里芋に味を染み込ませるには?美味しく作るコツとレシピを紹介!
美味しい里芋の煮物が食べたいけど、どうしたら味が染み込むの!?
そう思ったことはありませんか?
私は以前、味をしみこませようと思って長時間煮込んだら、煮込みすぎて見た目の悪い形の崩れた煮物となってしまいました。
味は染み込ませたいけど、形は綺麗な里芋の煮物が作りたいですよね。
今回は里芋に味を染み込ませる方法や、美味しく煮物を作るコツやおすすめレシピをご紹介していきます!
里芋に味を染み込ませる方法!
里芋に限らずどんな煮物もそうですが、作るのは簡単そうに見えて実は奥が深く、下準備とどう作るかで味に大きな差が出ます。
まずはどうしたら味が染み込みやすくなるのか、その方法をご紹介していきます。
下ゆでしてぬめりを取り除く
里芋はぬめり気がありますので、取り除くとアクがなくなり味も染み込みやすくなります。
一手間ですがぜひ下準備としてしてくださいね!
ぬめりとりの方法は、皮を向いた里芋を水でよく洗い、塩を振ります。
よく揉み込んで、また水で洗います。
そして水を入れた鍋に里芋も入れて沸騰させ、2分煮て、煮汁をこぼせば完了です。
落し蓋をする
落とし蓋もできればしてください。
煮汁が急激に蒸発するのを避け、ゆっくりじっくりと味が染み込んでいきます。
火を止めてからも、そのまま落とし蓋をしたままにしておくとより良いです!
調味料を入れる順番が大事!
煮物は調味料を入れる順番が大切です。
砂糖やみりんなどは味が染み込みにくいので一番最初に入れましょう。
そしてまだ煮えてない段階で、醤油を入れてしまうと里芋に火が通りにくくなってしまいます。
しっかりと火が通ったことを確認してから醤油で味付けをしていきましょう!
出来上がったら一旦冷ます
里芋は煮てから、一旦冷ました方のが味が染み込みます。
冷ます時は急激に冷ますのではなく、常温で冷ますことが大切です。
あたたかい煮物が良ければ一旦冷めてからもう一度加熱し、召し上がっていただくと味が染み込んでいて美味しいですよ!
冷凍の里芋を使う
生の里芋ではなく、冷凍の里芋を使うと味が染み込みやすく作る時間を短縮できます。
味が染み込みやすいのは、冷凍する際に繊維が壊れるためといわれています。
塩もみや下ゆで等の下準備も必要ありませんので、時間のないときにはぜひ試してみてくださいね!
里芋の煮物を美味しく作るコツ
美味しく作るコツもありますよ!
ぜひ次の4つのことに気をつけながら、里芋の煮物を作ってみてください。
里芋を同じ大きさに切る
里芋の大きさにばらつきがあると、どうしても上手に煮ることができません。
できるだけ同じような大きさに切っておくと、均一に味が染み込んで美味しくなります。
皮は厚めに、面取りもする
皮を剥く時は、気持ち分厚く剥くようにしましょう。
皮の内側の筋は食感が良くありませんので、取り残さないように皮を向き、時間があれば面取りしておくことも大切です。
鍋は平らな鍋を使用する
里芋が重なると、味にばらつきが出たり、下になった里芋が煮崩れてしまいます。
なるべく里芋同士が重ならない大きさの平の鍋を使うことも美味しく作るコツですよ!
火加減に気をつけましょう
基本的には煮崩れしない程度に弱火でコトコト煮ることが大切です。
強火で煮すぎると表面は煮えてても仲間で味が染み込まないことがあります。
里芋の煮物のおすすめレシピを紹介
基本の里芋の煮物
材料(3人分)
- 里芋・・・600g
- だし汁・・・300ml
- 薄口醤油・・・大さじ2
- みりん・・・大さじ3
- 酒・・・大さじ1と1/2
※甘い味が好みであれば、みりんの分量の半分を砂糖に変えてもオッケーです!
作り方
- 里芋の皮を厚めにむき、下準備をしてぬめりを取ります。
- 鍋の中に、里芋、だし汁、みりん(砂糖)、酒を入れて火にかけます。
- 沸いたら、落とし蓋をします。
- 弱火でコトコト煮ていき、里芋に火が通っていることを確認したら、醤油を入れます。
- さらにコトコト煮汁が少なくなるまで10分〜15分ほど煮詰めます。
- 味見をしてみて、好みの味加減であれば火を止めて、常温のまま一度さまします。
- 冷めたらお好みで温めてお召し上がりください!
里芋と鶏肉の煮物
里芋の煮物に鶏肉が入ると、ますます美味しく、ご飯も進む、食べ応えのある煮物になりますよ!
材料(3人分)
- 里芋・・・500g
- 鶏もも肉・・・1枚
- さやいんげん・・・数本(彩で)
- だし汁300ml
- 酒・・・大さじ3
- みりん・・・大さじ2
- 砂糖・・・大さじ3
- 醤油・・・大さじ3
作り方
- 里芋の皮を厚めにむき、下準備をしてぬめりを取ります。
- 鍋の中に、里芋、だし汁、みりん、砂糖、酒を入れて火にかけます。
- 沸いたら、一口大に切った鶏肉を入れ、落とし蓋をします。
- 弱火でコトコト煮ていき、里芋と鶏肉に火が通っていることを確認したら、醤油を入れます。
- さらにコトコト煮汁が少なくなるまで15分ほど煮詰めます。
- 味見をしてみて、好みの味加減であれば火を止めて、別にさっと茹でておいたインゲンを散らし、常温のまま一度さまします。
- 冷めたらお好みで温めてお召し上がりください!
まとめ
いかがでしたか?
ちょっとしたコツで、美味しく味が染み込んだ里芋の煮物が作れることがお分かりいただけたと思います。
里芋の煮物は、冷蔵保存すれば3〜4日持ちますので、作り置きしておくのもおすすめです。
冷めても美味しいからお弁当の一品にもぴったりです!
今回は鶏肉と里芋の煮物をご紹介しましたが、私は他にも大根などの根菜と一緒に、またこんにゃくやイカとも煮物を作ったことがあります。
どれも美味しくておすすめです!
ぜひ、まずはここまでお伝えしてきた基本の作り方、コツをおさえてくださいね。
そして、その日の気分や冷蔵庫の残り物と相談して、美味しい里芋の煮物作りを楽しんでいただければ幸いです!
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