牡蠣はどんな味がするの?食わず嫌いでも理解しやすい牡蠣の種類と味!
牡蠣って食べたことがない方にとってはどんな味がするのかわかりませんよね。
貝類だから貝のような味なのか、それとも海のミルクというくらいだからクリーミーな味なのか気になりますよね?
私も実際に牡蠣を食べてみる機会が来るまでは、どんな味がするのだろうかとよく不思議に思ったものです。
というわけでここではそんな牡蠣の味とはどのようなものなのか、食べたことのない方にわかりやすく詳しく説明していこうと思います。
牡蠣はどんな味がするの?
牡蠣の味は、一言で言えばまろやかでコクのある貝の味です。
実際に食べてみたらもしかするとそれよりも遥かに美味しいと思えるかもしれませんよ。
例えば蒸したり焼いたりした場合には、ハマグリやアサリなどの貝類よりも濃厚で贅沢感のある味を楽しむことができます。
「海のミルク」と呼ばれているくらいなので誰もが認めるクリーミーさも持ち合わせています。
生食ですと、ホタテや赤貝などの他の貝類にはないつるんとした食感なので食べやすいです。
しかもつるんとした食感のため喉越しも良いのでぱくぱくと何個でも食べられる美味しさなのですよ。
牡蠣の食べ放題のあるお店では100個近い牡蠣を食べる方も多くいらっしゃいます。
冬の真牡蠣と夏の岩牡蠣それぞれの味!
冬の真牡蠣の味
冬の真牡蠣は、味がとても濃いのが特徴になります。
さらに味が濃いだけでなく「海のミルク」と呼ばれるだけあってクリーミーな味わいです。
真牡蠣は基本的に、水揚げの時期が10月から4月までの間となっております。
その理由はさまざまなですが、まず真牡蠣は産卵後に体内にある栄養素がガクッと落ちてしまう傾向があります。
さらにグリコーゲンと呼ばれる旨味成分も同じく落ちてしまうのです。
そのため、産卵をする前の栄養素を多く含んでいる冬の時期が水揚げ時期になっているのですね。
夏の岩牡蠣の味
夏の岩牡蠣は身が大きくてジューシーな味わいなのが特徴となります。
もともと岩牡蠣の水揚げ時期は、6月から9月までの夏の暑い時期です。
その理由は、岩牡蠣は真牡蠣とは違い、産卵期間にゆっくり時間をかける特徴があります。
そのため、真冬などの寒い時期に収穫しなくとも旨味が落ちることがありません。
それによって夏場に水揚げすることが可能となるのです。
さらに岩牡蠣の場合には天然物のみならず養殖も盛んに行われております。
つまりは育てやすい牡蠣の仲間といえるのです。
生食と加熱した牡蠣の味の違いとは?
生食と加熱した牡蠣の味の違いは、風味と食感にあります。
生食の場合には牡蠣はつるんと口の中に入ってきます。
そのため舌触りがとてもなめらかでとろけるような食感になります。
しかし加熱した牡蠣の場合にはそのつるんとしたなめらかさは少し消えます。
どちらかというと貝類特有のホクホク感もプラスされたような食感になるのです。
生食でも加熱でも美味しく食べられますが、食感重視ならば生食の方が良いと感じる方は多いかもしれません。
次に風味ですが、生食の方は磯の香りがしっかり味わえます。
まるで海の中を連想させるような深みのある味わいなのです。
それと比べて加熱した牡蠣は、旨味がギュッと凝縮していて牡蠣本来の美味しさを味わうことができます。
多少苦味が引き立つのも牡蠣の美味しいところといえるでしょう。
磯の香りは生食の時よりは落ちてしまいますが、良い出汁も出るので最高な食材です。
食わず嫌いが克服できる牡蠣のおすすめな食べ方!
カレー風味のカキフライ
牡蠣そのものの味があまり良いイメージがない方ならば、カレー風味で牡蠣独特の味が消えるカキフライがおすすめです。
作り方は簡単で、加熱用の牡蠣を使ってカキフライを作る際に小麦粉の中に粉末のカレー粉を入れるだけです。
牡蠣が持つ磯の香りが嫌いで食べれないという方が多いので、食わず嫌いな方も牡蠣を嫌いにならずに食べられると思います。
是非試してみてはいかがでしょうか。
生牡蠣のおろしポン酢
ポン酢の風味や大根おろしの味が引き立つので牡蠣が食べやすくなる1品です。
独特な風味が特徴と知ってから牡蠣を食べたいと思わなくなった方も多いですよね。
そんな方ならばまずは生牡蠣のおろしポン酢を食べてみてください。
つるんとした食感で予想以上に食べやすい牡蠣に、味の濃いポン酢を組み合わせることで「牡蠣ってこんなに美味しいんだ」と気付けるはずです。
牡蠣のアヒージョ
イタリアン好きな方ならば確実に美味しく食べられる1品です。
まずアヒージョというとホタテやムール貝などを思い浮かべますよね。
それと同じで牡蠣も貝類なので、アヒージョという料理方法にとても合うのです。
また、牡蠣を食べてノロウイルスに感染するのが嫌だという理由から牡蠣を食べたことがないという方も多いですよね。
そのため、じっくりと時間をかけて煮込むアヒージョならば菌も消滅しているので安心です。
食べたことがない方は、是非ともアヒージョを食べて牡蠣の美味しさに感動してもらいたいものです。
まとめ
以上、牡蠣がどんな味なのか、食わず嫌いな方でも美味しく食べられる方法紹介しました。
この記事では
- 夏の岩牡蠣は大きくてジューシー、冬の真牡蠣は濃厚でクリーミー
- 生食だとつるんとして磯の香りが強く、加熱するとホクホクで旨味凝縮な食感
- 食わず嫌いな方でも美味しく食べられる料理がたくさんある
ということでした。
私も牡蠣を食べるまで抵抗がありましたが、実際に食べてみると予想以上の美味しさにやみつきになりました。
今では全く抵抗はなく、むしろ自分から率先して牡蠣料理を作るほどになりましたよ。
この記事を読んで牡蠣を食べてみたいと少しでも思っていただけたなら幸いです。
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