魚をおいしく解凍する方法は?おいしく調理するコツを紹介!

魚をおいしく解凍する方法は?おいしく調理するコツを紹介!

魚をおいしく解凍する方法は?おいしく調理するコツを紹介!

冷凍鮭

 

 

スーパーの特売で買った魚を家で冷凍保存し、後日、解凍して食べることはよくありますよね。

 

解凍した魚を食べたとき、「魚が固い!」「パサパサする!」と落胆したことはありませんか?

 

 

魚が固くなる、パサパサになる理由は、解凍方法 に原因があるんです。

 

冷凍しておいた魚を解凍したとき、魚から赤い液体がしみ出ていたことはないですか?

 

 

この赤い液体の正体は…

 

 

解凍している過程で、魚から水分やたんぱく質、うまみ成分などが出てしまい、その結果、赤い液体となって魚からしみ出たのです。

 

赤い液体が魚からしみ出ると、魚を食べたときに固くなったりパサパサしたりして、魚がおいしくなくなってしまいます。

 

 

赤い液体が出ないようにするには、解凍するときにコツがあります。

 

ではどうしたら赤い液体が魚から出ないように解凍することができるのでしょうか。

 

 

家で魚をおいしく解凍する方法、おいしく調理するコツを紹介します。


魚をおいしく解凍する方法!

 

魚をおいしく解凍するには、できるだけ魚から水分が流れでないように、赤い液体が出ないようにすることが大切です。

 

解凍するときに魚から水分が出ることで、たんぱく質もうまみ成分も出てしまうからです。

 

 

赤い液体は「ドリップ」と呼ばれています。

 

ドリップは、解凍するときに魚の組織が傷ついて、細胞内の水分やたんぱく質、うまみ成分などが外に流れ出たもの。

 

冷凍した魚を解凍して食べたときの「固い」「パサつく」原因はドリップが出てしまったからなんです。

 

 

つまりは、ドリップが出ないように解凍すれば、魚はおいしく食べられるということ。

 

では、どうしたらドリップが出ないように解凍することができるのでしょうか?

 

 

魚をおいしく解凍するコツは、

 

 

低温で解凍する

 

 

ことです

 

 

 

低温とは、魚が凍るか凍らないかの温度約0℃前後から、雑菌の繁殖を抑えて品質を保てる温度約10℃以下のこと。

 

 

つまり冷蔵庫の温度設定でいうと、チルド、冷蔵に相当します。

 

低温で解凍することで、魚の細胞の傷みを少なくすることができ、ドリップの量を最小限に抑えることができます。

 

 

冷凍した魚を解凍する方法として、主に5つの方法があります。

 

  • 冷蔵庫に移して解凍する方法
  • 室内に置いて自然解凍する方法
  • 流水を使って解凍する方法
  • 氷水を使って解凍する方法
  • 電子レンジで急速解凍する方法

 

それぞれの解凍の特徴についてお話します。

魚を解凍する時の注意点!

 

解凍する時間や調理の仕方によって解凍方法が変わってきます。

 

それぞれの解凍方法の特徴や注意点について説明しましょう。

 

 

1. 冷蔵庫に移して解凍する方法

冷蔵庫

 

5つの解凍方法のなかで、簡単でドリップの出にくい方法です。

 

低い温度を保って時間をかけて解凍することで、魚のうまみを逃がさず、また、魚の細胞を傷つけずにおいしさを保ったまま、解凍ができます。

 

 

チルド機能付きの冷蔵庫なら、よりいいでしょう。

 

低温で解凍するので、雑菌が繁殖しにくく、特に魚を生で食べる時に適した解凍方法といえます。

 

 

ただ欠点として、解凍するのに時間がかかるので、あらかじめ、献立を立てておいて、前もって魚を解凍するといいですよ。

 

夕食に冷凍した魚を使う場合は、前日の夜か、その日の朝には冷蔵庫に移しておきましょう。

 

2. 室内に置いて自然解凍する方法

 

一番簡単な解凍方法ですが、室温に放置して解凍するため、雑菌が繁殖する可能性があります。 

 

夏は気温が高くて雑菌が繁殖しやすいので、気をつけましょうね。

 

魚の身が厚いと、中まで解凍するのに時間がかかるため、大きな魚の解凍には向いていませんよ。

 

 

この方法は、火を通す焼き魚や煮魚にむいた解凍方法といえます。

 

欠点は、季節によって室内の温度が変化して解凍する時間が分かりにくいこと、雑菌が繁殖しやすいことです。

 

 

また、解凍しすぎた場合はドリップが出てしまうので、解凍する時間に注意が必要です。

 

3. 流水を使って解凍する方法

 

解凍する方法の中で、解凍する時間が少ない方法のひとつです。

 

早く解凍できて、ドリップがでにくく、おいしさを保ったまま解凍することができます。

 

 

注意する点は、魚を濡らさないこと。

 

魚が水に浸かると、身がふやけたり、うまみ成分が流出してしまうので、おいしさを損なうので、ビニール袋に入れてしっかり密閉した状態で解凍してくださいね。

 

 

欠点は流水下で解凍するので、水がもったいない、水道代がかかることでしょう。

 

4. 氷水を使って解凍する方法

 

氷水を使って解凍するので、流水を使って解凍する方法と解凍の仕方はほぼ同じです。

 

 

流水ではなく氷水を用意し、数十分ごとに氷を足すか氷水を交換します。

 

氷水を使った解凍は魚のおいしさを保つ方法としては、流水で解凍する方法より上で、よりドリップが出にくい方法といえます。

 

欠点は、氷を用意する、氷もしくは氷水を交換することが面倒なことでしょう。

 

5. 電子レンジで急速解凍する方法

 

電子レンジでの解凍は時間がかからないので便利です。

 

しかし、魚に熱が通り過ぎて変色したり、まだ凍っている部分があったりと、加熱にムラがでてしまうことがあります。

 

 

解凍する魚の厚みや重さから、加熱する時間を調節することになるので、慣れないと難しいでしょう。

 

 

魚をおいしく解凍できるかどうかは、電子レンジの性能にもかかっています。

 

お使いの電子レンジの説明書をみて解凍しましょう。

 

 

おいしく魚を解凍するおすすめの方法は、

 

 

冷蔵庫に移して解凍する方法

 

 

です。

 

 

この方法は、細胞の傷みが少なく、ドリップが出にくいので、おいしさを保ったまま解凍することができます。

 

しかし、解凍する時間がないときもありますよね。

 

その時は 流水もしくは氷水を使って解凍する方法がいおすすめです。

冷凍の魚をおいしく調理するコツは?

 

冷凍の魚をおいしく調理するコツは、完全に解凍しないことです。

 

つまり、半解凍で調理することで、魚の形が崩れにくくなるため、おいしく食べることができます。

 

 

お刺身の場合、完全に解凍してから切ると、切りにくいのと、切るときに身がつぶれてしまい、水分やうまみが出てしまいます。

 

また、完全に解凍した状態でお刺身を食卓に出すと、魚の温度が上がりやすくなって水分やうまみ成分が出てしまい、おいしさが半減してしまいます。

 

 

焼き魚も煮魚も、半解凍の方が火を通したときに身が崩れにくいので、見た目もおいしく食べられます。

 

魚を半解凍状態に解凍することで、おいしく食べることができるのです。

まとめ

 

魚をおいしく解凍する方法、おいしく調理するコツについて書かせていただきました。

 

まとめると、

 

  • 魚を解凍するときは、魚の水分やうまみ成分を含んだドリップが出ないように解凍する
  • ドリップが出にくいおすすめの解凍方法は、冷蔵庫に移して解凍する方法
  • 短時間で解凍したいときは、流水または氷水で解凍する方法がおすすめ
  • 室内での自然解凍は衛生上よくなく、ドリップが出やすい
  • 冷凍の魚を半解凍すると、おいしく食べれる

 

ということでした。

 

 

私の場合、冷凍した魚は冷蔵庫で解凍して食べています。

 

これが一番簡単で、楽です。

 

解凍するときは、調理する前日に冷蔵庫に入れて解凍するようにしています。

 

 

いかがでしたか?

 

この記事があなたのお役に立てれば幸いです!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

関連ページ

さんま
さんまに関する悩みや疑問を解決します。
あさり
あさりに関する悩みや疑問を解決します。
さば
さばに関する悩みや疑問を解決します。
イカ
イカに関する悩みや疑問を解決します。
鮭に関する悩みや疑問を解決します。
エビ
エビに関する悩みや疑問を解決します。
マグロ
マグロに関する悩みや疑問を解決します。
タコ
タコに関する悩みや疑問を解決します。
たらこ
たらこに関する悩みや疑問を解決します。
牡蠣
牡蠣に関する悩みや疑問を解決します。
煮干しの食べ過ぎはNG?どんなデメリットがある?
煮干しですが、だし用に大袋で購入してあるものなどをつまみ出すと、止まらなくなっちゃうこと、ありませんか? いくら体にいい食品として知られている煮干しだからって、そんなにたくさん食べてしまって大丈夫なんでしょうか? そこで今回は、煮干しを食べ過ぎても大丈夫なのか?どんな悪影響があるのかについてお話していきます。
鯖はなぜ九州だと生で食べられるの?食中毒の危険性はある?
鯖は美味しいですよね。 でも食中毒の心配から、他の魚と違って生で食べることは少ないのです。 しかし実は九州だけ「ゴマ鯖」などの種類の鯖の生身を使用した料理があるのです。 なぜなのか詳しく紹介させていただきます。