胚芽米と白米の違いは何?人気急上昇中胚芽米とは?

胚芽米と白米の違いは何?人気急上昇中胚芽米とは?

胚芽米と白米の違いは何?人気急上昇中胚芽米とは?

最近ではスーパーでも胚芽米が購入できます。

 

白米と同じような値段で並べられていると、胚芽米と白米の違いが気になりますよね。

 

今回は胚芽米と白米の違いを、由来と栄養面をふまえて解説いたします。

胚芽米と白米の違いとは?

現在、日本の一般家庭で最も食されているお米は白米です。

 

白米は、籾殻を取った玄米からぬか層、胚芽を取り除き、胚乳だけにしたものです。

 

白米の品位基準は、精米後に胚芽を20%以下にしたものと規定されています。

 

白米の登場当時は、杵と臼により、手作業で精米されていました。

 

 

白米にする精米は重労働だったため、奈良時代には特権階級の人のみの高級食として食べられていました。

 

 

時は流れ、米の生産率の上昇と精米技術の向上により、江戸時代から都市部でのみ、一般人の食卓にもあがるようになります。

 

しかし、農村部では以前、分つき米に雑穀を混ぜて食べるのが主流でした。

 

 

白米は一般食として急速に広がったのは、明治以降です。

 

意外とその歴史は浅く、近年100年程なんですね。

 

 

胚芽米は正式には胚芽精米と言います。

 

胚芽精米は、籾殻を取った玄米から、ぬか層のみを取り除き、米の種子である胚芽を残して精米したものです。

 

胚芽精米の品位基準は、胚芽部分を残す米が80%以上あり、精米白度が34%以上に精米されたものと規定されています。

 

 

胚芽精米の歴史は1924年に東京大学医学部教授であった島薗順次郎教授が、当時流行っていた脚気の対策のために「胚芽米常用」を提唱したところから始まります。

 

当時は脚気が大流行しており、その死亡者数は年に27,000人に達しており、重大な問題のうちの一つでした。

 

 

脚気はビタミンB1不足から心不全や抹消神経生涯を起こす病気です。

 

原因と治療法が確立される以前に、症状が心臓機能にいたると、機能低下や心不全を併発し、死に至る病気でした。

 

江戸時代に白米の普及が広がった当時、主食は白米、そして味の濃い漬け物等を副菜としていました。

 

 

白米でお腹を膨らまして、十分な栄養を取っていなかったんですね。

 

現在白米が主食でも脚気が少ないのは、おかずが江戸時代よりも豊富になったからです。

 

肉、魚に多く含まれるビタミンB1は、かぼちゃやトウモロコシなど野菜からでも摂取できます。

 

 

1920年代に島薗教授は脚気の原因がビタミンB1不足だと突き止め、お米の胚芽部分にビタミンB1が多く含まれる事に目をつけて胚芽精米を推奨しました。

 

 

その後、米の凶作などで一時は生産量が落ち込んだものの、近年その栄養効果を見直されて現在では順調に普及率を伸ばしています。

 

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胚芽米と白米の栄養分はこんなに違う!

米の胚芽部分は、玄米全体の2%ほどの分量しかありません。

 

しかし、この2%の内には、なんと玄米全体の70%もの栄養素が含まれています。

 

胚芽米にはお米が成長するのに必要な脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどが多く含まれているのです。

 

 

胚芽には米の発芽、発根の全てが含まれています。

 

水に浸けておくと発芽する事もある、生きたお米が胚芽米といえるでしょう。

 

胚芽米と白米の比較は以下の通りです。

 

 

胚芽米と白米の栄養成分比較表

 

(参考:http://haigaseimai.com/haigaseimai.html)

 

 

 

精米機の進歩により、最近の胚芽精米は白米の14倍もの栄養素を持つものもあります。

 

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白米のメリットと 胚芽米 のデメリットは?

白米が近年急速に普及を始めたのは、やはりその食べやすさからでしょう。

 

また、江戸時代には防災の為に朝夕に食べる米をまとめて炊く習慣があり、玄米や雑穀米より痛みにくい白米が好まれていました。

 

 

胚芽米のデメリットは、残留農薬です。

 

栽培された環境が、農薬を使っている田んぼであった場合の残留農薬は、胚芽米のほうが白米よりも高くなります。

 

有機栽培されたお米は、その他のお米よりも少し値が張りますが、玄米や胚芽玄米などを購入するときは、無農薬のものを選ぶ様にしましょう。

 

 

また、生きたお米である胚芽米は、保存性を高めるために袋内を炭酸ガス置換した冬眠密着包装で市販されています。

 

胚芽は米全体の中で水を一番吸収する部位です。

 

開封後は湿気の少ないところで保存し、なるべく早く食べましょう。

胚芽米 のおいしい炊き方

胚芽米は、基本的には白米と同じように炊飯します。

 

 

最近の精米機では、ぬか部分を綺麗にとう精できるため、多くの胚芽米は研がなくても炊ける無洗米になっています。

 

胚芽米を研ぎすぎると胚芽部分がぽろっと落ちてしまうので、無洗米ではない胚芽米は軽めにさっと研ぎましょう。

 

水加減は白米より少し多めにするとふっくら炊けますよ!

 

 

白米、玄米と同じく、浸水時間を長くするのも胚芽米をおいしく炊くコツです。

 

気になる胚芽米の味は?

白米に比べると、胚芽米は少し色のある炊き上がりになります。

 

独特の香りがあり、よく噛むと甘みがでます。

 

咀嚼によって消化も栄養素の吸収も良くなるので、よく噛んで胚芽米の甘みを味わって食べましょう!

 

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まとめ

白米と胚芽米の大きな違いは胚乳に発芽、発根する部位の胚芽がついているか、ついていないか、です。

 

胚芽にはお米全体の約七割の栄養素が詰まっているため、「白米に総合ビタミン剤のカプセルをくっつけたもの」と言われています。

 

毎日食べて体をつくるお米です。

 

玄米よりも癖がなく、調理法も簡単な胚芽米に是非挑戦してみてくださいね!