大根が臭いのはなぜ?簡単に臭いを消す方法とは?

大根が臭いのはなぜ?簡単に臭いを消す方法とは?

大根が臭いのはなぜ?簡単に臭いを消す方法とは?

臭い

 

大根はサラダや煮物など、色々な料理に使えて便利ですよね。

 

でも、大根を食べるときに臭いが気になったことはありませんか?

 

 

実は、大根は臭みの原因となる成分を含んでいます。

 

その臭い成分は、メチルメルカプタン。

 

でも、ちょっとした工夫で臭みを取ることができるのです。

 

 

今回、大根が臭い原因と臭いを消す方法を紹介します。


大根が臭い原因とは?

大根が臭い原因は、メチルメルカプタンという硫黄化合物を含んでいるからなんです。

 

日本には、悪臭についての規制を行った法律があります。

 

それは、人々の住む環境を守る目的で悪臭防止法というもので、22の悪臭物質が指定されています。

 

 

この悪臭防止法の中でも、4大悪臭のひとつとされているがメチルメルカプタンです。

 

メチルメルカプタンは、生ゴミ臭や口臭の原因にもなっているので、かなりの不快臭であることがわかります。

 

 

以前、私は大根の煮物をお弁当に入れたことがあって、お弁当を食べようと蓋を開けたときに嫌な大根臭がしました。

 

この臭いの原因は、硫黄化合物であるメチルメルカプタンだったんですね。

 

大根臭がするのは予想していましたが、実際の臭いをかいでみると、大根はお弁当に入れないほうがいいなと思いました。

大根の臭いを簡単に消す方法

大根の臭みを取るには、下ごしらえが大切です。

 

臭みを取る方法には、

 

  • 皮を厚く剥く
  • 下茹でする
  • 味つけを濃くする
  • 水にさらす
  • レモン汁や酢を使う

 

があります。

 

 

大根の煮物をするときは、皮を厚く剥いて下茹でをすることで臭みがとれるんです。

 

また、味つけを濃くすると、臭いを押さえることができます。

 

 

下茹での仕方は、

 

  • 2pの輪切りにした大根の皮を厚く剥いて、十字の切り込みを入れる
  • 大根が浸るように鍋に水を入れて、米や米糠、米の研ぎ汁を加えて約15分煮る

 

です。

 

大根の下茹で

 

 

 

サラダなど、大根を生で食べる場合には、皮を厚く剥いた後、スライスや細切りなど食べやすい大きさに切って水にさらします。

 

そうすると、臭みが抜けていきます。

 

 

ところで、大根おろしを食べたときに臭いが気になったことはないですか?

 

大根おろしは、時間の経過とともに辛みがなくなって臭みが増してしまうのです。

 

大根をおろしたときにレモン汁や酢をかけておくと、臭くならずにすみます。

 

 

また、大根おろしは時間が経つと変色してきますよね。

 

これは大根に含まれるポリフェノールの酸化が原因です。

 

 

酸化を防ぐには、レモン汁や酢が効果的です。

 

レモン汁や酢をかけることで、大根おろしの変色も防げるんですよ。

大根の臭いを抑えられるおすすめの料理

ぶり大根

 

大根の煮物といえばぶり大根

 

大根煮では、大根を下茹ですることで臭みがなくなるのです。

 

 

大根をサラダで食べるときは、水にさらすと臭みが取れます。

 

また、ドレッシングにごま油を使うと、ごまの風味と油で臭みをごまかしてくれますよ。

 

 

ここでは、大根の臭いが気にならないぶり大根を紹介しましょう。

 

材料2人分

  • ぶり・・・・・・・2〜3切れ
  • 大根・・・・・・・1/3本(真ん中)
  • 米・・・・・・・・大さじ1
  • お茶パック・・・・1袋
  • 水(下茹で用)・・適量
  • Aめんつゆ・・・・適量
  • Aみず・・・・・・適量
  • A生姜チューブ・・適量
  • Aみりん・・・・・適量

 

作り方

  1. 大根を2cmの輪切りにして皮を厚く剥いて、十字の切り込みを入れる
  2. 鍋に1と大根がかぶるくらいの水を入れ、お茶パックに米を入れて一緒に15分煮たらざるにあげておく
  3. ぶりは半分に切る
  4. 鍋に水を入れて沸騰したら3を入れ、表面が白っぽく変わったら取り出す
  5. 鍋に2とAを入れて15煮る
  6. 5に4を加えて落し蓋をし、さらに15分煮たらできあがり

 

 

米や米のとぎ汁を入れて大根を下茹ですると、臭みだけではなく、苦味も取れますよ。

 

味を濃くすると臭みが取れやすくもなるので、お好みでしょう油や砂糖を加えて調節してみてください。

 

 

私の場合、大根の皮を厚く剥いていなかったこと、下茹でをしていなかったことで臭みがありました。

 

臭みの取り方を知ってからは、皮を厚く剥いて下茹でをしたところ、大根の臭みは気にならなくなり、美味しい大根の煮物ができるようになりました。


まとめ

大根が臭い原因と臭いを消す方法について紹介させていただきました。

 

まとめると、

 

  • 大根はメチルメルカプタンという硫黄化合物を含むために臭い
  • 煮物では、皮を厚く剥いて下茹でしてから調理すると臭みが取れる
  • さらに、味つけを濃くすることで臭みが気にならなくなる
  • サラダでは、水にさらすと臭みがとれる
  • 大根おろしでは、レモン汁や酢を使うと臭みが取れる

 

です。

 

 

私は大根の煮物を作ったとき、臭みが気になっていました。

 

この臭みは、大根の皮を厚く剥いていなかったこと、下茹でをしていなかったことが原因だったのです。

 

そこで皮を厚く剥いて下茹でをしたら、臭みが気にならなくなりました。

 

 

大根を美味しく食べるには、ひと手間かけることが大切なんですね。

 

大根の煮物をするときは、下茹でしてから調理してみてください。

 

そうすると、臭みだけではなく苦味も取れて美味しい大根の煮物ができますよ。

 

 

この記事があなたのお役に立てれば幸いです。

 

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