牛肉を牛乳に漬けると柔らかくなって臭みも取れる?牛肉の下処理も紹介!
わが家でおいしいものを食べに行く特別なときは、やはりステーキ。
おいしいお肉を食べると幸せな気分になりますよね。
お家でもおいしいステーキが食べたい!
普段食べる食材は、もちろん安く食べれるものがいいですよね。
でも安い牛肉といえば輸入肉で、輸入牛肉は硬いし、臭みもある…
どうせ食べるならおいしく食べたい!
ちょっとしたコツで、硬くて臭みのあるお肉を、柔らかく臭みのないお肉に変身させることができるんです。
今回、牛肉を柔らかくして臭みも取れる方法を紹介します。
牛肉を牛乳に漬けると柔らかくなるの?
安い牛肉となると、やはり輸入肉。
安い輸入牛肉は、食べると硬いんだよね〜、そう思っていません?
ところが、簡単に手に入る食材で牛肉を柔らかく変身させることができるんです。
その食材は「牛乳」です。
牛乳にはお肉の繊維を柔らかくする作用があって、数時間浸しておくだけ。
ところで、輸入牛肉はなぜ硬いんでしょうか?
それは、輸入牛肉の肉質は脂肪が少ない筋肉質の肉で、繊維が多くて硬いのです。
輸入牛肉の肉質が硬い理由は、エサとして牧草を食べているから。
牧草は亜鉛やマンガン、鉄などのミネラル成分を多く含んだ土で育っているために肉質が硬いのです。
ミネラル成分を含んだ牧草を食べている牛は、肉質が硬く臭みも強くなるというわけです。
硬いお肉は長時間煮込むことで、柔らかくなりますよね。
でも、いつもの食事の準備にそんなに手間をかけていられない。
牛乳ならお肉を浸けておくだけなので、簡単で楽チンです。
わが家では、牛乳は子どもが飲むため、いつも冷蔵庫にあります。
牛肉を柔らかくするときは牛乳をよく使っています。
牛肉を牛乳に漬けると臭みも取れるって本当?
安い輸入牛肉は硬いうえに臭いも気になりますよね。
牛肉の臭みを取る手軽な方法があるんです。
それは牛乳に浸けておくこと。
実は牛乳には、臭みも取ってくれる作用があるんです。
ではなぜ、輸入牛肉は臭みがあるんでしょうか?
それはエサです。
肉質が硬い理由と同じで、ミネラル成分を含んだ牧草を食べている牛肉は臭みが強のです。
臭みのあるお肉を料理するとき、臭い消しにハーブやスパイスを使ったり、野菜と長時間煮込んだりと、ちょっと面倒ですよね。
牛乳なら浸けておくだけなので、簡単で楽チンです。
牛乳は肉質を柔らかくしてくれるうえに、に臭みも取ってくれます。
わが家では、安い輸入牛肉を使って調理をするので、牛乳はありがたい食材。
牛肉の筋切りや叩きなど下処理の仕方!
安い輸入牛肉でも、ひと手間加えることでおいしさがUPしますよ。
牛乳に浸す方法と合わせて、牛肉をおいしくする下処理を紹介します。
ドリップを拭き取る
牛肉をパックからだしたとき、赤い透明の液体がでていませんか?
これは「ドリップ」と呼ばれ、牛肉から染みでたうまみ成分。
ドリップをそのままで調理すると、アクや臭みの原因になってしまうので、ドリップはペーパータオルでていねいに拭き取りましょう。
私の場合、牛肉を買うときはドリップがでてないか、よ〜く見て買っています。
スジや繊維を切る
牛肉は、スジを切ることで柔らかくなるので、包丁で切り込みを入れましょう。
そして、牛肉全体を肉たたきで叩いて繊維を断ち切って柔らかくします。
叩くくコツは、トントンとリズムよく、中心から外側にお肉を広げるようにして叩くと、牛肉全体を均一に叩けますよ。
肉たたきがない場合は、めん棒で全体を叩いたあと、フォークでまんべんなく刺して穴を開けます。
フォークで刺すのって、ちょっと大変なんですよね。
私の場合、はじめはめん棒とフォークを使っていましたが、肉たたきに変えました。
肉たたきのほうが楽チンですよ。
ちなみに、肉たたきで牛肉を柔らかくする場合は、牛乳に浸す時間がないときや牛乳を切らしているときにやっています。
牛乳に浸す
牛肉を牛乳に浸すとお肉が柔らかくなり、さらに臭みも取ってくれます。
やり方は、牛肉全体を牛乳のなかに浸して、冷蔵庫に入れるだけ。
浸す時間は数時間。
浸したあとは、ペーパータオルでていねいに牛乳を拭き取りましょう。
私の場合、牛肉にスジがあればスジを切ってから牛乳に浸しています。
スジを切っておくと、食べやすくなりますよ。
牛肉の切り方
ブロック肉など、厚みのあるお肉を小さく切るときは、お肉の繊維に対して直角に切りましょう。
お肉の繊維が切断されて、食べやすくなるんです。
わが家では、ブロックの牛肉を一口サイズに切ってから、カレーやシチューに使っています。
煮込んで牛肉を柔らかくすると調理に時間がかかるので、一口サイズに切った牛肉を前もって牛乳に浸しておいて、それから調理に使います。
牛乳に浸しておくと、煮込む時間が短くても牛肉が柔らかく仕上がりますよ。
常温にもどしてから焼く
ステーキ肉を焼くときは、冷蔵庫からだしてすぐに使わず、室温に30分位置いてから焼きます。
お肉が冷たいと、焼いたときに表面が焼けても中が冷たいままになってしまうから。
前もって牛肉を冷蔵庫からだすのを、つい忘れがち。
私の場合、牛肉を冷蔵庫から出して室温に戻している間に、添えるサラダなどを作っています。
焼く直前に下味をつける
牛肉に火を入れる直前に塩コショウをしましょう。
早くから塩をふってしまうと、牛肉から水分がですぎてしまい、お肉が硬くなってしまうんです。
ちなみに、塩コショウをする理由は、塩を使うことで牛肉から水分がでてきて身が引き締まり、型崩れを防いでくれます。
また、お肉表面のたんぱく質が固まってお肉のうま味を閉じ込めてくれるんですよ。
コショウは風味づけで、お肉によく合う。
塩コショウはお肉の味をだす、料理には欠かせない食材ですね。
レンジでステーキを作る方法もありますよ。
まとめ
牛肉を柔らかくして臭みも取れる方法について書かせていただきました。
まとめると、
- 牛乳に浸すと牛肉が柔らかくなり臭みが取れる
- 牛肉からでたドリップは拭き取る
- スジや繊維は切り込みを入れる
- 肉たたきで牛肉をたたく
- 牛肉の繊維に対して直角に切る
- 牛肉を焼く前に常温に戻す
- 牛肉に火を入れる直前に塩コショウをする
でした。
いかがでしたか?
私の場合、牛乳はコスパもよく、浸すだけで簡単なので、牛肉を柔らかくしたり臭みを取るときは牛乳を使っています。
この記事があなたのお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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