牛肉が茶色に変色する原因は何?緑の場合は?食べられるか見極める方法!
最近は物の値段がたかい!!
なんか値上がりの嵐ですよね。
この間も主人の「焼き肉食べたい」リクエストに根負けして(主人はメタボ体型でダイエット中なんです)スーパーにお肉を買い物に行きました。
主人が「これがいい♪」というお肉の値段が100g○○円と目が飛び出るほどの値段。
「きゃっか・・!高いからだめ!」
という事で次の日、閉店まぎわの値引きをねらって、出陣しました。
結果は・・なんとか半額でゲット!次の日にさっそくお肉を取り出してみると裏側が黒ずんだ茶色の部分がありました。
「まずい・・茶色に変色してる!・・期限は大丈夫だったけど・・ケチったのがいけなかったのかな?」
変色してるのを見たら、腐ってるかも・・なんて思っちゃいますよね。
主人に言ったら「全然大丈夫♪♪」と、お肉食べたさで言ったましたが本当に大丈夫?なのかな?・・
ということで、今回は牛肉が変色する原因と腐ってる?食べられる?の見極め方について調べてまとめてみました!
牛肉が茶色に変色していたら腐っているの?
牛肉の色が茶色に変色しても、腐っているわけではないんです!
調べてみると、パックの重なった部分など黒ずんだ所も同じで、パックの消費期限内であれば茶色になっていても、食べることができるんですよ。
私が買ったお肉も見た目は鮮やかな赤色なのに、裏側が黒い茶色のような色をしていて、あまりに表側との差があったので「腐ってるのかも・・」と思ってしまいました。
「牛肉の色は鮮やかな赤でしょ?」と思いますよね。
私もずーっとそう思い込んでいたのですが、牛肉本来の色は暗赤色(あんせきしょく)という暗いかんじの赤色や赤紫色をしているそうです。
同じ牛肉なのに見た目は鮮やかな赤で、重なった部分が黒ずんでいる・・
どうしてこんな事がおこるのか・・これには空気が関係しているんです!
牛肉が鮮やかな赤色になる正体は酸素!!
牛肉には、「ミオグロビン」という色素たんぱく質が含まれています。
「ミオグロビン」は酸素とくっついて、筋肉中に酸素を貯蔵する働きをしているのですが、お肉の状態になると、この酸素がすべて使われる結果、暗いかんじの暗赤色になります。
このお肉のかたまりが、スーパーでパック詰めされる時に、切った断面が空気に触れることになります。
そうすると再び酸素とくっついた「ミオグロビン」は「オキシミオグロビン」という物質に変化して、よくみる美味しそうできれいな赤色に変化します。
パックされたお肉の重なった部分や裏側が、黒ずんでいることがあるのは、酸素に触れなかったために、赤色に変わらなかったというわけなんです。
そして時間がたつと酸化して「オキシミオグロビン」は茶褐色の「メトミオグロビン」というものにかわっていくそうなんです。
牛肉が緑色に変色していたら危険!?
牛肉の色って茶色のほかにも、緑色になることもあるんですが、緑色に変色していたら危険なサインなんです!
この緑色には2種類あって、
- 緑色になってる
- キラキラ光る緑色になっている
→傷んでる場合があるので危険!
→「ビルベルジン」という酵素の色が光りに反射したものなので食べてもOK
調べてみると、「メトミオグロビンがさらに酸化されてコールミオグルビンという物質に変化する事が原因」とありました。
似たような名前が多くて・・私には理解するのが難しい・・
つまりは、さらに時間がたって酸化すると、お肉の乳酸菌と酸素がくっついて「過酸化水素」が発生、この過酸化水素が酸化して「コールミオグルビン」という緑色の物質に変化するためという事でした。
消費期限内でもお肉が緑色になっていたら、酸化もすすんで、他の雑菌も多くなってる可能性大なので、食べるのはやめた方がよいと思います。
そんな時はレシートとお肉を持って、買ったお店で返金してもらいましょう!
牛肉が変色していても食べられるか見極める方法!
牛肉が変色していても見極める方法はいくつかあるのでご紹介します。
- 匂いをかぐ
- 触ってみる
- 牛肉の色をみる
?匂いをかぐ
牛肉のパックをあけた時に「くさい!変な匂い!・・」と思ったら、もったいないですが
食べれません。
どんな臭いかというと、一番多かったのは
- 酸っぱい臭い
- 鼻にのこるアンモニアのような臭い
という意見でした。
私自身、かいだ事がないので、なんともいえないのですが、「変な臭いがする・・」と思った時は焼いても食べる事ができないので、「お腹こわすよりまし!」と思い廃棄しましょう。
?触ってみる
食べられない牛肉は触ると、お肉自体がヌルヌルするそうです。
納豆のようなネトネト感がでてきて粘り気のある糸のようなものがでてきたらアウトです。
ほかにもぶつぶつのような気泡がたつこと事があるそうで、こんなお肉を食べたらお腹を100%お腹こわしちゃいますよね。
?牛肉の色と見た目
見た目で見分ける場合は
- ドリップの色
- 牛肉の色
の2つがポイントになります。
ドリップの色
最近のお肉のパックってドリップを吸うシートがひいてありますよね。
なのでドリップがあるお肉はほとんどありませんが、もしこのドリップがたくさんある時は、切ってから時間がたっている証拠で、濃くてにごってたら危険な状態!です。
ところで「ドリップ吸水シート」って別名「ドラキュラ・マット」とも呼ばれてるって知ってましたか?
ドラキュラ=血を吸う・・ということでイメージがあんまりよくなかったので、ドリップ吸水シートの方が定着したのかもしれないですね。
牛肉の色
見た目で緑色の場合は上記通り、食べない方がよいです。
また、茶色の時は消費期限内であれば、食べても大丈夫なんですが、消費期限をすぎたものは酸化がすすんでいる場合があるので、食べない方がよいと思います。
「冷蔵庫に入れてて忘れてた!」なんて事よくありますよね。
臭いや手触りがおかしくなかったら1日ぐらい過ぎても大丈夫かな?なんてうちでは食べちゃう事もありますが、そうならないようすぐ使わない場合は、小分けにして冷凍しておくことをおすすめします。
まとめ
牛肉の色の違い
- 茶色→消費期限内の場合は○
- 茶色(茶褐色)→消費期限を過ぎたもの・・×
- 緑色→消費期限にかかわらず・・×
見極め方
- 臭い・・酸っぱい臭いや鼻に残るアンモニアの臭い
- 手触り・・ヌルヌル感・ネトネト缶
- ドリップが濁ってる
牛肉の色の変化は酸素にふれるか触れないかでかわってくるんですね。
「裏側が黒ずんでた!・・はずれ肉かも」と思ってた私ですが、調べてみて目からうろこで、逆に新鮮なお肉だったなんてちょっと驚きの事実でした。
ちなみに焼き肉、美味しかったです♪(主人には買ったお肉の半分を内緒で冷凍して、野菜てんこ盛りにしました)。
牛肉が食べれるかどうか迷った時、この記事があなたのお役に立てれば幸いです!
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