固くなったおにぎりを柔らかくする方法とリメイクレシピを紹介!
おにぎりを放置しておくと、固くなってしまいますよね。
私も食べきれないおにぎりを少し放置しておくと、すぐに固くなってしまって困ったことがあります。
あの固くなってしまったおにぎりを柔らかくする方法はあるのでしょうか?
もし柔らかくなれば食べやすいですし、それをリメイクできればまた別の食べ方を楽しめますよね。
固くなったおにぎりを柔らかくする方法やリメイクレシピを紹介します。
固くなったおにぎりを柔らかくする方法!
まず、固くなったおにぎりを柔らかくする方法はあるのでしょうか?
その方法とは、電子レンジで温めることです。
これは予想通りといった感じですね。
ただし、ただレンジで温めるのではなく、その前にやることがあります。
それは、少量の水をおにぎりに振ってから温め直すことです。
この手間をかけることによって、お米が柔らかくなり、おにぎりを美味しく食べることができます。
また美味しく食べられるのであれば、少しの手間でもかけられますね。
なぜ時間が経つと、おにぎりは固くなる?
ところで、なぜ時間が経つと、おにぎりは固くなってしまうのでしょうか?
それはお米に含まれるデンプンに理由があるんです。
お米を炊く前のデンプンはβデンプンと呼ばれ、これに水分と熱を加えることによって柔らかく粘りが出て、ふっくらとした状態になります。
この状態をαデンプンと呼ぶのですが、実はβデンプンが変化したものであり、この変化を別名で糊化とも呼びます。
つまり、固い状態のβデンプンが、水と熱によって柔らかく粘りある状態のαデンプンに変化したわけです。
ただし、時間が経つと水分も熱も乾燥してしまい、失われてしまいますよね。
これはお米の中のαデンプンがβデンプンに変化しつつある状態なんです。
このことを別名、老化といいます。
何だか人間みたいですよね(笑)。
ちなみにコンビニのおにぎりがずっとふっくらしているのは、老化しないよう20℃に保ち、なおかつ雑菌が繁殖しにくいように添加物を使用しているからです。
徹底した管理がされているから私達も安心して食べることができるのですね。
固くなったおにぎりを使ったリメイクレシピ!
固くなったおにぎりを使って、何か美味しい料理はできないのでしょうか?
おススメのリメイクレシピを2つ紹介します。
1. 固くなったおにぎりで絶品おじや
1つ目は、固くなったおにぎりを使ったおじやです。
材料(1人分)
- 固くなったおにぎり・・・1〜3個
- 黒ゴマ・・・大さじ2
- 豆板醤・・・小さじ1
- かつおぶし・・・多め
- 生卵・・・1個
- 水・・・160〜180ml
- 揚げたまねぎ・・・適宜
作り方
- おにぎりを鍋に入れて、水を加えて崩します。
- 崩した後は、弱火〜中火で煮ながら豆板醤と黒ゴマを加えて蓋をします。
- ごはんが柔らかくなってきたら、生卵を落とし、白身の部分のみ混ぜるようにします。
- たまごが好みの固さになってきたら、かつおぶしと揚げたまねぎを入れて完成です。
調理時間は10分ほどで、できるので簡単にできますね。
おにぎりの種類は、鮭やたらこが美味しくておススメですよ。
もし揚げたまねぎがない場合は、天かすでもよいかもしれないですね。
2. 固くなったおにぎりでお茶漬け
2つ目は、固くなったおにぎりでお茶漬けです。
材料(1人分)
- 固くなったおにぎり・・・1個
- 白だし・・・10ml
- 水・・・190ml
- 大葉・・・1枚
- 白ゴマ・・・適量
作り方
- 白だしと水を小鍋に入れて沸騰するまで強火にかけます。
- 大葉の中心にある芯を取って、千切りにします。
- 器におにぎりを入れ、火にかけただしを入れます。
- 大葉と白ゴマを散らして完成です。
調理時間は5分ほどなので、あっという間にできますね。
このお茶漬けのポイントは、@のだしを薄めに作っておくことです。
その理由ですが、おにぎり自体に塩気がついているため、薄めに作っておくことと後で調整がききます。
トッピングはわさびや生姜を入れても美味しいですよ。
おにぎりが固くならない保存方法は?
ここで、おにぎりが固くならないように保存できる方法はないのでしょうか?
その方法は、おにぎりをラップで包んで常温保存、もしくは冷凍保存することです。
この理由ですが、ラップに包むことで菌の繁殖を抑えられ、常温保存か冷凍保存することでお米を劣化しにくくします。
ちなみに冷凍保存の期間は、約1ヶ月です。
確かに私たちの手には、いくら洗っても雑菌は少なからずついていますし、ラップで包むと安心できますよね。
冷蔵保存ではダメなのか?
ここで1つ疑問なのが、保存するなら冷蔵庫でもよさそうですよね?
実は、おにぎりなどご飯ものを冷蔵保存すると、お米の中のデンプンが老化してしまいます。
お米のデンプンが老化し始める温度は約2〜3℃とされており、ちょうど冷蔵庫内の温度と同じくらいなんです。
つまり、ご飯を冷蔵保存することによって、お米の劣化を早めてしまうことにつながります。
ちなみに夏に関しては、おにぎりが傷まないよう常温保存ではなく、冷凍保存にしておきましょう。
また解凍するときは、自然解凍だとパサパサになるので、電子レンジで加熱をおススメします。
おにぎりを保存するときの注意点
おにぎりは常温保存か冷凍保存とわかりましたが、そのときに注意しなければならないことがあります。
それは、おにぎりの具です。
おにぎりの具の中には、マヨネーズやイクラなど傷みやすいものがあり、保存自体に向きません。
特にマヨネーズを使ったおにぎりに関しては、冷凍保存できても解凍したときに風味が失われてしまい、美味しく食べることができないでしょう。
生ものを使ったおにぎりはできるだけその日のうちに食べてしまう方がよいかと思います。
まとめ
ここまで固くなったおにぎりを柔らかくする方法やおにぎりのリメイクレシピ、おにぎりが固くならずに保存できる方法をまとめました。
- 固くなったおにぎりは、少量の水を振ってから電子レンジで温め直すと、柔らかくなる
- 固くなったおにぎりのリメイクレシピは、おじやとお茶漬けがおススメである
- おにぎりが固くならないように保存するには、ラップに包んで常温保存か冷凍保存すること
- おにぎりを冷蔵保存すると、お米内のデンプンが老化し始める温度になるため、お米の劣化を早めることになる
ということでした。
いつもなぜご飯が固くなるのか疑問に思っていましたが、お米内のデンプンが変化していたんですね。
デンプンの変化を利用して、少量の水を振ってレンジで温めると柔らかくなるのは納得です。
また私はいつもお弁当におにぎりを前日の夜に作るのですが、冷蔵保存していました・・・。
冷蔵保存は万能だと思っていましたが、意外にもご飯ものには不向きななんですね。
これからは冷凍保存か常温保存で対応します!
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