メンマの手作りは意外と簡単?!自家製メンマの作り方と保存方法!

メンマの手作りは意外と簡単?!自家製メンマの作り方と保存方法!

メンマの手作りは意外と簡単?!自家製メンマの作り方と保存方法!

つけ麺に入ったメンマ

 

日本の国民食、ラーメンのトッピングといえば、チャーシューに煮卵、メンマの3拍子がお約束ではないでしょうか。

 

 

そんなラーメンを家で作る場合、チャーシューや煮卵は自宅で手作りしているけど、メンマだけは作れないから市販のものを買っている、という方も多いのでは?

 

 

瓶詰めや袋詰めなどいろいろな商品があり、なんとなくメンマ=買うものというイメージはありますよね。

 

 

でも、メンマまで自分で作ったオリジナルのラーメンができたら、それもまた楽しそうではないですか!?

 

メンマも家で作れないのかなー?と一度は考えたことある方、必見です!


自宅でもメンマは作れる?

メンマの原料って、何かご存知でしょうか?

 

メンマは、「麻竹(まちく)」という種類のたけのこからできています。

 

 

私達が想像する“たけのこ”とはちょっと違い、1〜2m程度に成長した麻竹のたけのこを、発酵・乾燥・味付けした加工食品が、メンマです。

 

 

この麻竹という種類の竹は日本ではなじみが薄く、生産地も限られているのですが、国内で多く流通する「孟宗竹」や「真竹」といった種類のたけのこからでも、メンマを作ることができます。

 

 

本格的に作りたい場合は、たけのこの季節の終盤に出回る、ちょっと育ち過ぎたくらいの大きめのたけのこから、市販品と同じように発酵・乾燥の過程を経て作ってみましょう。

 

お手軽に、というのであれば、市販のたけのこの水煮からでも、十分においしいメンマを作ることができますよ。

 

スポンサーリンク

自家製メンマの簡単でおいしいレシピ

たけのこ水煮スライス

たけのこの水煮で作る、お手軽レシピ

手始めに、スーパーで通年目にするたけのこの水煮を使って、メンマを作ってみましょう。

 

  1. 150g程度のたけのこの水煮を3mm厚にスライスし、ゴマ油大さじ1を熱したフライパンで炒めます。
  2. 油が全体にいきわたったら、鶏ガラスープ200cc、酒・しょうゆ各大さじ1を加えて、中火で煮詰めていきます。
  3. 全体的に汁気がなくなったら、みりん小さじ2と香りづけのゴマ油大さじ1を加え、さらに炒めて水分を飛ばせば完成です!

 

 

メンマの歯ごたえを強く感じたい場合は、たけのこを厚めにカットしてジューシーに仕上げてください。

 

生のたけのこから発酵と乾燥を経て作る、本格レシピ

  1. 産直市場などでたけのこの旬を過ぎた頃に売っている、ちょっと育ち過ぎたたけのこを購入します。
  2. 先端の皮が密集した部分は切り落とし、皮をむき、節ごとにカットします。
  3. 節の部分は固いので、そこは切り落として廃棄します。
  4. 米ぬかとたけのこを鍋に入れ、固めの“ゆでたけのこ”になるまで1時間程度煮て、そのまま鍋のまま冷まします。
  5. 冷めたら、水を切ってたけのこを計量し、メンマの大きさにカットしてから、発酵させる過程に入ります。
  6. たけのこ1kgあたり250gの塩と一緒にビニールに入れ、塩が全体にいきわたるように揉み込みます。
  7. これを冷蔵庫の野菜室にいれ、1ヶ月ほど発酵させます。
  8. 竹が本来もっている乳酸菌の力で発酵が進み、たけのこのエグミが抜け、また塩の力で大量の水分が出た状態になります。

  9. 1ヶ月経ったら袋から取り出し、カゴなど通気性のいいものの上に並べて天日で3〜4日ほど乾燥させます。
  10. これが乾燥メンマと呼ばれる状態で、業務用スーパーなどではこの状態で売っているものもあります。

 

塩抜き

次は塩抜きです。

 

  1. 鍋に乾燥メンマと5倍程度の重量の水を入れ、火にかけて沸騰させます。
  2. 沸騰したら火を止めてそのまま冷まし、完全に冷めたら水を捨ててメンマを絞ります。
  3. これを3回繰り返し、メンマから塩が抜けたら、長い長い下準備は完了です。
  4. この後、水煮のたけのことと同様に、炒めて含め煮にし、味付けをします。

 

 

本格メンマを作る場合は、発酵の工程を経るので完成までには時間がかかりますが、発酵させることで香りと旨味がどんどん深くなり、発酵食品としての栄養価も加わります。

 

いったん乾燥させたものを戻すことで、あのメンマ特有の筋っぽい食感も生まれます。

 

季節や手間を考えて、レシピを選択してみてください。

 

スポンサーリンク

手作りメンマの保存の期間と方法は?

メンマ

水煮からつくったメンマは、タッパーなどに入れて冷蔵保存し、1週間程度で食べ切りましょう。

 

長期保存したい場合は、1回使用分ごとにラップで包んでフリーザーバックに入れ、冷凍保存すると、1ヶ月ほど保存することができます。

 

 

たけのこから本格的につくったメンマは、発酵を経ているので、タッパーに入れて冷蔵庫で2週間程度は保存することができますが、やはり長期保存の場合は、同様にして冷凍庫で保管しましょう。

 

 

塩漬けにしてカラカラになるまで乾燥させた状態のものは、ジッパー付の袋に入れて脱気し、湿気の少ない冷暗所に保管すれば、半年程度は保存することができます。

 

たけのこの季節に大量にメンマを仕込む場合は、この状態にして保存しておけば、1年中手作りのメンマを楽しむことができますね。

 

スポンサーリンク

まとめ

実はメンマが発酵食品だということを知らなかった方も、多いのではないでしょうか?

 

本格的に作ろうと思うと時間はかかりますが、作業自体は単純なことばかりですので、一度挑戦してみると、手作りメンマの奥深さにはまってしまうかもしれません。

 

 

水煮たけのこでつくったメンマは、乾燥させていないので筋っぽいメンマ特有の食感は劣りますが、手作りすれば自分好みの味付けができるのがうれしいところ。

 

コチュジャンや豆板醤などの辛味調味料を加えたり、出来上がってからラー油をたらして、その時食べる分だけアレンジすることもできます。

 

 

ラーメンにのせるだけでなく、おつまみとしても最適なメンマ。

 

ぜひ一度、自宅で手作りしてみてはいかがでしょうか?!

 

 

こちらの記事も合わせておすすめです。

 

⇒メンマを美味しくアレンジ!余ったメンマで作るおつまみやご飯物レシピ

関連ページ

メンマはダイエット向き食材?カロリーや糖質量は?便秘解消にも効果あり?
メンマがダイエットに向いている食べ物だと知っていますか? カロリーや糖質量はどうなの? 実はダイエット効果のあるメンマについて調べてまとめてみました(^^)/
メンマを美味しくアレンジ!余ったメンマで作るおつまみやご飯物レシピ
ラーメンのためにメンマを買ったけどたくさん余ってしまった! この余ってしまったメンマ、腐ってしまう前に何か別の料理に使えないだろうか・・・ 今回は、そんな余り物のメンマを使った美味しいレシピをご紹介していきます!