小豆粥はいつ食べるもの?食べるようになった由来と作り方をご紹介!

小豆粥はいつ食べるもの?食べるようになった由来と作り方をご紹介!

小豆粥はいつ食べるもの?食べるようになった由来と作り方をご紹介!

 

小豆は美味しくて健康にも美容にもよく、いろいろなものに使用されていますよね。

 

わたしも小豆、特にあんこが大好きで、いつもつい食べ過ぎてしまいます。

 

そんな小豆を使用した小豆粥というものがありますが、これはいつ食べるものなのか、決まりはあるのでしょうか?

 

 

また、どうして小豆粥を食べるようになったのでしょう?

 

今回は、そんな小豆粥の食べるタイミングや食べるようになった由来、小豆粥の簡単な作り方をご紹介したいと思います。

小豆粥はいつ食べるもの?決まりはある?

小豆粥を食べる時期は、この日でないとダメ!というような決まりはないので、食べたいときに食べても大丈夫です。

 

 

しかし、普段から小豆粥を食べるということはあまりなく、1月15日に食べるという方が多いようです。

 

また、地域によっては1月ではなく、12月の冬至に食べるところもあります。

 

 

どうして1月15日なのかというと、この日は「小正月」と呼ばれている日で、正月中もずっと働いていた女性に休みを与える日でした。

 

 

そんな小正月の食べ物の代表が、小豆粥だったんですね。

 

この風習が日本にも伝わり、1月15日か冬至に小豆粥を食べるようになりました。

 

 

1月に食べるか12月に食べるかは地域によるので、あなたの住んでいる地域に合わせて食べるようにしましょう。

 

 

小豆粥は体にもよくて美味しいので、小豆好きの人なら冬至以外でも食べたくなりますよね。

 

もちろん1月15日か冬至にしか食べてはいけない決まりはないので、12月と1月のどちらも食べても大丈夫ですし、冬至と全く関係のない日に食べてもいいですよ。

 

 

「小豆粥は冬至に食べる」という風習があるだけなので、食べたくなったときに食べましょう。

小豆粥を食べるようになった由来は?

小豆粥には、邪気を払う力や作物の豊凶を占うことができると言われています。

 

なぜ小豆粥にそのような力があるのかというと、それは小豆の赤い色に秘密があります。

 

昔の中国や日本では、赤という色は生命、炎などの象徴だとされていて、悪霊や不浄を払う力があると信じられていました。

 

 

そんな赤い色をしている小豆を食べることで、赤い色が持つ力を体内に取り入れ、自分もその力を得ることができると考えられていたんです。

 

1年に1度、小正月という節目に小豆粥を食べて悪霊を追い払い、家族みんなが健康で幸せに暮らせるようにと小豆粥を食べるようになりました。

 

 

おめでたい日ことがあった日にはお赤飯を食べるという風習も有名ですが、このお赤飯にも小豆が使われていますよね。

 

 

このように、小豆には何かを祝福したり、邪気を払ったりと特別な時に食べることが多かったようです。

 

また、他にも小豆粥にはたくさんの栄養が含まれていることから、健康や美容の面でもさまざまな効果を得ることができます。

 

 

まず、小豆粥に使用されている小豆には鉄分や亜鉛、カルシウム、カリウムなどのミネラルや、アントシアニンという成分が皮に含まれていて、これらの成分は高い抗酸化作用を持っています。

 

 

そのため、がんの予防や美肌効果を期待できます。

 

茹でた小豆のサポニンという成分には利尿作用があるので、むくみの解消や予防にもなります。

 

 

消化がいいので体を温めて冷え性の改善にもなり、血糖値、コレステロール、血圧の上昇を抑えることができるので、健康にもいいんですね。

 

 

あの小さな粒には、想像もつかないようなたくさんの栄養素が含まれていて、わたしたちの体を支えてくれます。

 

小豆粥を食べることで、本当に悪霊を追い払うことができるのかはわかりませんが、その美容効果や健康効果は確実なようです。

 

 

健康、美容、厄払いに効果のある小豆粥は、小正月や冬至でなくても、ぜひ食べたいものですね。

小豆粥の作り方を紹介!

美味しくて縁起の良い小豆粥の作り方をご紹介します。

 

材料

  • お米…1カップ
  • 茹で小豆…1缶
  • 水…6カップ
  • 塩…小さじ1

 

作り方

 

  1. お米を研ぎ、水気を切る
  2. お米と茹で小豆を鍋に入れ、水を加えて30分ほどおいておく
  3. 鍋に強火で火をかけフタをする
  4. 沸騰したらフタを少しずらして弱火にし、噴きこぼれに注意しながら1時間ほど炊く
  5. 火を止めて塩を加え、全体を混ぜてフタをしてさらに5分蒸らして完成

 

 

時間はかかりますが、基本的にはお鍋に任せっきりなので、誰にでも簡単に作ることができます。

 

ただし、目を離すと吹きこぼれや焦げ付きなどが起こる可能性もあるので、小豆粥を作っているときは鍋からあまり離れないようにしましょう。

まとめ

小豆粥は、

 

・1月15日、地域によっては冬至に食べるのが一般的
・決まりはないので、いつ食べても大丈夫
・中国から伝わった風習で、もともとは年越しの朝にも食べられていた
・邪気や病を払うために食べ始めるようになった
・小豆には厄払いの他に、便秘やむくみの解消や美容にも効果がある
・時間はかかるが簡単に作ることができる

 

ということでした。

 

 

わたしの実家のある地域では、1月15日に小豆粥を食べていて、わたしも小豆が大好きなので、小豆粥は1月15日以外にも食べていました。

 

 

子供の頃は、風邪を引いた時の食事も、小豆粥がいいと言っていたほどです。

 

自分では作ったことはなかったのですが、簡単に作ることができるようなので、今度挑戦してみようと思います。

 

 

健康にも美容にもよく、さらに厄払いにもなる小豆粥は、わたしたちにとってとても嬉しい食べ物ですね。

 

美味しくて消化もいいので、年齢を問わず誰でも食べやすくなっています。

 

今まで小豆粥を食べていなかったという方も、ぜひ今年の1月15日、もしくは冬至には、小豆粥を食べてみてはいかがでしょうか。

 

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