桃は太る?カロリー・糖質はどれくらい?ダイエット効果と痩せる食べ方
季節が春から夏に変わる時期になると、桃が旬になりますよね。
私はお中元の時期になると、実家や親戚から桃をいただくことがあります。
この桃ですが、カロリーや糖質はどのくらいあるのでしょうか?
高カロリー・高糖質で、食べ過ぎると太りそうなイメージですが、実際は食べ方によってダイエットに効果があるんです。
桃を食べることによって太るのか、そのカロリーや糖質、ダイエッの効果と痩せる食べ方について紹介します。
桃は太るの?カロリー・糖質はどれくらいあるのか?
実際に桃を食べることによって、太る原因となるのでしょうか?
まずは桃のカロリーや糖質について紹介します。
桃のカロリーはどのくらい?
桃のカロリーですが、桃100gあたり約40kcalとなり、桃1個分(約212g)の場合は、約85kcalとなります。
同じ果物でもりんご1個分(約255g)が約138kcalで、梨1個分(約255g)は約110kcalなので、低カロリーであることがわかります。
低カロリーなイメージがなかったので、正直意外です・・・。
ただ実際に糖質量はどのくらいあるのでしょうか?
桃100gあたりの糖質量は約8.9gであり、桃1個分(約212g)の場合は、約19gとなります。
先ほどと同様に比較すると、りんご1個分(約255g)では糖質が約33.4gであり、梨1個分(約255g)では、約26.5gもの糖質が含まれています。
つまり、桃は他の果物と比較しても低カロリー低糖質な果物といえるのです。
正直、桃は甘いので高カロリー・高糖質だと思っていましたが、逆だったんですね!
低糖質なのに、桃はなぜ甘い?
ここで気になるのですが、桃は低糖質なのになぜあんなにも甘いのでしょうか?
その理由ですが、桃には果糖が含まれているんです。
果糖とは、果物やはちみつなどに含まれている天然の糖分のことです。
この果糖ですが、天然で存在する糖分の中では最も甘く、強いコクがあり、冷やすことによってより甘味が増し、少量でも甘く感じることができます。
つまり、糖質量自体は低くても、果糖によって甘く感じるわけですね。
ただし果糖自体は摂取しても血糖値が上がらないため、満腹感を感じにくいところがあります。
果糖は砂糖よりも脂肪がつきやすいため、食べ過ぎてしまうと中性脂肪やメタボリックシンドロームの原因にもなってしまいます。
いくら桃が低カロリー・低糖質だからといって食べ過ぎると太るというわけですね。
桃のダイエット効果
桃が低カロリーで低糖質なことはわかりましたが、ダイエットにも効果があるのか気になりますよね?
実は、桃はダイエットに効果的な栄養が豊富に含まれているんです。
カテキンやナイアシン、ポリフェノールを豊富に含んでいる
まず、桃の中にはカテキンやナイアシン、ポリフェノールといった栄養が豊富に含まれています。
このカテキンですが、脂肪燃焼を促す作用を持っており、ナイアシンは脂質や糖質を体内に吸収される前に分解する役割を持っています。
つまりこの2つの栄養は、脂肪の排出への働きがあるということですね。
そしてポリフェノールですが、こちらは抗酸化作用という若返りの効果を持っています。
人の体内は活性酸素によって免疫力を向上させる一方で、正常な細胞なども酸化させ老化させる場合があります。
この老化によって組織が機能低下し、代謝が落ちて太りやすくなってしまうのです。
そこでポリフェノールの抗酸化作用を摂ると、この活性酵素を取り除き、細胞や内臓の働きを活発にし、代謝をよくしてくれるのです。
またカテキンも同じ抗酸化作用を持っているので、より痩せやすい体にします。
カテキンとポリフェノールは代謝を上げ、カテキンとナイアシンは脂肪を排出するわけですから、まさにダイエットに効果的な栄養ですよね。
個人的には緑茶と同じ成分が桃に入っていることに驚きでしたし、カテキンがよくダイエットのCMなどに使われている理由も納得です(笑)。
ペクチンとカリウムを含んでいる
次に、桃の中にはペクチンとカリウムが豊富に含まれています。
ペクチンとは食物繊維の一種であり、腸内環境を整える働きから便秘解消に役立ちます。
便秘解消は、体内の老廃物や毒素も便と一緒に排出してくれる働きもあるので、痩せやすい体になるといわれています。
またペクチンには水分を含むと膨らむ性質から満腹感を得られやすく、食べる量も抑えられるのでダイエットに効果があるとされているのです。
そしてカリウムですが、こちらはむくみを解消する役割を持っています。
むくみの原因は、塩分の摂り過ぎが多いとされています。
塩分を摂り過ぎると、体内で中和しようと水分が補給されるのですが、その水分が溜まっていき、むくみとなります。
カリウムには利尿作用があるため、尿と一緒に余分な塩分や水分も排出してくれるので、むくみが解消されやすくなります。
確かに私も以前むくみに悩まされたことがあるのですが、カリウムを含む食材を摂ったり、塩分を控えるようにしたところ、むくみが解消されたことがあります。
ここまでみると、桃は本当にダイエットに向いている果物なのですね。
ダイエット向きの桃の食べ方とは?
ダイエットに桃をとり入れる上で、効果的な食べ方はあるのでしょうか?
おススメな方法を2つ紹介します。
1. ヨーグルトと一緒に食べる
1つ目は、ヨーグルトと一緒に食べることです。
ヨーグルトはタンパク質や脂質が含まれていることから腹持ちがよく、骨を強くするカルシウムや便秘解消に役立つ乳酸菌が豊富に含まれています。
桃と一緒に食べることによって、よりその効果を得られるわけです。
食べ方としては、桃を食べやすい大きさに切って、ヨーグルトに入れるだけです。
ちょっとした間食にもよいですし、ヨーグルトは砂糖の入っていないものがおススメですよ。
2. ピーチティーとして一緒に食べる
2つ目は、ピーチティーとして紅茶と一緒に食べることです。
実は紅茶にはポリフェノールが含まれており、桃と合わせることでより抗酸化作用を発揮して代謝がよくなることが期待されます。
また紅茶に含まれるカフェインには、利尿作用があるため、むくみの解消にも役立ちます。
こちらもヨーグルトと同様、食べやすい大きさに切って冷えた紅茶につけて食べるととても美味しいですし、朝食であればより効果を得やすいとされています。
ただし、カフェインは摂り過ぎると、胃痛や吐き気、情緒不安定などの症状を引き起こします。
また桃も食べ過ぎると太ってしまいますので、1日1個を限度とし、朝食の不足分を補う感覚で食べるようにしましょう。
何事も食べ過ぎや飲み過ぎはよくないですね。
まとめ
ここまで桃を食べることによって太るのか、そのカロリーと糖質、ダイエット効果と痩せる食べ方についてまとめました。
- 桃は1個あたり約85kcalで、糖質約19gと低カロリー低糖質であるが、砂糖よりも甘い果糖が含まれているため、食べ過ぎると肥満につながる
- 桃はカリウム・ナイアシン・ポリフェノールによって脂肪排出や代謝を上げ、カリウム・ペクチンによって便秘やむくみを解消するため、ダイエットに効果がある
- 桃はヨーグルトや紅茶と一緒に食べることによって、よりダイエットに効果を発揮するが、1日1個を限度とするよう注意が必要である
ということでした。
正直、桃の印象が180度変わりました。
桃は甘いので高カロリー高糖質で、1個でも太ってしまうイメージでしたが、実際はりんごや梨よりもカロリーも糖質も低く、ダイエットにも効果的でした。
見かけによらないとはこのことです。
桃は大好きなので食べ過ぎてしまいそうですが、夏はヨーグルトか紅茶と一緒に食べてみようと思います。
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