酢の持つ健康作用とは?驚くべき酢の持つ8つの効果

酢の持つ健康作用とは?驚くべき酢の持つ8つの効果

酢の持つ健康作用とは?驚くべき酢の持つ8つの効果

酢

 

お酢は、生食の多い日本にて、すし、酢の物、酢漬けなどさまざまな和食の味付けに使われていますね。

 

隠し味として数滴たらしたり、作り置きの副菜に使ったりと、酢を上手に使いこなすと料理のレパートリーも広がります。

 

 

世界中で調味料として使われているお酢には、抗菌作用だけでなくさまざまな健康作用があります。

 

ただの調味料だけでなく、健康にあらゆる効果を発揮するお酢の研究が世界各地で行われています。

 

 

今回は現在検証されているお酢の持つ健康作用について解説いたします。


酢の持つ8つの健康作用とは?

1.疲労回復

運動をすると体内の糖分が消費されるため、糖分を取り、エネルギーの元であるグリコーゲンを補給する必要があります。

 

お酢と糖分を一緒に摂取することで、より効果的にグリコーゲンを補給できます。

 

 

また、お酢には運動で細胞に貯まった乳酸を早く消化させる効果があります。

 

 

2.内臓脂肪の減少

最近の研究では、お酢を毎日摂取すると内臓脂肪を減らす効果があることがわかってきました。

 

 

内臓脂肪が溜まると、高脂血症、高血糖や高血圧などを引き起こします。

 

お酢を毎日摂取することは、メタボリックシンドロームの予防になります。

 

 

3.陽性のがんの抑制効果

がんの抑制効果に関して、特に黒酢に関心が高まっています。

 

 

黒酢に含まれる成分には長期間取り続けることにより、大腸がんを予防する効果があることがわかりました。

 

 

日本黒酢研究会の発表によると、大腸炎においては酢酸の影響ではなく、黒酢特有酢酸以外の成分が働いている可能性があるということです。

 

また、大腸がんには黒酢よりも黒酢もろみ末のほうが効果的という結果でした。

 

 

がんの初期は陰性と陽性に分別されます。

 

お酢が効果的だとされるのは陽性のがんのみです。

 

 

末期はすべて陰性がんです。

 

陰性がんの方は努めて陽性食を取り、陰性食は少なくしなければなりません。

 

 

黒酢を食事に取り込む事により、がんの抑制効果が期待できます。

 

 

4.食欲増進作用

お酢のさっぱりとした酸味は、嗅覚や味覚を刺激して胃液の分泌を促します。

 

夏場など、食欲のない時にはお酢を使った料理が人気がでるのは食欲増進作用があるからなんですね。

 

 

また、唾液や胃液の分泌が増えるため、お酢を使った料理を食べると消化吸収がよくなります。

 

 

5.高血圧抑制効果

お酢を定期的に摂取することによって、高血圧の人には血圧低下効果があります。

 

高血圧の場合のみ血圧が低下する傾向があり、正常な血圧の人がお酢を摂取しても低血圧になることはありません。

 

 

6.血中脂質の低下

お酢に含まれる酢酸という成分には、血中脂質を低下させる働きがあります。

 

血中の脂質が高くなると、心筋梗塞や狭心症の原因でもある動脈硬化を引き起こします。

 

 

7.便秘解消

お酢を摂取すると胃腸が刺激され、腸の蠕動運動を活発にする効果があります。

 

 

また、お酢の持つ抗菌作用により、腸内の悪玉菌を減らす効果があります。

 

お酢に含まれるグルコン酸は、腸内の善玉菌の餌になるため、善玉菌の増殖にも役立ちます。

 

腸内環境の改善と、蠕動運動により、便秘解消の効果があります。

 

 

8.ミネラルの吸収を高める

お酢に含まれる酢酸は、体内でクエン酸になります。

 

クエン酸には、鉄分、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルと結び付き、吸収されやすい形に変える作用があります。

 

キレート作用と呼ばれる効果は、ミネラルの吸収のみでなく、骨や細胞の老化を防ぐことでも知られています。

 

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おいしく無理無く酢を飲もう!

料理で上手にお酢を使えると毎日簡単に酢の摂取ができますね。

 

 

しかし、仕事の忙しい時など、諸事情で毎回自炊できない時があります。

 

そういう場合には、お酢の飲用をお勧めします。

 

 

家にあるから、と穀物酢など酸味の強いお酢を飲用すると、口触りがきつく長続きしない可能性があります。

 

飲用するお酢は、果実酢や黒酢を利用するといいですよ!

 

 

酢をドリンクとして飲用する場合は、必ず5倍から10倍に薄めましょう。

 

 

果実酢は大さじ1杯を500mlの炭酸水で割ると、飲みやすくなります。

 

また、炭酸水と一緒に飲用することにより、普通にお酢を飲むよりも便秘に対して効果があります。

 

 

酢には体を冷やす効果があります。

 

夏場などには向いていますが、冬場やもともと冷え性の人はお湯で割って飲むといいでしょう。

 

お酢の飲用の一日の目安は?

スプーン1杯の酢

 

お酢の一日の摂取目安は大さじ2杯です。

 

おおさじ1杯で効果が出ると言われています。

 

 

しかし、大さじ2杯以上の酢を摂取しても効果が劇的に上がる訳ではありません。

 

むしろ酢の過剰摂取は体を冷やしたり、お腹を緩くするなど健康を害する恐れがあります。

 

 

酢を飲用するのは食事中や食後がおすすめです。

 

 

空腹時に酢をとると、胃を痛める可能性があります。

 

また、就寝前に酢を飲むと、酸の影響で酸食歯(酸により歯が溶けてしまう事)の原因になるので注意が必要です。

 

酢は多くの人の健康に効果があっても万人向けではない!

冷え性、赤ら顔、目が充血している、下痢気味、胃腸が弱いなどの症状がある場合は、強い酸性であるお酢が体に合わない場合があります。

 

また、妊婦のお酢の摂取に関する研究も十分に行われていません。

 

 

通常の調理に使われてる量であれば害を起こす心配はありません。

 

 

上記の症状に心当たりがある場合は、定期的にお酢を摂取する前にかかりつけ医に相談してから摂取しましょう。

 

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酢を使った食べやすいメニューのレシピ!

簡単に出来る、おいしく酢を毎日定量摂取できるレシピをご紹介します!

 

便秘に効果的!酢大豆

お酢の持つ便秘解消作用と、大豆に含まれる食物繊維の作用で便秘解消効果が抜群です!

 

1日5〜6粒を目安に酢大豆を食べましょう。

 

 

用意するもの

  • 広口ガラス瓶
  • お酢 540ml
  • 大豆 1合

 

作り方

  1. お酢に大豆を入れて4日間置く
  2. 5日目からは冷蔵庫に入れる。

 

食後のデザート感覚で!りんご酢入りヨーグルト

お酢を毎日続けて摂取できるように、お酢入りデザートのレシピです。

 

 

用意するもの

  • ヨーグルト 100g
  • リンゴ酢 小さじ1
  • はちみつ 適量

 

作り方

  1. 材料を混ぜたら出来上がり!

 

季節のフルーツを入れると彩りも綺麗になりますよ!

 

美容と健康維持に!酢しょうが

お寿司の添え物であるガリと違い、塩や砂糖などの調味料が入らない酢しょうがは、酢としょうがの持つ健康作用がいち早く体感できます。

 

おつまみやお茶受けにもぴったりです。

 

 

用意するもの

  • お酢(黒酢がおすすめ!)200~300ml
  • しょうが 200g
  • はちみつ 大さじ1

 

作り方

  1. しょうがを皮ごと薄切り、もしくはみじん切りにする。
  2. しょうがが全て酢に浸る様につけ込む。
  3. はちみつを混ぜて一晩寝かす。

 

 

ポイント

一日大さじ2杯を目安に食べましょう。

 

ショウガを酢に入れる前に電子レンジ(600ワット)で1分30秒加熱すると食べやすくなります。

 

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まとめ

酢には健康維持に役立つ成分が豊富に含まれています。

 

酢に関する研究は今日も勧められており、これからも健康や美容に良いという効果の発見が期待されています。

 

 

サラダのドレッシングに利用できたり、炭酸で割って飲めるものなど、種類も豊富です。

 

最古の調味料と言われるお酢を上手に生活に取り入れて、美容と健康を保持しましょう!

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