桃が渋い原因は?渋い桃をおいしく食べる方法や見分け方

桃が渋い原因は?渋い桃をおいしく食べる方法や見分け方

桃が渋い原因は?渋い桃をおいしく食べる方法や見分け方

しぶい

 

桃は味だけではなく香りも楽しめ、その甘い匂いに誘われて思わず買ってしまいますよね。

 

食べると瑞々しくて、甘い果汁が落ちるのも、もったいないくらい。

 

でも、渋い桃や甘くない桃に当たることありませんか?

 

 

実は、桃にはもともと渋味があって、収穫が早かった場合や栽培環境、品種の違いで渋く感じることがあるんです。

 

今回、桃が渋い原因、渋い桃をおいしく食べる方法、見分け方について紹介します。


桃が渋い原因とは?

桃

 

桃が渋い原因に、

 

  • 栽培中、水分量の過不足によるストレス
  • 収穫のタイミングが早すぎる
  • 品種の違い

 

があります。

 

 

栽培中、水分量の過不足によるストレス

桃には、もともと渋味があり、栽培中にストレスがかかると渋味が増してしまい、桃が渋くなることがあります。

 

そのストレスの原因は、水分量にあります。

 

栽培中、土が乾燥して水分が足らなかったり、雨で水分が多くても、渋い桃が育ってしまいます。

 

 

桃は水加減が難しく、見た目では渋いかどうか判断がしにくいのです。

 

ですから、市場に出回っている桃の中に、渋い桃が混じっていることがある

 

んですね。

 

 

収穫のタイミングが早すぎる

収穫が早すぎた桃は渋味が強く、そのまま熟成させても桃は渋みが取れません。

 

木で完熟したほうが桃は甘くなりますが、完熟してから収穫して出荷すると、消費者に届くまでに傷んでしまいます。

 

そこで、完熟する手前で収穫されるわけですが、そのなかに若い桃が混じっていると、渋い桃に当たることかあるんです。

 

 

渋みのある品種

品種によって渋みのある桃があります。

 

早生品種の桃では渋みがあるので、6月頃に出回る桃は渋い可能性がありますが、旬の7、8月頃のものであれば、渋い桃に当たることは少なくなります。

 

 

桃が渋い原因を紹介しましたが、見分けるのは生産者でも難しく、味見をして確認するしかないそうです。

 

ですから、渋くない桃を手に入れる目安は、はしりの時期(早生品種)を避けて、旬の時期が無難でしょう。


桃が渋いときの食べ方

桃コンポート

 

渋い桃は、時間が経っても熟して甘くなるのは難しいので、悪くなる前に調理して食べることをおすすめします。

 

渋い桃は、シロップ煮(コンポート)やジャム、ゼリーなどにするとおいしく食べることができますよ。

 

ここでは、シロップ煮(コンポート)を紹介します。

 

 

材料

  • 桃・・・・・1個
  • 水・・・・・200cc
  • 砂糖・・・・50g
  • (お好みで白ワイン、レモン汁)

 

作り方

  1. 桃を洗って割れ目に沿って半分に切り、種を取る
  2. 鍋に水、砂糖(お好みで白ワイン、レモン汁混ぜる)を入れて火にかける
  3. 2が沸騰したら、皮を下にして1を入れ、弱火で5分煮る
  4. ひっくり返してさらに5分煮る
  5. 火を止めて、そのまま粗熱を取る
  6. 熱が取れたら、桃の皮を取り、シロップ(煮汁)ごと冷蔵庫で一晩寝かせる

 

 

桃を皮ごと煮ると、きれいなピンク色に仕上がります。

 

砂糖の量は、お好きな甘さになるよう加減してください。

 

白ワインやレモン汁を入れると風味と酸味が加わるので、お好みで入れてもおいしいですよ。


おいしい桃を見分けるコツとは?

桃

 

先ほども触れましたが、渋い桃を見分けるのは難しいので、はしりの時期(6月)を避けて、旬の時期(7、8月)を選んで渋くない桃を手に入れましょう。

 

そして、おいしい桃、甘い桃を選ぶコツは、

 

  • 青みがかっていなく、全体的に着色している
  • 全体的に濃い桃色、赤に近い色をしている
  • 下の部分が白いもの
  • 色づいた中に白い斑点(果点)がある
  • 傷や褐色になっていない
  • ふっくらとして、丸みがある
  • 割れ目(ほうごう線)が浅く、この線を中心に左右対称のもの
  • 表面全体にうぶ毛がある

 

です。

 

 

桃は始め、青い実ですが、熟してくると赤みがかってきて、下の部分が白くなります。

 

ですから、青みが残っているものは、まだ未熟な証拠なので、桃を見分けるときは下の部分まで見てくださいね。

 

 

太陽の光をいっぱい浴びていると甘い桃になるので、その目印になるのが白い斑点(果点)です。

 

濃い桃色の中に、白い斑点が全体的にあるものを選びましょう。

 

 

形はいびつではなく割れ目(ほうごう線)を中心に左右対象で、ふっくらと丸くて、割れ目の浅い桃がおいしいですよ。

 

そして、全体的にうぶ毛があり、きれいに生えているものを選んでください。

 

 

ちなみに、桃には割れ目のような線がありますよね。

 

これは、ほうごう線と呼ばれ、ここに栄養分を運ぶ線があり、実が育って膨らんでもくぼんだままなので、割れ目のようにみえるんです。

 

 

私は桃を買うとき、傷つけないようによーく見て選ぶようにしています。

 

以前、全然甘くない渋い桃に当たったことがあるからです。

 

 

そのときは適当に選んで買っていて、甘くない桃に当たってからは、形、色、下まで見るようにしています。

 

気にならない程度の渋味なら甘い桃であればそのまま食べられますし、渋みが強ければコンポートにしておいしく食べていますよ。


まとめ

桃が渋い原因、渋い桃をおいしく食べる方法、見分け方について紹介させていただきました。

 

まとめると、渋い原因は、

 

  • 栽培中、水分量の過不足によるストレス
  • 収穫のタイミングが早すぎる
  • 品種の違い

 

 

渋い桃をおいしく食べる方法は、

 

  • シロップ煮(コンポート)
  • ジャム
  • ゼリー

 

 

おいしい桃の見分け方は、

 

  • 青みがかっていなく、全体的に着色している
  • 全体的に濃い桃色、赤に近い色をしている
  • 下の部分が白いもの
  • 色づいた中に白い斑点(果点)がある
  • 傷や褐色になっていない
  • ふっくらとして、丸みがある
  • 割れ目(ほうごう線)が浅く、この線を中心に左右対称のもの
  • 表面全体にうぶ毛がある

 

です。

 

 

私も以前、甘くない渋い桃に当たったことがあります。

 

このときは、シロップ煮(コンポート)にしておいしく食べましたが、これ以降、桃をよく選んで買うようになりました。

 

桃は香りや色に惑わされて、何となく買ってしまうことがあると思いますが、下までよく見て買ってくださいね。

 

 

きれいなピンク色よりも濃いピンク色、赤に近い色で、下の部分が青みがかっていなく、白くなっているものがおいしくなっているサインですよ。

 

この記事があなたのお役に立てれば幸いです。

 

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