酢の取りすぎは体に悪い?取りすぎることでこんなデメリットが!
酢の取り過ぎは体に悪いって聞いたけど、どんな体への影響があるのだろう?
そんな風に思われたことありませんか?
私は以前、酢は体にいいと聞いたので、少量をそのまま飲んだことがありますが、おなかが痛くなった苦い経験があります。
そもそも酢のカロリーはどれくらいで1日にどれくらいなら摂取していいのでしょうか?
そして逆に酢を適量摂るとどんな効果があるのでしょうか?
今回はそんな酢について摂り過ぎたときのデメリットやカロリー、1日の摂取量の目安などについてご紹介していきます!
酢の取り過ぎが体に与える影響やデメリットは?
歯へのダメージ
酢には、酢酸が含まれています。
その酢酸が歯の表面にあるエメラル質を溶かし、虫歯などの問題を引き起こす原因になってしまいます。
酢を調理に使う程度であれば、気にする必要はありませんが、酢を飲んだりする場合は、必ず飲んだ後にうがいを忘れずにするようにしましょう。
腹痛や下痢などを引き起こす原因に
酢には強い殺菌作用があります。
摂りすぎることによって腸を整えてくれる体に必要な菌まで殺してしまう可能性があります。
そのことによって腹痛や下痢などを引き起こす原因になります。
空腹時に酢を摂取することや原液をそのまま飲むことは避けましょう!
私が以前経験した腹痛は、原液をそのまま飲んだことによるものだったのだと考えられます。
体を冷やす
酢には血液をサラサラにする効果がある一方で、摂りすぎれば必要なものまで分解し、体を冷やす原因となってしまいます。
貧血をも起こしかねませんので、摂りすぎは禁物です。
摂り過ぎることによって体に悪影響を与えてしまいます。
そのことを十分に理解したうえで、酢を活用することが大切です!
酢のカロリーは?1日の摂取目安量と効果的な取り方は?
では、酢のカロリーや適量はどのくらいなのでしょうか?
順番にみていきましょう!
酢のカロリーは?
酢といっても様々な酢がありますが、それぞれの酢のカロリーは下記の通りです。
酢の種類 | 100g当たりのカロリー |
---|---|
穀物酢 | 約25カロリー |
ぶどう酢 | 約22カロリー |
リンゴ酢 | 約26カロリー |
米酢 | 約46カロリー |
バルサミコ酢 | 約88カロリー |
このようにどの酢を使うかによってカロリーに違いがあります。
しかし、他の調味料や香辛料のカロリーと比べた時(これらの平均カロリーは約280カロリー)、この数値は決して高いものではありません。
酢はカロリーの低い食べ物であるといえます。
1日の摂取目安量は?
酢の1日の摂取目安量は
大さじ1杯〜2杯
です。
また酢を摂取する時に大切なことがあります。
それは、空腹時を避け、食事の一部もしくは食後に摂るようにすることです。
歯や胃への突然の刺激を緩和します。
そのため、酢の物や酢豚など料理に使うことはもちろん、出来上がった料理にさっとかけて食べることがおすすめです。
また飲み物として酢を摂る場合には、リンゴ酢や黒酢のような熟成期間の長い酢が飲みやすいでしょう。
これらを必ず5〜10倍に薄めて飲むことをおすすめします。
そして飲んだ後には、忘れずにうがいをするようにしましょう。
酢の取り過ぎには注意!適度に取るとこんな効果が!
ここまでご紹介して来た通り、酢の取りすぎは大変危険です。
しかし適度に摂取することで次のような体への効果が期待できますよ!
腸内環境を整える効果
酢に含まれる酢酸には、腸内環境を整える働きがあります。
便秘の予防、改善が期待できますよ!
血糖値の上昇を抑える効果
人間の体は、何かを食べることによって必ず血糖値が上がります。
この血糖値の上昇が過度に繰り返されることが糖尿病の一つの原因だと言われています。
酢にはその食後の急激な血糖値の上昇を抑えてくれる働きがあります。
殺菌効果
酢に含まれる酢酸は、食べ物を傷みにくくし、細菌の繁殖を抑制する力があります。
また酢の温度が60度近くになるとこの殺菌力は高まるとされており、酢を食べることが食中毒予防になりますよ!
疲労回復効果
酢の中には、脂肪の貯蓄を抑える効果のあるクエン酸とアミノ酸が含まれています。
これら二つは疲労回復に効果的だと言われており、忙しい毎日に酢を取り入れることで疲れが溜まりにくい体づくりをしていけるでしょう。
ダイエット効果
疲労回復に役立つとご紹介したクエン酸とアミノ酸には、なんと脂肪が体に貯蓄するのを抑制する働きがあります。
毎日約大さじ1杯、続けて飲むことが大切です。
まとめ
いかがでしたか?
私たちの生活に欠かせない酢は、摂りすぎれば体への悪影響が懸念されます。
しかし一方で、適切な量を適切な時に摂取することで体への良い効果が期待できます。
私は酢の物やドレッシングなどで調理に使い、なるべく1日に1回は酢を使った料理を食べるようにしています。
調理で使わない時は、飲みやすいリンゴ酢を牛乳とはちみつで割って、食後に少しだけ飲むようにしています。
適量摂取していることでさっぱりとした気持ちと体を感じることができています。
今回ご紹介しました酢の取りすぎから懸念される体への影響を念頭に置きつつ、毎日の生活に少しだけでも酢を取り入れていただければ幸いです。
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