高カカオチョコレートの効果がすごい!?1日の摂取量と食べ方をご紹介!

高カカオチョコレートの効果がすごい!?1日の摂取量と食べ方をご紹介!

高カカオチョコレートの効果がすごい!?1日の摂取量と食べ方をご紹介!

チョコレート

最近、流行ってる高カカオチョコレート。

 

 

カカオには健康効果があるらしいけど具体的にどんな効果があるの?

 

 

と疑問に思ってる人も多いんじゃないでしょうか?

 

 

最近ではチョコレートに期待される健康効果や、カカオに含まれるポリフェノールなどの研究がすすんでいます。

 

 

今回は、高カカオチョコレートの効果について調べてみました。

 

1日の摂取量や食べ方、注意点などをあわせてご紹介いたします。


高カカオチョコレートのカカオ成分はどれくらい?

カカオ豆

ポリフェノールの含有量の多さなどから注目度が高まり、高カカオチョコレートの人気が急増していますね。

 

 

通常、チョコレートのカカオの含有量は約30〜40%です。

 

対して高カカオチョコレートと呼ばれるもののカカオの含有量は70%以上です。

 

中には原材料の95%がカカオのチョコレートも販売されています。


高カカオチョコレートの効果は?

愛知学院大学と株式会社明治が共同で研究した結果、チョコレートの原材料であるカカオのさまざまな効能が確認されました。

 

研究では4週間毎日25gのカカオポリフェノールを含むチョコレートを摂取し、体の状態の変化を検証しました。

 

 

また、国内外のさまざまな研究から解明された高カカオチョコレートの効果には以下のものがあげられます。

 

血圧の低下

カカオポリフェノールを多く含むチョコレートを摂取していただくことで、血圧が低下しました。

 

特に高血圧の人の血圧低下量が大きく、正常の血圧の人の変化は小さいという理想的な変化が見られました。

 

血圧を下げて正常値にもどす効果があるといえるでしょう。

 

血管の拡大

チョコレートを食べると、血管を広げる作用が期待できることがわかりました。

 

血管の詰まりが血圧の上昇の起因です。

 

 

カカオポリフェノールは、小腸で吸収され、血管の内部に入ります。

 

血管の内部に炎症が生じている場合には、その炎症により、血管が狭くなり、赤血球が通り抜けにくくなっています。

 

 

そこに、カカオポリフェノールが作用することで、炎症が軽減され血管が広くなる効果が期待できます。

 

これによって、赤血球が通りやすくなると考えられます。

 

 

ヨーロッパで行われた検証では普通のチョコレートが使用され、被験者は1日に100gのチョコレートを食べていました。

 

結果、チョコレートによるメリットは認められたものの、高カロリーであるという指摘を受けました。

 

 

愛知学院大学と株式会社明治の研究にはカカオが72%含まれるカカオ分72%の高カカオポリフェノールチョコレートを使用して行われました。

 

その結果、高血圧の血圧低下は認められたものの、体重や体格指数(BMI)などの数字に影響は出ませんでした。

 

糖尿病にも効果的!

高カカオチョコレートには、インスリン抵抗性を低下させ、感受性を高めていることから、インスリンの効き方をよくする効果が期待ができることがわかりました。

 

 

また、「血糖スパイクを避ける」ことは糖尿病患者に重要だと言われています。

 

血糖スパイクとは、食後の1~2時間に血糖値が急上昇することです。

 

食後の血糖値の上昇が激しいと血管を炒めるため、食後の血糖値の急上昇にも対策が必要です。

 

一般の健康診断では、空腹時の血糖値を調べるために血糖スパイクの状態を把握できないため、注意が必要です。

 

 

チョコレートの原料であるカカオに含まれるカカオポリフェノールと食物繊維は血糖スパイクの予防に効果があると期待されています。

 

カカオに含まれる食物繊維のリグニンは、消化吸収を緩やかにする作用があります。

 

よって、食事から取った糖質の消化吸収も遅くなるため、食後血糖値の急上昇を抑えられる可能性があります。

 

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精神的、肉体的に活動的になる!

愛知学院大学と株式会社明治の行った研究で、高カカオチョコレートの摂取により、精神的・肉体的に活動的になることがわかりました。

 

 

研究期間を終えた被験者へのアンケートにより、

 

  • 体の痛みは、全然なく、体の痛みのためにいつもの仕事が妨げられることが全然なかった。
  • 健康状態は、非常に良い。
  • 過去1カ月(研究期間中)、いつでも活力にあふれていた。
  • 過去1カ月、仕事や普段の活動をした時に、心理的な理由で問題がなかった。
  • 過去1カ月、落ち着いていて、楽しく、おだやかな気分であった。

 

という総合結果が得られました。

 

 

善玉コレステロールの増加

善玉コレステロールの増加と、強力な酸化抑制効果が得られることが分かりました。

 

 

人間の血液中には「LDLコレステロール」と「HDLコレステロール」があります。

 

悪玉コレステロールと呼ばれている「LDLコレステロール」は、肝臓から体内のさまざまな期間にコレステロールを運びます。

 

善玉コレステロールと呼ばれている「HDLコレステロール」は、体内の過剰なコレステロールを回収し、肝臓に戻す働きをします。

 

 

血管を健康に保つためには

 

  • LDLコレステロールを増やさない
  • HDLコレステロールを増やす
  • LDLコレステロールの酸化を抑制する

 

の三つが重要だと言われています。

 

 

高カカオチョコレートの日常摂取により、「HDLコレステロール」の増加が確認されました。

 

 

カカオポリフェノールがもつ、強力な酸化抑制効果により、「LDLコレステロール」の酸化が抑制されると考えられます。

 

酸化抑制効果

カカオポリフェノールには、強力な抗酸化作用があると言われています。

 

 

体の酸化は

 

  • シミ・シワ・くすみなど肌荒れ
  • 白髪など老化現象がおきる
  • 免疫力が落ちる
  • 脳の神経細胞の損傷

 

を起こすだけでなく、

 

  • 生活習慣病
  • 動脈硬化
  • ガン
  • 肝疾患

 

などの原因にもなります。

 

 

カカオに含まれるカカオポリフェノールには、これらを予防する効果のある抗酸化作用が期待されています。

 

動脈硬化のリスクを下げる

カカオポリフェノールにより、動脈硬化につながる、炎症や酸化ストレスが低下する効果が認められました。

 

認知機能に好影響!アルツハイマー型認知症の予防に!

チョコレートの摂取により、脳細胞を増やすために必要とされているBDNFが上昇したことが確認されました。

 

 

BDNFとは、脳の活動を支える物質の一つです。

 

そしてBDNFは最近、アルツハイマー型認知症や記憶・学習などの認知機能と関連性が報告されています。

 

 

また、カカオポリフェノールは脳血流量を上昇させることもわかっています。

 

脳血流量の上昇により、認知機能テストのスコアが上昇することも報告されています。

 

 

チョコレートの摂取量が多い人は、認知機能テストの結果がよいという報告もあります。

 

骨粗鬆症の予防に

高カカオチョコレートはミネラル含有量はとても豊富です。

 

高カカオチョコレートに含まれるミネラルは、日頃の食事からはなかなか摂取できないものです。

 

カルシウムと合わせてバランスよく取れる高カカオチョコレートは骨粗鬆症が心配される中高年にも理想的な食べ物です。

 

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高カカオチョコレートの1日の摂取目安は?

板チョコ

 

高カカオチョコレートの効果的な摂取量は1日約25gほどです。

 

 

ポリフェノールの抗酸化力にはあまり持続性がありません。

 

より効果的に食べるには、1回5gを1日で5回に分けて食べるのが良いでしょう。

 

 

カカオ含有量が増えると、摂取するポリフェノールと食物繊維の量は増えます。

 

カカオ含有量が高いチョコレートは苦みも増して食べにくい場合があります。

 

口当たりの良い、70%のものから始めて見るといいですよ!


高カカオチョコレートの栄養成分は?

商品にもよりますが、一般的な高カカオチョコレートのカロリーは100gで550~650kcal程です。

 

高カカオチョコレートには豊富なミネラルが含まれています。

 

ミネラル チョコレート100g中の含有量
カリウム 722mg
マグネシウム 230mg
カルシウム 73.7mg
リン 311mg
鉄分 12mg
ナトリウム 20.2mg
亜鉛 3.3mg
1.8mg
マンガン 2mg
セレニウム 6.9mg

 

ビタミンA,K,B12やナイアシンも含まれています。

 

 

(参考:http://nutritiondata.self.com/facts/sweets/10638/2 )

 

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食べ過ぎに注意!高カカオチョコレートを食べすぎることのデメリット

国民生活センターによる調査の発表による、高いカカオチョコレートを摂取するときのデメリットは次の通りです。

 

脂質が多くエネルギーが相対的に高い。

高カカオチョコレートは普通のチョコレートと比べて脂質が1.2〜1.5倍あります。

 

これは、30〜49歳女性の生活習慣病予防のために目標とすべき脂質の1日の摂取量に相当します。

 

高カカオチョコレートの食べ過ぎは脂質の過剰摂取になるため、注意が必要です。

 

テオブロミンやカフェインなどの利尿作用や興奮作用のあるものが含まれている。

テオブロミンやカフェインが、普通のチョコレートより約4倍のものもありました。

 

気管支拡張効果がある高カカオチョコレートは、気管支拡張薬として使用されているテオフィリン等の医薬品を使用している人は摂取量に注意が必要です。

 

残留農薬やカビ毒のアフラトキシンが生鮮カカオ豆から検出され積戻しや廃棄が行われた報告があった。

 

カビ毒の一種であるアフラトキシンは熱に強いものが多く、加工時に分解されることなく商品に残留する可能性があります。

 

汚染として問題となる量ではなかったものの、多くの高カカオチョコレートからはアフラトキシンが極微量検出されました。

 

重金属であるカドミウム含量が検出された。

すぐに健康被害を及ぼす量ではないものの、微量のカドミウムが検出されました。

 

接触性の金属アレルギー物質であるニッケルが普通のチョコレートの1.9〜3.8倍含まれていた。

ニッケルは経口摂取でもアレルギー反応が見られた例があるため、ニッケルアレルギーを有する人は注意しましょう。

 

 

チョコレートの飲食によるアレルギー反応が出た場合、アレルゲンの多くはナッツ・ミルク・小麦等に由来しています。

 

チョコレートを食べてアレルギーを起こす人が必ずしもニッケルアレルギーを有するというわけではありません。

 

 

また、カカオ(チョコレート)によるアレルギーも一定数の発症が認められています。

 

 

高カカオチョコレートに過度に健康効果などを期待して摂取することは望ましくありません。

 

嗜好品として食べる場合は、脂質の過剰摂取にならないように気をつけましょう。

まとめ

これほどたくさんの効能が高カカオチョコレートにはあるんですね!

 

 

積極的に取り入れたい習慣ですが、どんな食べ物でも過剰摂取は不健康に繋がります。

 

その他の食事と調節しながら、上手なチョコレートの食べ方をみつけましょう。

 

 

多くのメーカーがあらゆる種類の高カカオチョコレートをうたった商品を販売しています。

 

お気に入りのチョコレートが見つかるまで、食べ比べをしてみるのもいいと思います。

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