大根を切ったら中が黒い!この黒いものはなに?食べてもいいの?

大根を切ったら中が黒い!この黒いものはなに?食べてもいいの?

大根を切ったら中が黒い!この黒いものはなに?食べてもいいの?

大根の中が黒い

出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1284648332

 

 

まるまる1本買ってもお安い!

 

家計の味方の野菜といえば・・・大根!

 

 

煮物にすればトロトロに、サラダにしてもシャキシャキと!

 

居酒屋さんに出てくる大根サラダは、お皿を抱えて一人で食べたくなるほど大好きです!

 

葉つきの大根は葉っぱも漬物にしたり、炒めたりと立派な食材になりますよね。

 

 

しかし調理しようとスパッと半分に切った時、真っ白なはずの断面が黒くなっていたことありませんか?

 

 

えっ!?どういうこと??

 

 

その衝撃の映像に数秒間その場でフリーズしてしまう私・・・

 

うわ〜ハズレの大根買っちゃった…と落ち込みます。

 

ところでなんで中が黒くなっているの?このまま使うのはダメ??

 

 

ということで今回は大根の中が黒くなっている正体から、食べてもいいのかまで詳しく紹介したいと思います!


大根の中が黒い...この黒いものの正体は?

 

 

大根の中が黒いのはカビではありません!

 

青あざ症・水晶現象と呼ばれるものです!

 

 

青あざ症とは大根が成長する段階で、高温や干ばつなどで十分に水分が足りていなかったり、反対に過湿状態の場合に起こる現象なのです。

 

それが原因で大根に必要なホウ素というものが不足し、中が青黒くなってしまいます。

 

 

夏場に起こることが多いそうですよ。

 

この現象は大根を育てている農家さんでもなかなか防ぐことができないのです!

 

 

水晶現象というのも夏場に起こりやすく、大根の断面が透明っぽい薄紫色や黒色に変色してしまうものです。

 

こちらは収穫時には普通の大根と変わらない状態だったのが、出荷後の保存状態が悪かった時に起こる現象なんです!

 

暑い時期に常温で長時間保管した時や、冷蔵と常温を繰り返した時に起こってしまいます。

 

 

青あざ症は自然現象なので完全に防ぐのは難しそうですが、水晶現象は収穫後のことなので防げそうな気がしますよね。

大根の中が黒くても食べても大丈夫?

OK

 

 

結論から言うと食べられます!

 

だた味も食感も落ちています。

 

 

大根の中が黒いのはカビや病気ではないので食べても問題ありません。

 

しかし食べた時に苦みを感じたり、筋張った食感の可能性があるため、焼いたり煮たりして食べるのがおすすめです!

 

煮物に使う場合は、米のとぎ汁などでしっかりと下茹でをすると苦みが少なくなりますよ〜。

 

大根おろしにしてみぞれ鍋なんかもいいですね〜!

 

 

サラダなど、生で食べるのは控えたほうがいいでしょう。


大根の状態別!食べれる大根と食べられない大根にはどんなものがある?

 

  • 異臭がする
  • 手で持つとグニャ〜としている
  • カビが生えている

 

 

これらは食べられません!

 

 

異臭がする

 

本来大根からはするはずのない酸っぱいような異臭がする!

 

普段お料理をされる方であれば、いつもこんな臭いしないのに…とすぐ気づくでしょう。

 

 

手で持つとグニャ〜としている

 

手で持つと、今にも崩れてしまいそうなくらいグニャグニャと柔らかくなっているのは腐っている証拠です!

 

大根を洗ってもヌメヌメとしている場合も同様です。

 

触った瞬間、気もち悪っ!!という感じなので、もちろん食べるのはNGです。

 

 

カビが生えている

 

見た目や臭いにそれほど違和感を感じなくても、外側の皮の表面にポツポツ〜と黒い斑点があったら、それはカビです!

 

 

じゃあカビが生えている皮の部分をしっかりむけば中は使える!?

 

答えはノーです!

 

 

大根は非常に水分が多い野菜です。

 

カビの部分だけを取り除いても、水分を通して奥深くまでカビの根は広がっていきます!

 

カビが生えてしまった大根は、他の部分が大丈夫でも使わないように注意してくださいね。

 

 

  • 青あざ症や水晶現象など、断面が変色している
  • 「す」が入っている
  • 断面に黒い筋や斑点がある

 

 

これらは食べられます!

 

 

青あざ症や水晶現象など、断面が変色している

 

先ほど紹介した通り、これらの現象は発育過程やその後の保存状態によって起こる自然現象なので食べられます!

 

調理の仕方には工夫が必要ですけどね!

 

 

「す」が入っている

 

「す」というのは大根の中がスカスカになってしまうものです。

 

高温や乾燥が原因で大根の葉に水分が取られてしまい、根が水分不足になってしまうのです。

 

腐っているわけではないので食べられますが、パサパサに感じるのでたっぷりのお出汁で煮たりするのがいいでしょう!

 

 

断面に黒い筋や斑点がある

 

輪切りにした時、円の外側に沿って黒い筋や斑点がある現象です。

 

これはバーティシリウム黒点病といい、栽培している土壌中のカビが原因です。

 

 

えっ!?カビ!じゃあ食べられないわよね?

 

いいえ!実はこの黒点病、原因はカビですが大根自体がカビているわけではないので食べられるんです。

 

 

しかし食感がちょっと固かったり、加熱しても見た目は変わりません。

 

なのでやはりその部分は切って取り除いた方が見た目はいいですね!

まとめ

 

ということで今回は、大根の断面が黒くなっていることについて書いてみました!

 

断面が黒くなっていても食べられる!ということでした。

 

しかし変色していたり「す」が入っているものは、状態のいいものに比べると味や食感は落ちるので、煮物などに使うのがいいでしょう。

 

 

青あざ症などが起こりやすい夏場は、半分にカットさせている大根を買うのもおすすめです!

 

断面が確認できて安心なので私はそうしています!

 

大根は様々な栄養素が入っていて、腸の働きを整えてくれる効果もある食材!

 

 

大根を切ったら中が黒くてびっくり!と悩んでいる方のお役に立てたら嬉しいです!

 

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