パイナップルとはちみつは喉の炎症や咳止めに最強? 美肌やダイエットにも!
喉が痛いとはちみつを勧められるのは、多くの人に経験があると思います。
体調が良いときでも食べたくなる自然の甘みであるはちみつが健康に良いのは良く知られていますね。
喉や気管支炎にはちみつ、と「パイナップル」の組み合わせでは、驚く程即効性があるんです。
去年百日咳にかかった私は、一度咳き込むとなかなか止まらなく大変苦しい思いをしました。
結局咳き込み過ぎで肋骨3本にヒビが入り、それはそれは痛い思いをしました。
肋骨にヒビが入ると咳をする度に激痛が起こります。
耳鼻科から処方された咳止めや吸引機でもなかなか喉の不快感が取れず心身共に参っていました。
ところがお見舞いに来てくれた友人の差し入れであった生のパイナップルをすりおろしたものを食べるとすっと喉が開くのを実感できたのです!
その後、調べてみてわかった、はちみつとパイナップルの効果をご紹介します。
パイナップルとはちみつが喉の炎症や咳止めに最高に効く理由
生の蜂蜜には抗酸化成分や抗菌作用があります。
抗酸化成分と抗菌作用はどちらも喉の炎症を抑えたり、咳止めに高い効果を持ちます。
また、生のパイナップルに含まれる酵素である「ブロメライン」には、抗炎症効果があります。
たんぱく質分解酵素であるブロメラインは、たんぱく質を分解して消化を助けるだけでなく、一部そのまま血中に吸収されます。
吸収されたブロメラインは伝染病を予防し、細菌を消滅させる効果があります。
去痰剤にも配合されることのあるブロメラインは、ドイツでは鼻炎や怪我の炎症、静脈の腫れに対して利用され、効果を発揮しています。
市販の咳止め薬には咳を起こす中枢に作用するリン酸コデイン、気管支を拡張させる作用をもつd?-メチルエフェドリン塩酸塩が配合されています。
生の蜂蜜の抗酸化成分や抗菌作用は咳止めよりも効果が高い事がアメリカのペンシルベニア州立大学の研究により明らかにされました。
ドイツではすでに天然の抗炎症薬として販売されているブロメラインと、生の蜂蜜は咳止めを根本から治す黄金コンビなんです!
パイナップルと生の蜂蜜に含まれる酵素は80種類を超えます。
パイナップルと生の蜂蜜の酵素により、体の内側から精神面に至までサポートして健康状態に戻る効果を発揮します。
喉の不調だけでなく、体全体の免疫力を高める効果があるんですね!
パイナップルとはちみつに期待できる7つの効果は?
パイナップルとはちみつの効果は喉だけにとどまりません!
パイナップルとはちみつを同時に食べる事により、期待できる7つの効果をご紹介します。
1. 美肌
パイナップルにはビタミンC、ビタミンB2、ビタミンB6という皮膚に必要なミネラルが含まれています。
しみやそばかすの原因になるメラニン色素の生成を抑える効果があるビタミンCと、皮膚を丈夫にする作用のあるビタミンB2、ビタミンB6には皮膚の健康を促進する効果があります。
また、パイナップルには「パイナップルセラミド」という成分が含まれています。
潤い成分であるセラミドは、コラーゲンやヒルアロン酸と共に注目される美容成分で、各種化粧品に配合されています。
保湿成分として知られているセラミドですが、「パイナップルセラミド」には美白効果がより高いことが臨床実験により証明されています。
保湿力の向上だけでなく、肌の乾燥やシワを予防する効果も研究により明らかになっています。
人間の皮膚は常に生まれ変わっています。
肌の新陳代謝はターンオーバーと呼ばれます。
皮膚が常に若々しくあるためには、ターンオーバーが規則的に行われることが大事です。
パイナップルにも生はちみつにも、肌の新陳代謝「ターンオーバー」を即する作用があります。
生はちみつの抗菌作用は、皮膚の荒れや吹き出物などにも効果的です。
パイナップルとはちみつを一緒に食べると、肌のトラブルの解決につながり、さらに美肌効果が期待できます。
2. 疲労回復
多くのスポーツ選手が試合中や前後にはちみつを食べています。
消化吸収が早い上、多くのビタミンB群を含むはちみつは、迅速なエネルギー補給にぴったりな一品です。
そして水分の豊富なパイナップルには、エネルギー源となる炭水化物と、糖質をエネルギーに変換するビタミンB1が含まれています。
夏バテや激しい運動の後の迅速な疲労回復には、はちみつとパイナップルは効果的です。
消化吸収がより早くなる様にパイナップルジュースにはちみつを溶かしたものがおすすめです!
この組み合わせには、肉体的な疲労回復だけでなく、精神的な疲労回復にも効果があります。
ストレスや長時間コンピューター作業をした後など、頭を使ったあとにはちみつの糖分と、パイナップルの糖質をエネルギーに換えるビタミンB1でリフレッシュしてくださいね!
3. 貧血予防
貧血予防には、鉄分と葉酸を摂取することが大事だと言われています。
パイナップルとはちみつには、鉄分と葉酸、両方が含まれています。
また、はちみつに含まれるビタミンチャアミノ酸は鉄分吸収を助長し、血液量を増やす働きをします。
4. アンチエイジング
パイナップルに含まれるパイナップルセラミドは、肌の保湿の要であるヒアルロン酸やコラーゲンの生成を促進します。
また、パイナップルセラミドは若返りの遺伝子と呼ばれるEGFの働きを活性化させるため、アンチエイジングの効果が期待できます。
生はちみつの血液の質を向上させる効果と抗酸化作用により、新しい細胞の成長を促すため、体内の細胞が活性化し「若返り」を実現します。
5. デトックス効果
パイナップルに含まれるカリウムは、体内の余分な水分を排出する働きがあります。
体内に溜まった毒素は腸と肝臓により排出されますが、カリウムは肝臓に蓄積した老廃物の排出を助長します。
また、水溶性、不溶性の植物繊維を豊富に含むので、腸の調子を整えます。
有害物質の排出にはパイナップルの食物繊維が、そして腸内細菌ははちみつのもつ酵素が整えてくれます。
6. ダイエット
一時期流行したので、パイナップルダイエットを知っている人も多いですね。
パイナップルのカロリーはりんごやぶどうなどとそんなに大差はありません。
しかし、パイナップルに含まれるブロメラインは体内脂肪を分解する役目を果たします。
また、食物繊維が豊富に含まれているので、腸内環境を整えて、便通を良くします。
パイナップルに含まれるマンガンも、糖質や脂質の代謝を即すので、脂肪として溜まりにくくなります。
生はちみつの甘さは天然の果糖とブドウ等です。
良質の糖分により、脳内のメカニズムがコントロールされ、甘いものの欲求や血糖値が抑えられるようになります。
7. 妊娠力を上げる
妊娠に必要な多くの栄養を普通の食事だけで摂取しようとなるとメニュー作りが大変ですよね。
生はちみつには妊娠の要として知られる葉酸のほかにも多くのビタミン類や鉄などミネラル類が豊富に含まれています。
また、パナップルによる抗酸化作用は、体内の酸化を予防して卵子や精子の質の低下を抑制します。
パイナップルとはちみつのコンビは病気予防、健康促進にも効果!
パイナップルには、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンC、カルシウム、カリウム、食物繊維(水溶性、不溶性)、と豊富な酵素(ブロメライン)が含まれています。
生はちみつに含まれる酵素はなんと80種類以上もあります。
パイナップルと生はちみつで望める効果は、喉の正常化のほかにも
- 免疫力の強化
- 消化促進(食欲増進)
- がん細胞を攻撃
- 骨粗鬆症の予防
- 糖尿病の予防
などに効果があります。
こだわるほど効果が高まる?
これだけ効果が豊富なパイナップルとはちみつのコンビですが、少しこだわりを持つとさらに高い効果が得られます。
摂取の仕方にこだわる!
パイナップルの酵素はすりおろす事で、3倍以上効果が高くなります。
すりおろしたパイナップルやパイナップルジュースにはちみつをいれてゆっくり飲むと、吸収率があがりより効果的です。
パイナップルやはちみつに含まれる酵素は熱に弱く、60度以上の熱で破壊されてしまいます。
寒い時期だからといって熱いお湯で割ったり、加熱はしないで常温で摂取しましょう。
またフルーツは胃が空の時に摂取することで、その消化吸収がより早く行われます。
食後のデザートではなく、食間の空腹時などに摂取するとより効果的です。
パイナップルにこだわる!
パイナップルは追熟しません。
収穫された時点の甘さがパイナップルの味の要なんですね。
南国のフルーツ、外国のフルーツというイメージのパイナップルですが、日本では沖縄県で栽培されています。
国内産の場合、移送距離が短くなるために、より熟したパイナップルが味わえます。
糖度が実の下に溜まるため、葉の部分を切って逆さにしておくと果実全体が甘くなります。
切る前に一手間加えると全体がおいしく食べられますよ!
はちみつにこだわる!
生はちみつに含まれる酵素は60度以上の熱で破壊されてしまいます。
安価の外国産のはちみつの多くは、樽で輸出入されています。
パッケージに詰め替える手順で温められるため、じつは酵素の多くがすでに破壊されてしまっています。
また、はちみつと銘打っているものでも糖分が加えられているものがあります。
高い効果を得る為に、生はちみつを選びましょう。
多種多様にあるはちみつの種類ですが、よりパワフルなはちみつをご紹介します。
シドルハニー
アラブの王族御用達であるシドルハニーは、ナツメの花から採れるはちみつです。
シドルハニーが採れる地域は乾燥地帯で野草から採れるため、農薬や公害などの心配もありません。
高い抗菌力、殺菌力があり、他のはちみつよりも効果が絶大だとして近年注目されています。
マヌカハニー
ニュージーランドにしか自生していない低木の野生植物であるマヌカから採取されるはちみつです。
産地のニュージーランドでは古くから薬として使われてきた、高い殺菌力と美容効果があるはちみつです。
やや固めなので、ジュースにはむいていませんが、切ったパイナップルに塗って食べるのにおすすめです。
みかん花のはちみつ
日本でも多く生産されているみかん花のはちみつは、甘みも柔らかく、上品な味わいで食べやすいはちみつです。
また、柑橘類は豊富なビタミンCで喉の調子を戸と燃えます。
みかん花はちみつの効果には咳止めや胃の調子を整えるほか、整腸にも効果があります。
まとめ
パイナップルとはちみつは、味だけでなく喉、気管支の回復には最強のコンビなんですね!
喉や気管支に留まらず、整腸作用や美肌効果、アンチエイジングなどなど、数えきれない効果が見られます。
なによりおいしいこと、良薬口に苦しといいますが、はちみつとパイナップルなら子供でも喜んで食べてくれるので安心です。
咳や喉に効果があるといっても、パイナップルとはちみつが主食にならないように気をつけなければいけませんよ!
しっかり他の栄養分もとりつつ、薬のような量で食事の合間に取る様にしましょう。
おいしく治せる、夢の治療法ですね。
美容に若返りに、健康に、こだわったパイナップルと生はちみつで日常に楽しみを増やしていきましょう。
関連ページ
- パイナップルでつわりを乗り越える!赤ちゃんへの影響は大丈夫?
- 多くのつわり中の女性を元気づけるフルーツが「パイナップル」です! 栄養満点、水分豊富の南国のフルーツであるパイナップルが、つわりとどういった関係にあるのか調べてみました。 パイナップルが与える母子への影響と合わせて解説いたします。
- パイナップルと食べ合わせがいいもの・悪いものは? ヨーグルトはどう?
- パイナップルもスーパーでは年中取り扱われるようになり、日本でもますます身近な果物になりましたね。 しかし急激に身近になったパイナップルの食べ合わせの良し悪し、意外と知らない人が多いのが現状です。 簡単に手に入るものだからこそ、他の食材との相性を知っておきたいですね! 今回は、パイナップルの食べ合わせについて調べてみました。
- パイナップルは赤ちゃんにあげても大丈夫?パイナップルを使った離乳食レシピをご紹介!
- 新生児だった赤ちゃんがあっという間におすわりをして、食べ物に興味を示したら、離乳食の始まりです。 毎日少量の離乳食を作っていると、新しい食材をあげるタイミングが気になりますね。 近年では年中どこでも購入できるパイナップルを赤ちゃんにあげるのはいつ頃なのでしょうか。 今回は赤ちゃんにパイナップルをあたえる適切な時期を調べてみました。