牡蠣の加熱時間はどのくらいならあたらない?牡蠣を入れるタイミングは?

牡蠣の加熱時間はどのくらいならあたらない?牡蠣を入れるタイミングは?

牡蠣の加熱時間はどのくらいならあたらない?牡蠣を入れるタイミングは?

牡蠣の加熱

 

冬といえば鍋ですけど牡蠣を入れた牡蠣鍋は尚のこと最高ですよね〜。

 

 

ぷりぷりの濃厚な牡蠣を美味しく食べたい!

 

 

しかし牡蠣は心底美味しい魅力的食材な反面、怖いのはノロウイルスによる食中毒ですね。

 

言わずもがな、ノロウイルスに感染すると激しい嘔吐下痢に見舞われて本当に辛いです。

 

 

しかもノロウイルスは人から人への感染力が尋常じゃなく強いです!

 

 

我が家も何度も経験がありますが、完璧と思える処理をしていてもたいてい家族にうつったりもしてしまいます。

 

だから牡蠣を食べてノロウイルスに感染なんかしてる場合ではないですね。

 

 

安心してください。

 

正しく調理をすれば、ノロウイルスに感染することもないし、ベストな状態のぷりぷりな牡蠣を食べることができますよ!

 

 

それでは、この記事では

 

  • ノロウイルス感染症にならないための牡蠣の加熱時間
  • 牡蠣を鍋に入れるベストタイミング
  • 加熱しても縮まない牡蠣の下処理方法

 

について書いていきます。


牡蠣鍋で生食用と加熱用の牡蠣を使う時の加熱時間!

 

まず、スーパーなどで牡蠣を買おうとすると、「生食用」と「加熱用」と書かれたものが売られていることに気づきます。

 

これを見ると、生食用のほうが新鮮なのではないかと思いがちですが、ちょっと違います。

 

 

生食用と加熱用の違いは、新鮮かどうかではなく、その牡蠣が育った海域の違いです。

 

 

生食用の牡蠣が育った場所は、栄養分が少ない代わりに有害物質もあまりないのです。

 

なので味は旨味成分や栄養が若干劣りますが、生でも安全に食べられるということです。

 

また生食用は減菌洗浄を行うため牡蛎は2〜3日ほど断食させられるので、若干身が痩せて水っぽくなります。

 

 

加熱用は、山や河川からくるプランクトンや栄養分が多い海域で育ちます。

 

なので味は牡蠣自体の味が濃くて美味しいといわれています。

 

一方で有害物質も多く取り込まれます。

 

 

それでは本題の加熱時間ですが、生食用は、生でも食べれるので加熱の度合いは自由自在ですね。

 

心配ならしっかり目に火を通してもいいし、少しあっためるだけでも、ほぼ生でもOKです。

 

 

気を付けなければいけないのは加熱用ですね。

 

厚生労働省のサイトによると、ノロウイルスの感染力をなくすためには「中心部が85〜90度以上で90秒以上」の加熱が必要と書いてあります。

 

参照:厚生労働省|ノロウイルスに関するQ&A

 

 

ポイントは「中心部が」というところです!

 

 

牡蠣を入れてから90秒ではなく、牡蠣の中心部分が85〜90度以上に達してから90秒です。

 

目安としては、牡蠣の大きさにもよりますが、沸騰しているところへ牡蠣を入れて5分程度でしょうか。

 

 

ちなみに、加熱は必要不可欠ですが、かと言って加熱しまくってしまうと身が縮んで固くなるので、要注意です。

 

 

牡蠣は1日に300〜400リットルもの海水をろ過してプランクトンを摂っているそうです。

 

加熱用の牡蠣が育つ海域では、ノロウイルスの他にも様々な細菌がいる可能性があります。

 

その海水を大量にろ過しているので、牡蠣の体内にノロウイルスなどが蓄積されています。

 

 

牡蠣の体内ではノロウイルスは増ませんが、人の体に入ると爆発的に増え、発症してしまいます。

 

なので絶対に、加熱用の牡蠣を生や半生状態では食べないでくださいね。

牡蠣鍋で牡蠣を入れるベストなタイミング!

牡蠣鍋

 

 

結論から言うと、ベストタイミングは、一番最後です。

 

 

他の食材が煮えて準備OKになってから、ぐつぐつしているところへ最後に牡蠣を入れて完成です。

 

 

牡蠣を最初の方に入れてしまうと、加熱のし過ぎで固く縮んでしまいますし、鍋全体が生臭くなってしまうからです。

 

牡蠣は主役ですからね♪


加熱しても牡蠣が縮まない下処理の仕方!

 

充分な加熱をしつつも、なるべく牡蠣の身が縮まないようにするための下処理があります。

 

ぷりぷりの美味しい牡蠣を食べるために、是非やってみましょう。

 

用意するもの

  • 片栗粉・・・小さじ2+少々
  • 塩・・・小さじ1
  • 水・・・400cc

 

やり方

  1. ボウルに牡蠣、片栗粉小さじ2、塩小さじ1を入れて混ぜる
  2. 水400ccを入れて混ぜる
  3. 牡蠣をひらひら振って洗った後、流水で洗う
  4. キッチンペーパーで水けをとる
  5. 片栗粉をうっすらまぶす
  6. 10秒くらい茹でて冷水にとる
  7. 水けをきって完成

 

※茹で時間が10秒なのは、下処理だからです。
 加熱用牡蠣の場合はこの後ちゃんと加熱して食べてくださいね。

 

片栗粉をまぶすことで牡蠣の周りがコーティングされ縮むのを防いでくれます。

まとめ

 

以上まとめると、

 

  • 加熱用牡蠣は85〜90度以上を90秒以上
  • 牡蠣を鍋に入れるのは一番最後
  • 片栗粉をまぶす下処理でちぢみにくくなる

 

ということでした。

 

 

ノロウイルスにかかると本当に地獄を見ますが、そんなリスクがあっても尚、食べたくなるのが牡蠣なんですよね!

 

美味しすぎて、私は最近週一ペースでお昼ご飯に一人で牡蠣を食べて笑っています。

 

正しい調理方法で、美味しく牡蠣を食べましょう!

 

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