熱を引き起こします。
たかが生卵…と侮ってはいけません。
生卵が原因でサルモネラ菌に感染し子供が死んでしまったという事例もあるんです!
必ず生で食べる際には賞味期限を確認しましょう!
冷蔵庫の卵ケース部分に卵を入れ、買った際の容器を捨ててしまう場合に賞味期限がわからなくなったり、新しい卵と古い卵がごちゃ混ぜになっている家庭もあります。
そう言った場合は必ず賞味期限が把握できるように置き方など何か工夫をしましょうね。
ちなみにですが卵の鮮度を保つために出来るだけ早く冷蔵庫で保管してください!
スーパーなんかで常温で置かれているのは結露を防ぐためなんだとか。
うっかり卵にヒビが入ってしまった場合はその卵から食べるようにします。
卵はデリケートなのでちょっとしたことで鮮度が落ちることを覚えておいてくださいね。
またゆで卵は加熱済みではあるのですが殻付きで3日、殻を剥いた場合は1日で食べきるようにしてください。
一度茹でても劣化が進んでしまいますので要注意です。
海外では卵を生食できない?
日本人は卵を躊躇なく生で食べていますよね。
ただ旅行などで始めて日本人が生卵を食べているのを見た外国人は大変驚いてしまうんだとか!
というのも海外では卵の生食は禁止条例が出ている場合もあるほど、とっても危険なものという意識が強いんです。
そもそも海外と日本の卵ってそんなに違いがあるのでしょうか?
日本では生食という文化があることから鶏舎でさまざまなサルモネラ菌対策が行われています。
一方で海外は生で食べる概念がないことから菌対策が全く行われていない場合も多いんです!
実際卵を全く洗わずにそのまま売っているところもあるんだとか!
鶏の羽根や糞が付いたまま売られることもあるようで驚きですよね。
また保存方法のずさんさも指摘されています!
真夏の暑い時期に常温で卵を置いておく、いつ産み落とされたのかわからない状態で売られているなどです。
他にはフランスの養鶏場で発覚した殺虫剤の使用。
問題となった農薬はフィプロニルといって日本ではゴキブリ駆除のために売られているブラックキャップに使用されている物質です。
この化学物質はゴキブリを全滅されるほどの強力なものであり、人体に計り知れない影響を与えるのではないかと言われています!
つまり概念という理由と、食の安全という問題もあって海外で生卵の文化は根付いていないんですね。
海外に住んでいる方はそこらへんのことをしっかり理解して日本とは違うのだという意識を持ち、海外で生卵を食べるのは控えましょう!
まとめ
いかがでしたか?
卵を生で食べられるかどうかは賞味期限を見ると簡単にわかるというのがわかったかと思います!
それを過ぎるとどんどんサルモネラ菌は繁殖していくので必ず期限は守りましょうね。
日本の生の卵を食べるという文化。
これは日本が食の安全にこだわる国であるからこそのもの。
これから先も卵を生で食べられる国としてしっかりと養鶏場では徹底して感染対策に努めたもらいたいですね。
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