キャベツとレタスの見分け方とは?栄養価も違う?使い分け方は?
キャベツとレタス。
このふたつってとってもよく似ていせんか?
私も子供の頃はどっちがどっちなのかわかりませんでした。
実際パッと見ただけではどっちがどっちか分かりませんよね。
玉の状態ならまだしも、切ってしまえばほぼ違いはないように見えます。
今回は、そんなキャベツとレタスの見分け方や栄養価の違い、使い分け方などをご紹介したいと思います。
キャベツとレタスの見分け方って?
よく似ていて見分けが難しいキャベツとレタスですが、もちろん全く同じというわけではないので、見分ける方法もあります。
もっとも見分けやすい部分が、茎の切り口です。
キャベツの茎の切り口は時間がたつとクリーム色のような色になり、レタスの茎の切り口は赤みが出てきます。
これは茎を切ってから時間がたたないと出てこない違いですが、スーパーなどで見かけるキャベツとレタスはとれたてというものはあまりなので、このように違いがみられると思います。
キャベツとレタスの違いを一目で見分けるなら、この方法が1番確実でしょう。
この他にも、じっくりと見るとわかる違いもたくさんあります。
キャベツは葉が分厚く、黄緑色のような薄い色のものが多いです。
葉も比較的高くしっかりとしていて、持つとわかりますが見た目通りかそれ以上の重さがあります。
対してキャベツは、葉がとても薄くて触ると簡単にちぎれてしまうほど柔らかいです。
色もキャベツよりも濃い緑色をしていて、キャベツに比べるととても軽くなっています。
ふたつを持ち比べてみると分かりますが、その重さの差は倍近くあるのではないかと思うくらいの違いがあります。
スーパーなどではレタスは触るとちぎれるなどのこともあるのでフィルムにくるまれていますが、キャベツはそのままの状態で並べられていることが多いです。
簡単に見分けるには、わかりやすい茎の切り口の色と、持った時の重さがおすすめですよ。
キャベツとレタスは栄養価がぜんぜん違う?
キャベツとレタスに含まれている栄養の種類はほとんど同じなのですが、その量には違いがあるものがあります。
まず最も大きい違いが、ビタミンAの量です。
キャベツに含まれるビタミンAが100gあたり5μgなのに対し、レタスはなんとその28倍の240μgも含まれています。
ビタミンAには視力の維持や乾燥肌の予防、免疫力をあげる効果などがあります。
見た目がこんなに似ていても、やはり中身まで同じというわけではないのですね。
他にも、ビタミンCはキャベツの方が4倍ほど、カロリーもどちらも低いのですが、キャベツの方が2倍ほどあります。
カロリーが倍あるとはいってもキャベツも100gで24キロカロリーしかないので、食べ過ぎても太る心配はありませんよ。
むしろキャベツへの置き換えダイエットなどは痩せる効果もありますので、ダイエット時にもたくさん食べて大丈夫です。
キャベツとレタスの使い分け方は?
キャベツとレタスの使い分け方ですが、キャベツは生で食べることも多いですが火を通して食べることも多く、対してレタスはサラダなどそのままの状態で食べることがほとんどです。
また、キャベツはメイン料理に使うことも少なくないですが、レタスはあまりメインに使われることはなく、副菜として食卓に並びます。
考えてみると確かにレタスを火に通して食べることはないですし、レタスを使ったメイン料理もあまりないですよね。
しかしキャベツはロールキャベツや野菜炒め、ホイコーローなどでも欠かせませんし、レタスよりもよく食べている気がします。
基本的に火を通して食べるメイン料理に使うのがキャベツ、生で食べる副菜に使うのがレタスだと覚えると分かりやすいかもしれません。
また、レタスはやわらかく切るよりもちぎって使うことが多いので、切るのはキャベツ、ちぎるのはレタスだという覚え方もいいのではないでしょうか。
まとめ
キャベツとレタスは、
- 茎の切り口が時間がたつと、キャベツはクリーム色に、レタスは赤みが出る
- キャベツは葉が固くて分厚く、色が薄くて重みがある
- レタスは葉が薄く柔らかく、色が濃くて比較的軽い
- レタスにはビタミンAがキャベツの28倍、キャベツにはビタミンCが4倍、カロリーが2倍含まれている
- キャベツは火を通して食べることがあるが、レタスは生の状態で食べることがほとんど
- キャベツはメインに使われることも多いが、レタスは副菜が多い
ということでした。
たしかに見分けるのが難しいキャベツ地レタスですが、こんなに違いがあったとは知りませんでした。
茎の切り口にこんなに違いがあることを知っていると、見分けがラクになりますね。
キャベツとレタスは、似ているようですが見た目にも、栄養にも、食べ方にも、違いがたくさんあります。
ぜひみなさんも、それぞれに適した調理方法でキャベツとレタスを美味しくいただいでくださいね。
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