小松菜の苦味の取り方と下処理のコツを紹介!

小松菜の苦味の取り方と下処理のコツを紹介!

小松菜の苦味の取り方と下処理のコツを紹介!

小松菜

 

今1歳半の娘の子育て真っ最中なのですが、小松菜は栄養があり子供にも食べさせたい野菜の1つです。

 

アクも少なく、栄養も多いので、離乳食や幼児食にも便利なのですが、娘はどうも小松菜が苦手なようでした。

 

まだ言葉がうまく話せない娘なので、理由はわかりませんが

 

 

小松菜は苦みが苦手!!

 

 

という人もいるようで、苦みを取ると食べてくれるようになったとの話も聞きました。

 

私もぜひ娘に美味しく食べて欲しいという思いから、調べてみることにしました。

 

小松菜の苦みの取り方や下処理のコツ、また大人も子供も喜んで食べれるような小松菜のレシピをご紹介したいと思います。


小松菜の苦みの原因とは?

 

小松菜が苦いと感じる理由は、いくつかあります。

 

 

この間は、そんなに感じなかったのに今日は苦いな…

 

 

などと感じることはありませんか?

 

小松菜が苦いと感じる理由をご紹介したいと思います。

 

旬の時期以外に購入した。

小松菜は、年中買える野菜ですが、旬の時期があり、それ以外の時期は苦みを感じることがあります。

 

小松菜の旬の時期は12月〜2月頃の冬にあたります。

 

 

この時期に、霧に当たることで甘みのある小松菜ができるんです!!

 

 

なので、旬の時期がズレていると、甘味が少ないので苦みを感じやすいと言えます。

 

 

今では野菜は年中買うことはできますが、美味しい野菜を手に入れるには、旬の時期は大切ですね。

 

アクの強いものに当たった。

 

小松菜は他の野菜と比べて、アクは少ないと言われていますが、野菜にも当たりはずれがあり、アクの多い小松菜に当たれば、苦みを感じやすくなります。

 

アクと呼ばれる、シュウ酸は小松菜にも含まれています。

 

 

シュウ酸の多い小松菜の下処理を省くと、苦みを取り除くことができずに調理していることも。

 

 

小松菜の苦みが苦手な人は、下処理を怠らずにしっかりすることで苦みを軽減できそうですね。

 

家庭菜園の小松菜は肥料の量に注意!

 

家庭菜園などの小松菜を食べた時に苦みを感じた場合は

 

 

肥料のやりすぎが原因のこともあります!!

 

 

たくさんの肥料を吸収した小松菜は、苦みやえぐみが気になることも。

 

小松菜を家庭菜園で育てる場合は、栽培方法を見直すと改善されるかもしれません。

 

炒めすぎが原因のことも!

 

小松菜は加熱しすぎることで、苦みが強くなる野菜です。

 

 

加熱することで、苦みを閉じ込めている細胞壁が壊れ、苦み成分が流れ出します。

 

 

小松菜は生でも美味しい野菜なので、炒めものや煮物などもサッと加熱する程度がおすすめです。

小松菜の苦みの取り方

 

先ほどもご紹介した通り、小松菜はアクの少ない野菜なので、それほどアク抜きに気を遣う必要はありません。

 

しかし、苦みを取り除くには

 

 

  • しっかり洗う!
  • 下茹でする!
  • 苦みを感じにくい味付けにする!

 

 

この3つは大切なポイントになります。

 

 

しっかり洗うことで、苦みの原因になるシュウ酸が水に溶けだします。

 

また、シュウ酸は熱にも弱いので下茹ですると、さらに苦みを取り除くことができます。

 

 

そして、料理の味付けを苦みの感じにくい味付けにすること!

 

 

小松菜は薄い味付けの料理をするほど苦みを感じるので、濃いめの味付けをおすすめします!

小松菜の下処理のコツ

 

それでは実際に、小松菜の下処理の方法をご紹介したいと思います。

 

苦みを取り除くためにも、一手間加えて下処理をしましょう。

 

小松菜の洗い方

  1. 根元についている土をしっかり洗い流す。
  2. 水を張ったボウルに、小松菜を10分ぐらいつけておく。

 

私は今まで、水で洗ってはいましたが、水に浸ける作業はしていませんでした。

 

この10分の時間で、苦みの元のシュウ酸が水に溶けだし、苦みを抑えられたんですね。

 

30分ほど水に浸ける人もいるようですが、10分で十分苦みは抑えられました。

 

 

しかし、あまり長いこと水に浸けるとビタミン類も流れ出すことも!

 

 

せっかくの栄養が流れると勿体ないので、10分〜30分ほどにしておきましょう。

 

 

また、シュウ酸にはカルシウムの吸収を阻害するとの情報も!!

 

 

カルシウムは子供にも大人にも必要不可欠ですし、困りますね。

 

また、しっかりシュウ酸を落とさないとシュウ酸とカルシウムが結びついて結石の原因にもなるようです。

 

苦みを抑えることももちろんですが、シュウ酸はしっかり落としておきましょう。

 

小松菜の下茹での仕方

  1. しっかり洗った小松菜の根本に切り込みを入れる。(十字に切る。)
  2. 鍋にお湯を沸かし、塩を入れ、小松菜を根元から沈める。
  3. 5〜10秒ほどしてから、葉の部分も沈める。
  4. さらに10〜20秒ほど茹で、小松菜の色が鮮やかになったら取り出す。
  5. 冷水にさらして、水気を絞る。

 

しっかり洗った後に、さらに下茹でをすることで、かなり苦みが軽減されますよ。

 

料理の前の一手間で、美味しさもグンっと変わるので、ぜひ試してみてくださいね。

小松菜のおいしいレシピ

先ほどもご紹介しましたが、小松菜の苦みを感じないようにするには味付けにも工夫が必要です。

 

小松菜の見た目から、お浸しなどは美味しそうですが、食べやすくするには濃いめの味付けがおすすめですよ。

 

小松菜とツナの卵炒め

簡単にできますし、うちの娘も大好物の1品ですよ。

 

  1. 小松菜1株を下処理して、食べやすい大きさに切る。
  2. フライパンを中火に熱し、ごま油を大さじ1をひく。
  3. ツナ缶1缶、小松菜、かつお節1パックを入れて炒める。
  4. 卵2個を入れて固まったら完成!

 

 

子供の大好きなツナと、ふんわり甘い卵が苦みを軽減してくれます。

 

このレシピを作ってから、娘は口から出さずに食べてくれるようになりました。

 

 

小松菜と豚バラの混ぜご飯

 

子供が大好きなご飯に混ぜてみるのもおすすめです!

 

  1. 小松菜は下処理をして、葉と茎に分ける。
  2. 豚肉は千切りにして、塩こしょうで下味をつける。
  3. フライパンにサラダ油を熱し、豚バラを炒める。
  4. 豚肉の色が変わったら、小松菜の茎を入れ炒める。
  5. さらに小松菜の葉を入れて炒める。
  6. 塩こしょう適量、酒小さじ1、しょうゆ小さじ3を入れて炒める。
  7. 温かいご飯に混ぜて完成!

 

 

ここに、すりゴマやじゃこなどを入れて、栄養アップさせる時もあります。

 

豚バラの甘みで、小松菜の苦みも気にならず、子供も大人も美味しく食べられますよ。

 

 

多めに作る時は、混ぜ合わせるのではなく、チャーハンのように炒めると美味しく仕上がります。

 

 

栄養も満点なので、おすすめの1品です。

まとめ

今回は、小松菜の苦味の取り方と下処理のコツをご紹介してきました。

 

  • 小松菜の苦みの原因は購入する時期にもよる。旬な時期が甘い。
  • 家庭菜園の小松菜の苦みは肥料のやりすぎも関係される。
  • しっかり下処理をすることで、苦みを取り除ける。
  • 料理の味付け次第で、苦みを感じず美味しく食べられる。

 

小松菜の苦みは、こんなものだと思って食べていた小松菜ですが、子供が食べてくれるようにと思うと試行錯誤でした。

 

しかし、正しい下処理の方法や苦みが気にならなくなるレシピを知ってからは、子供も一緒に食べてくれるようになり一安心です。

 

栄養もたっぷりの小松菜を、あなたもぜひ美味しく食べてくださいね。

 

関連ページ

ピーマンが変色!赤やオレンジなら栄養たっぷり?茶色は危険?
あ!ピーマンが赤くなってしまった!! 冷蔵庫からピーマンを取り出したら変色していた!! このピーマンって食べられるのか? 今日はピーマンが変色していくその理由と、何色なら食べてもいいのか栄養価はどうかなど、ピーマンの変色についてご紹介していきます!
ふきのとうのアク抜きは必要?ふきのとうを使ったおすすめレシピは?
ふきのとうをとってきたけど、アク抜きって必要なのだろうか? ふきのとうも山菜だから、アク抜きが必要な気もするけど、どうやってするのかあいまいな時ってありますよね。 今回は、そんなふきのとうのアク抜きについて、また定番のレシピからちょっと変わったレシピまでご紹介していきます。
オクラは変色しても食べられる?変色を防ぐ保存方法は?
冷蔵庫で変色しているオクラを見つけて、どうしよう!と思ったことありませんか? 変色を防ぐ保存方法があるのなら知りたいですよね。 今回は、オクラは変色しても食べられるのかどうか、またその変色を防ぐ保存方法、新鮮なオクラの選び方についてご紹介していきます!
とうもろこしを食べ過ぎたら病気になるの?適切な量で期待できる効果は?
とうもろこしって食べ過ぎると病気になる!? そんな噂を聞いたことがある人もいるかもしれません。 今回は、とうもろこしを食べ過ぎたら病気になるのかどうか、また適切な量を食べて期待できる効果についてご紹介していきます。
枝豆を食べ過ぎるとどんな影響がある?1日の適量はどれくらい?
枝豆の食べ過ぎって体に良くないのだろうか? 身体にどんな影響があるのだろうか? そんな風に思ったことはありませんか? 今日はそんな枝豆の食べ過ぎによる体への影響や適量、身体への効果について順番にご紹介していきます!
よもぎの簡単あく抜き方法!重曹ありなしの両パターンを紹介
よもぎを摘んできたけれどあく抜きの方法が分からない! あく抜きには重曹が必要だって聞いたけど、家に重曹がない! 今日はそんなよもぎの簡単なあく抜き方法と美味しい食べ方についてご紹介していきます!
ブロッコリースプラウトの効果とは!?がんや花粉症に効くって本当?
ブロッコリースプラウトとは「ブロッコリーの新芽」という意味で、ブロッコリーの種を発芽させた新芽の状態のことです。 ブロッコリースプラウトには様々な栄養があり、その栄養分の高さからメディアでもたくさん取り上げられています。 そんなブロッコリースプライトの効果について紹介したいと思います。
ししとうの種はとる?とらない? 種の栄養成分とその効果とは?
ししとうを調理する時、種どうするの?と悩まれた方も多いのではないでしょうか。 私もはじめはよく悩んでました。 今回は、そんなししとうの種をとる?とらない?の疑問を解決します。 ぜひ参考にしてみてください。
さやえんどうが大きくなっても美味しく食べられる?保存方法は?
さやえんどうって大きくなると皮が硬くなっていたり、筋があったり、美味しく食べれることができるのかどうかいまいちわからないですよね。 今回はそんな大きくなってしまったさやえんどうは美味しく食べられるのかどうかについて、その保存方法やまたタネとして保存する方法なども合わせてご紹介していきます!
つくしってどんな味?美味しく食べられるおすすめのレシピは?
つくしってどんな味がするのだろう? 今回は、つくしはどんな味がするのか、どうしたら美味しく食べられるのかについて調べてみましたので、ご紹介していきます!
トマトは腐るとどうなる?カビが生えやすい?賞味期限は?
トマトが腐ると、どんな状態になるのでしょうか? また、賞味期限や正しい保存方法はどうなのでしょうか? 今回は、そんなトマトが腐るとどうなるかについて、詳しくご紹介したいと思います。
豆苗の豆は食べられるの?生でも食べられる?食べ方も紹介!
豆苗の豆って食べられるのでしょうか? 豆部分も可食部と考えたら、苗部分だけを料理に使用するより、かなりのボリュームアップになりそうだし、魅力的ではあります。 そこで今回は、豆苗の豆の部分は食べられるのか?ということについて確認していきたいと思います!
かいわれとスプラウトの違いは何?見た目や味の違いは?栄養価の差は?
かいわれとスプラウトってどちらもお店で見かけるけど違いは何でしょうか? かいわれとスプラウトの違いについて、見た目や味、そして栄養価の差も含めてご紹介していきたいと思います。
クレソンはどんな味?栄養価とおすすめの食べ方もご紹介!
初めて友人から新鮮なとれたてのクレソンをもらった時、どんな味なのか想像ができず恐る恐る食べたのを今でも覚えています。 味だけでなくクレソンにどんな栄養価があるのかも気になりますよね。 今回はそんなクレソンの味、栄養価、そしておすすめの食べ方についてご紹介していきます!
しなびた春菊を復活させる方法と春菊のおすすめの食べ方!
冷蔵庫に入れておいたはずの春菊が、買って数日後にしなびてしまった経験ってありませんか? しなびてしまっても復活させることができたら料理しやすいし、嬉しいですよね。 今回はそんなしなびた春菊を復活させる方法とおすすめの食べ方についてご紹介していきます!
小松菜は下茹でしてアク抜きが必要?下ごしらえの方法は?
小松菜は下茹でしてアク抜きが必要なのだろうか? 言われてみれば、下茹でが必要なような気もしないでもないような。 今回はそんな小松菜について、 ・下茹でしてアク抜きが必要なのかどうか ・下ごしらえの方法 ・小松菜を使った簡単レシピ をご紹介していきます。
ケールとはどんな野菜?美容や健康に良いって本当?
青汁で有名なケールって一体どんな野菜なんだろう。 気になったので ・ケールとはどんな野菜か? ・美容や健康に良いって本当か? ・旬の時期や美味しい食べ方 など調べたことをまとめました。
スティックセニョールは栄養たっぷり!おすすめの食べ方を紹介!
スティックセニョール、調べてみると実は栄養満点なんだとか。 上手に調理して、栄養を摂りつつ美味しく食べることができたら嬉しいですよね! 今回はスティックセニョールについて、栄養価、おすすめの食べ方、そしてブロッコリーとの違いについてご紹介していきます。
たけのこは腐るとどうなる?生と茹でてからの保存期間は?
たけのこってあまり腐るイメージないですよね。 でもだからこそ腐った時にどうなるかは知っておきたいものです。 今回はそんなたけのこについて腐るとどうなるのか、また生と茹でてからの保存期間はどれくらいなのかについてご紹介していきます!
たらの芽のとげは食べられる?上手な下処理の方法とは?
私が初めて祖母と一緒にたらの芽を取りに行ったときは、枝や茎にたくさんのとげが付いていて、食べることができる山菜とは思いませんでした。 今回はそんなたらの芽について、とげは食べることができるのかどうか、上手な下処理方法とはどんなものなのかについてご紹介してきます。
枝豆が固いときはどうする?柔らかく茹でる方法は?
ただ茹でて食べると美味しい枝豆ですが、意外とその茹で加減が難しく、固すぎても柔らかすぎても美味しくないですよね。 今回は、枝豆が固いときはどうするべきか、そして柔らかく茹でる方法についてご紹介していきます。