鶏肉の赤い部分は食べても大丈夫?食べるとどうなる?

鶏肉の赤い部分は食べても大丈夫?食べるとどうなる?

鶏肉の赤い部分は食べても大丈夫?食べるとどうなる?

鶏肉の赤い部分

出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10100063620

 

 

鶏肉は揚げたり焼いたりいろんな方法で食べることができますが、皆さん鶏肉というとやはり焼き加減を気にされているのではないでしょうか。

 

 

鶏肉にしっかり火が通っているか確認するにはいくつか目安がありますが簡単に判断できるのが

 

 

赤いとこれはまだダメだな…とわかるかと思います。

 

ただ赤いと絶対に食べれないものなのか疑問ですよね。

 

 

そこで今回は鶏肉の生焼けの目安と食中毒などをみていきましょう。


鶏肉の赤い部分は生焼けの印?食べられる?

 

 

鶏肉を焼く時に、骨つきなんかの場合は特にしっかり焼いたつもりでも赤部分が残ることってありますよね。

 

そんな時にこれは食べていいの?とちょっと躊躇するかもしれません。

 

 

ただちょっと待った!

 

 

それ、食べても問題ないかもしれません。

 

 

というのも鶏肉は十分加熱されていても血液や骨髄液などがみられることがあります。

 

 

この骨髄液にはコラーゲンがたっぷり含まれているとされています。

 

これを火が十分通っていないと加熱し続けると鶏肉の性質上、パサパサになってしまうので注意が必要です。

 

 

では十分に火が通っているのかどうかの判断基準ってなんなのでしょうか?

 

 

肉汁の色をまずは見よう

 

 

1番わかりやすいのは肉汁で、出てきた汁が透明であれば生ではありません。

 

ただその肉汁が濁っていればまだ十分火は通っていません。

 

 

鶏肉の中心温度も確認する

 

 

次に中の温度ですね。

 

 

竹串を使うのが一般的です竹串を刺して5秒くらい立った時に下唇の下のくぼみに当ててみてください。

 

この時にお風呂の温度より少し温かいくらいの場合には火が十分通っています。

 

もしも火の通りが悪い婆はもう少し焼くなりすれば良いですが、もしも食べている最中におかしい!と気付いたら簡単に少しレンジにかけても良いでしょう。

 

 

この際には温め過ぎないようにしましょうね。

 

 

色もチェックして

 

 

そして見た目ですね。

 

 

思い切って切ってみるのが1番わかりやすいです。

 

 

火が通っている鶏肉は白いですが火が通っていない鶏肉は赤いです。

 

ですから、切ってみて赤いうちはまだ火を通す必要があります。

 

火が通っていない鶏肉はマグロのような赤さをしています。

 

 

ではピンク色の場合はどうなのでしょうか?

 

 

もともと鶏肉にはミオグロビンという色素が含まれており、これによって肉は赤く見えるようになっています。

 

そしてこのミオグロビンが性質上、80℃くらいまで温度が上がれば酸化して褐色に変色するのですが低温調理では赤っぽい色が残ってしまうことが原因なのです。

 

 

つまりしっかり加熱したつもりでも中がピンク色にみえるのは、生焼けではなく発色現象のひとつなんですね。

 

なのでピンク色でも食べても大丈夫なケースが多いです。

 

 

ただし100%安全と判断できるわけじゃないので色だけでなく、肉汁や温度などもみて判断するのが1番です。

鶏肉で食中毒が起きる可能性は?

食中毒

 

 

鶏肉の生焼けで一番の怖いのはカンピロバクターです。

 

カンピロバクターは食中毒の一種で一般的に4月から6月におおいとされています。

 

 

だいたい国産鶏生肉の場合は61%、カンピロバクターが検出されています!

 

 

また輸入冷凍鶏肉で45%くらい。

 

つまり流通している鶏肉の半数はカンピロバクター菌があると言えます。

 

 

ちなみにカンピロバクター食中毒は一食あたりで考えると感染確率の平均値は鶏肉を生食しない家庭で0.20%くらいだと言われています。

 

 

そこまで多くはない数字ですよね。

 

 

さらには感染者の8割は普段鶏肉を生食する人であるとされています。

 

つまり感染しないためにはまずは鶏肉はしっかり火を通す!

 

というのを肝に命じておくべきです。

 

 

カンピロバクターは65℃で加熱すれば30秒くらいで死滅すると言われています。

 

 

覚えておきましょう!

 

ちなみに他にもトキソプラズマといって鶏肉には寄生虫にも注意が必要です!

 

 

このトキソプラズマは妊娠中に感染すると胎児に感染してしまい先天性トキソプラズマ症になると言われています。他にも水頭症など重大な病気に繋がることがあるので十分気をつけなくてはなりません。


中まで火を通す上手な鶏肉の焼き方

 

 

最初に肉は常温に戻して焼きます。

 

 

調理の30分以上前には冷蔵庫から出しましょう!

 

 

すると長く加熱せずにすみますよね。

 

また火をしっかりと確実に通すのであれば一口大にカットするのが1番です。

 

 

そのままで焼きたい場合は分厚い部分に包丁を入れるだけで随分違います。

 

 

観音開きにすることで厚みが均等になります!

 

この時に下味ついでに酒と砂糖をもみこみましょう!

 

すると水分が補われ焼いてもパサパサしません。

 

 

また、焼く時のコツは中火で焼き目をつけて弱火で蓋をしましょう!

 

蒸し焼きにすることで確実に火を通せます。

 

また火が通ったなというギリギリのところで火を止め加熱をやめるとパサパサにならずにすみます。

 

 

時間の目安はもも肉1枚で弱火の場合15分くらい、中火なら10分くらいです!

 

 

ちなみにレンジで加熱する方法も便利です。

 

厚さを均一にして加熱ムラを無くすことが大事です。

 

600Wで2分から2分半加熱すれば冷ましながらの余熱で火が入りますよ。

 

 

ちなみに唐揚げの場合は5分から6分くらいあげると良いんだとか!

 

 

二度揚げの場合は1分半あげて余熱で火を通し、再び40秒くらいです。

 

覚えおきましょう。

まとめ

 

いかがでしたか?

 

鶏肉が赤い場合に、その色味がピンクぽいのかどうかというのもポイントで、他には肉汁の色と中の方の温度というのも大きなポイントであることがわかったかと思います。

 

 

鶏肉を生焼けで食べると今回挙げたカンピロバクターやトキソプラズマなどのリスクが高まります。

 

 

食中毒は命の危険さえ及ぶこともある怖いものです!

 

軽くみずに、特に小さな子供がいる家庭などではしっかり火の通りには注意しましょうね。

 

また家庭で作る場合もですが、お店で買った惣菜なんかもたまに鶏肉が赤っぽいことがあります。

 

 

この場合もよく確認して心配な場合は食べないほうが良いでしょう。

 

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