牛肉を生で食べるのは危険?生食用やレアなら大丈夫?安全な加熱時間は?
牛肉は生食でも食べられるのだろうか?
と誰でも1度でも考えたことがあるのではないでしょうか。
私もステーキの焼き方にレアがあるくらいなので生で食べても良いのではないかと思っていました。
しかし、日本国内では実は牛肉は部位によって生で食べることが禁止されているのですよ!
昔はユッケなどを食べられるお店も多く存在していたのですけどね。
ここではなぜ牛肉は生で食べない方が良いのかということを紹介していきたいと思います。
牛肉を生で食べるのは危険なの?
牛肉を生で食べることは、出来ることならばなるべくやめた方が良いです。
なぜならば生の牛肉を食べる際には人間の身体に害を与える細菌がたくさん潜んでいることがあるからなのです。
いくら生食を試してみたくても、食中毒などになってしまうならば抵抗がありますよね。
しかし、どんな場合にも危険というわけではありません。
元々牛肉は、加工される前までは無菌の状態といっても過言ではないのです。
ただ、私たちが牛肉を食べやすいように加工していくその過程の中で、菌が増殖してしまうのです。
なぜならば、スライスされたり余分な部分をカットされる過程で酸素に触れたり人々に触れることが多いのが理由です。
なにより加工することで時間も経ってしまい新鮮ではなくなってしまいます。
人間の手には食用の牛肉よりも高い体温もありますからね。
そのため、食中毒になる恐れがあるので生食にはふさわしくないのです。
冒頭文でも紹介させていただきましたが、日本国内では牛肉を部位によって生で食べることを禁止しているのです。
その部位というのは詳しくいうとレバーになります。
他にも実は牛肉ではないのですが、豚肉の場合にはどの部位でも生食用として売ること自体を禁止されているのです。
法律が改正される前までは生食用の牛レバーも比較的簡単に購入することができました。
しかしながらあまりにも食中毒の犠牲者を出してしまっていて、死人も多発してしまったので禁止になったのです。
禁止されていない部位を生で食べる際には、全てを自己責任で食べるようにしましょう。
生食用やレア焼きの牛肉なら安全なの?
生食用やレア焼きの牛肉でも確実に安全とは言い切れません。
生食用やレア焼き用の牛肉を購入することは可能ですが、できればしっかりと火を通した方が良いです。
それはいくら生食用で売られているとしても、いつどのタイミングで菌が繁殖するかわからないからです。
ただ、牛肉に潜む細菌は表面についているといわれております。
そのため、表面さえしっかりと焼けていれば基本的には食中毒にはならないだろうといわれているのです。
ただ、私たち素人の場合は特に確実に安全だという環境下の中で牛肉を食べられるとは限りません。
そのため、万が一生食用やレア焼き用の牛肉を食べたいのならばお店で食べることをおすすめしたいです。
もちろんなにがあっても自己責任というお店がほとんどですが、食のプロが手がけたお肉ならば素人よりも遥かに安全だからです。
食中毒にならない牛肉の加熱時間とは?
牛肉を食べて食中毒にならない加熱時間は、75度以上の火力で1分以上だといわれております。
その理由は腸管出血性大腸菌O-157やサルモネラ属菌などがその温度でその時間の熱を加えることによって消滅するからなのです。
そのため、いくら新鮮な牛肉でレアな焼き方のステーキが好きな方でも、1分以上は加熱するようにしましょう。
ただ、今説明させてもらったのはステーキなどのお肉の原型からスライスされたもののみの例になります。
ステーキなどではなく、表面の部分が隠れてしまっているひき肉を使用したハンバーグの場合には別ですよ。
ひき肉の場合にはどこが表面になっているかわかりません。
なので全体的にしっかりと焼けていなければ食中毒になる危険性があります。
特に火の通りにくい真ん中の部分は、火が通っているか確認する意味でも楊枝や箸などをさして血が出ないか見たほうが良いです。
さらにフライパンには蓋をして、蒸し焼きにするのが望ましいでしょう。
せっかく美味しい料理を食べるのですから、安心安全だとわかったものを楽しく食べるべきですよ。
まとめ
以上、牛肉を生で食べるのは危険なのかということを説明させていただきました。
この記事では
- 牛肉はなるべく生食は避けた方が良い
- 生食用やレア焼き用の牛肉でも自己責任で食べるべき
- 食中毒にならない加熱時間は75度以上で1分間以上
ということでした。
私もレバ刺しなどが日本で禁止される前まではよくお店で食べていました。
しかしながら生食で食べることの危険性を知ってからというもの、火はよく通してから食べることを心がけています。
この記事を読んだことによって、牛肉を食べる際に注意しなければならない点を今後に活かしていただけたら幸いです。
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